
「4年生以上の全校舎に空きが!」
中学受験2024にあたって例年満席だらけのSAPIXで、ほとんどの校舎が
満員になっていない事が話題です。2023年4月26日時点では、4年生以上
の全校舎に空きがある状況のようです。
SAPIXの各校舎が空きだらけ!4年生以上は全校舎で空き!何が理由?サピックス!2024中学受験
中学受験で御三家やその他の最難関中学~難関中学へ、圧倒的な合格実績を
ほこっているのがSAPIX(サピックス)です。
そのSAPIXで、例年はすぐに満席になる各校舎で、2024年中学受験に関して
は「空き」が大量に出ているようです。
特に4年生以上は、全校舎で空きがあり、満室にはなっていません(2023年
4月26日時点)。
出典:https://www.sapientica.com/cm/cat/entrancestop/
SAPIXの各校舎で定員があまり埋まっていない+4年生以上は
全ての校舎で空きがある理由はなんなのでしょう?
全校舎の状況なので、何か大きな変化があったのでしょうか?
・SAPIXが定員を増やした→そういった情報はないようです
・他の塾に上位層が取られている→グノーブル、早稲アカ、フォトン算数クラブなど?
・4年生~6年生から最難関!という層が減っている
・「お客様」層が賢明になってきた
・低学年からの囲い込みが結果として4年生以降に敬遠されている
SAPIXの各校舎で定員があまり埋まっていない+4年生以上は
全ての校舎で空きがある理由として考えられるのはこの辺り
かと思われます。
特に一部で言われているのは、
「低学年からの囲い込みが結果として4年生以降に敬遠されている」
この点です。
SAPIXは、近年
低学年から入塾を営業する事で、1~3年生の定員が早期に埋まり、
結果として、4年生以降でポテンシャルの高い子を取りこぼしている
(入塾させたくても人数的に取れない)という指摘が最近されて
いました。
ぶっちゃけた言い方をすると、御三家~難関の実績を出してくれる
優秀層というのは、どの学年でも一定数しかいないわけですが、
それは「低学年からSAPIXに入ったから」というよりも、もともと
ポテンシャルの高い子を入塾試験などで絞って、それらの子を
競争させて鍛え上げてという仕組みでした。
(もちろん「低学年からSAPIXに入ったから」という子もいると思いますが、
あくまでも「割合」の話です)
ただ、1-3年生から各校舎が埋まるような状況になると、どうしても
4年生以降に取れる子の絶対数が限られ、ポテンシャルの高い子で
入れたくても入れられない子が出てきていると言われていました。
また、1-3年生からずっとSAPIXという層が増えれば、ある程度の人間関係
が既にできていますので、そこにわざわざ4年生以降から入れるのは…と
なるのも分かります。
中高一貫校に高校から入学するみたいな感じかもしれませんね。
もしかしたら、そのような情報が保護者間に広まり、4年生~6年生
からSAPIXに入れるという選択をしない家庭が増えているのかも
しれません。
もちろん、そうではない可能性もありますが、事実として、4月の後半
の段階で、SAPIXの全校舎で4年生~6年生は満席になっていません。
2024年の中学受験戦線、特に最難関~難関校の、塾ごとの実績が
今から注目されます。
まとめ
以上、
SAPIXの各校舎が空きだらけ!4年生以上は全校舎で空き!何が理由?サピックス!
でした。
まあ、もともと、
「小4からSAPIXに入るためには小1から席取りが必要」
といった話自体が、SAPIXの一部校舎で昔そういうことがあった
というだけで、小4から入ること自体はできたというオチかもしれ
ませんが…。とはいえ、サピックスに入塾試験があるのは今も同じ
はずで、それはそれなりの基準のままだと思われます。
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