この記事では「中学受験の社会(地理)と地図」について
まとめています。具体的には、
「方位」「縮尺」「等高線」「地図記号」
になります。
方位(中学受験・地理)
基本は、
上が北、下が南、右が東、左が西です。
ただし、(図の右端のような)方位記号がある場合、矢印の方向が北になります。
「8方位」の場合、北東、南東、北西、南西が加わります(上記地図参照)。
受験勉強うんぬんはおいておいても、
「方位記号がなければ、地図は上が北」
は小学生も一般常識として知っておいた方が良いでしょう。
縮尺(中学受験・地理)
縮尺(しゅくしゃく):実際の距離をちぢめた割合のこと
●縮尺2万5000分の一の地図
●縮尺5万分の一の地図
基本的な縮尺はこのどちらかです。
2万5000分の一の地図上の1cm→(実際は)250m
(1×25000=25000cm=250m)
5万分の一の地図上の1cm→(実際は)500m
(1×50000=50000cm=500m)
等高線(中学受験・地理)
等高線6:海面からの高さ(海抜)が同じ地点を結んだ線。
計曲線(太い実線)、主曲線(細い実線)、補助曲線(破線、点線)
等高線の間隔がせまい→土地の傾きが急
等高線の間隔が広い→土地の傾きがゆるやか
これは、等高線の間隔が狭い=急に高さが上下しているからですし、
等高線の間隔が広い=高さの上下があまりないからというのをイメージ
できるかと思います。
計曲線(太い実線)の所に「250」とありますが、これが
標高(海面からの高さ)250mを示します。
中央に「294.1」とありますが、そこまで細い実線(主曲線)が
4本ありますので、主曲線の間隔は10mだと分かります。
ですので、この地図の縮尺は25000分の一ですね。
細い実線(主曲線)と太い実線(計曲線)が何メートルごとに
引かれているのか を確認すれば、地形図の縮尺が分かります。
地図記号(中学受験・地理)
地図記号の覚え方ですが、
●必須(主要)なものから覚える
●ジャンルに分ける
●慣れる(何度も見る)
この順番でいけると思います。
必須の地図記号
これは暗記しましょう。一般常識として知っておいた方が良いです。
●学校:「文」の字を記号化しています(○囲みなしが小中学校、○囲みありが高校です)
ちなみにこれが「大学」の地図記号です。何かセンスないですね・・・。
●市役所(東京都の区役所も):知らないと意味不明ですね・・・
●郵便局:戦前の逓信省の「テ」の字から
大事だけれど覚えずらい・間違えやすい地図記号
(左から)灯台、発電所・変電所、工場
知らないと分からんですね・・・。
灯台:海を照らす明かりが真ん中の点
発電所・変電所:タービンを記号化
工場:歯車を記号化したそうです。
(左から)警察署、交番
警棒を記号化したとの事です。
消防署:「さすまた」を記号化
問題を解いて、忘れたり、間違えたりしたら、ここを見て復習
しましょう。
まとめ
以上、
地図(方位・縮尺・等高線・地図記号)―「中学受験+塾なし」の勉強法!
でした。