
「問題文を読めない」問題
問題文を区切って条件整理
この基本が身につかないと、安定した高得点・高偏差値は望めません。
こんな悩み抱えてませんか?いや絶対あるでしょ。
・子供が問題文を読めない
・子供が問題文を読まない
・子供が問題文を読み間違える
・問題を正確に捉えられない
・得意科目では読めても、苦手科目になるといきなり読めなくなる
10年前も、20年前も同じです。何なら、50年前もおそらく同じ
はずです。問題文を正確に読めるだけで、成績はアップします。
では、どうすれば良いのか?先に答えだけ書いておきますね。
1 問題文を区切って条件を整理する
2 聞かれているポイントにだけ線を引く(あるいは○で囲む)
3 「~とありますが、」までは場所を指しているだけなので無視して良い
「問題文を区切って条件整理」は受験の基本
問題文を区切って条件整理するのは、全ての受験の基本です。
問題文を正確に読む事も練習しないとできるようにならないです。
例えば、
「問い1 ~~~~とありますが、次のア~オの中から、この時の母親の気持として、適切ではないものを2つ選びなさい」
という問題文があったとします。
いやらしい書き方ですね。でも、高品質な問題は別ですが、多くの
受験問題ってこうやって「差」をつけるんです。
要するに、問題文の読解力で差がつくんです。
国語・算数・理科・社会を問いません。
全ての教科で同じです。
【何が聞かれているか】を正確に捉えられたら、
ほぼ半分はできています。
どうすれば良いか?
区切って・条件整理
です。
全ての教科で同じです。
区切って分けないと(分かる=分ける)、何となく、ぼんやりとしたまま問題に
挑むことになります。当然正解にたどりつけません。
「問い1 ~~~~とありますが、次のア~オの中から、この時の母親の気持として、適切ではないものを2つ選びなさい」
これを区切っていくんですね。
「問い1 ~~~~とありますが、/
次のア~オの中から、/
この時の母親の気持として、/
適切ではないものを2つ選びなさい」
まあ、こんな感じです。/(スラッシュ)を入れるのが分かりやすいです。
次は、区切った中で重要な所(聞かれている所)にだけ線です。○で囲んでも良いです。
「問い1 ~~~~とありますが、/
次のア~オの中から、/
この時の母親の気持として、/
適切ではないものを2つ選びなさい」
この問題の場合は、聞かれているのは、
「この時の母親の気持」
です。
そして、選択肢の中で、
「(この時の母親の気持として)適切でないもの」
を選ばなければなりません。
さらに、
「2つ」
という条件も出されています。
問題のための問題的で、個人的には好きではないですが、解かないと
いけないなら、それに合わせないとどうしょうもないので、合わせましょう。
どうすれば「問題文を正確に読める」ようになるのか?
「問題文を区切って条件整理」を10000回位意識して演習すれば
だいたいはできるようになります。
ただし、「なんとなく」やっていると、永遠にミスを繰り返すかもしれません。
・鉛筆できちんと区切る
・大事なポイントだけに線を引く(あるいは○で囲む)
また、国語の問題だと頻出の
「~とありますが、」までの部分ですが、
・「~とありますが、」までは場所を指しているだけなので無視して良い
です(もちろん指している場所を間違えてはだめですが、それは意外とないんです)。
それだけでだいぶストレス減りませんか?
これをトレーニングする事です。
問題文を区切って条件整理を実践してみせます
問二
ーー線部「何が正解なのか~多くなります」とありますが、鈴木章先生はこのような困難に挑む「研究者」にとって、どのようなことが大切だと考えていますか。二つに分け、文章中の言葉を使って、それぞれ四十字以内で答えなさい」
国語が苦手な子だと、読んだだけで嫌になりそうな問題文です。
・鉛筆できちんと区切る
・大事なポイントだけに線を引く(あるいは○で囲む)
をやってみますね。
1 区切って条件を整理する
ーー線部「何が正解なのか~多くなります」とありますが、/
鈴木章先生はこのような困難に挑む「研究者」にとって、/
どのようなことが大切だと考えていますか。/
二つに分け、/
文章中の言葉を使って、/
それぞれ四十字以内で答えなさい」
2 聞かれているポイントにだけ線を引く(あるいは○で囲む)
ーー線部「何が正解なのか~多くなります」とありますが、/
鈴木章先生はこのような困難に挑む「研究者」にとって、/
どのようなことが大切だと考えていますか。/
二つに分け、/
文章中の言葉を使って、/
それぞれ四十字以内で答えなさい」
3 「~とありますが、」までは場所を指しているだけなので無視して良い
ーー線部「何が正解なのか~多くなります」とありますが、/
鈴木章先生はこのような困難に挑む「研究者」にとって、/
どのようなことが大切だと考えていますか。/
二つに分け、/
文章中の言葉を使って、/
それぞれ四十字以内で答えなさい」
面倒ですが、まあ見えてきたのでは?
聞かれている事を整理しますね。
・鈴木先生の考え
・このような困難に挑む「研究者」にとって、どのようなことが大切かという点についての考え
・二つに分ける
・文章中の言葉を使う
・それぞれ40字以内
となります。
となると、「鈴木先生の考え」は大きく二つあるはずです(なければ問題にならない)。
また、それぞれ文章中にそれっぽい言葉があるはずです。
それを、40字以内で二つ書けと言われています。
計80字必要ですね。まあ、分けるので40字ずつですが。
問題文を読めるようになるコツはこの3つ!
1 問題文を区切って条件を整理する
2 聞かれているポイントにだけ線を引く(あるいは○で囲む)
3 「~とありますが、」までは場所を指しているだけなので無視して良い
以上です。
あとは、これの練習をやる事。実際に問題を解くときに実践する事です。
まとめ
以上、
問題文を読めるようになるコツはこの3つ!問題文を区切って条件整理+α:―中学受験に塾なしで挑戦するブログ
でした。
なお、これ、zoom授業を受けてくれている児童の保護者の方から相談
され実践した内容になります。当時、小学校6年生の男子でした。
「是非公開して欲しい(して良い)」
との事だったので公開します。
「武蔵野先生。うちの子、先生が良く言う、
『算数の問題は条件整理しながら解いていく』
はできるんですが、国語が酷くて・・・」
「やる事は同じですよ。
・鉛筆できちんと区切る
・大事なポイントだけに線を引く(あるいは○で囲む)
です。算数と違うのは、算数は整理しながら問題解いていけますが
国語はそれはできません。でも、【考え方】は同じです。算数できるのなら
国語もできます」
「え、じゃあなんで、国語だけできないのでしょう?」
「苦手意識を持っているのと、基本をやっていないからでは?」
「基本とは?」
「・鉛筆できちんと区切る
・大事なポイントだけに線を引く(あるいは○で囲む)
です。」
「算数ではできるのに、国語ではできないんですか・・・?」
「はい、そんなものです。逆もたくさんいます。苦手科目で、うわ~~~っと
問題文書かれるとそれだけで思考停止してしまう子は多いです」
「どうすれば良いんですか?」
「正しいやり方で何度も練習ですね。九九とか100マスと同じです。やりゃ~~
誰でもできます。違うのは、九九はやらなくてもあんまり忘れませんけど、
問題文の条件整理はやらないと一生できないです」
「一度、zoom授業で見て頂けますか?」
「はい、もちろんです。」
案の定、国語があまり好きではないからか、
・鉛筆できちんと区切る
・大事なポイントだけに線を引く(あるいは○で囲む)
を全くやっていませんでした。最初は本当に「0」。
「はい、問題文を/で区切ってください。
聞かれている部分だけ○で囲んでください
「~とありますが、」までは場所を指しているだけなので無視して良いです」
毎回、毎回、問題文の所に関してワイが言う事はこれだけでした。
「はい、問題文を/で区切ってください。
聞かれている部分だけ○で囲んでください。
「~とありますが、」までは場所を指しているだけなので無視して良いです」
どうでしょうね、100回位は言った気もします。
半年後、
「先生!国語も算数くらいできるようになりました!」
「I told you. この話、ブログに書いても良いですか?」
「是非!でも、こんなノウハウを無料で書いてしまって良いんですか?」
良いんです。
理由は、ブログに書いただけで、一回読んでできるようになる子はほとんど
いません。実際、そのお子さんも、1か月~3か月で徐々にできるようになって
いきました。
その結果、ここをお読みの方ならおそらく誰でも知っている某私立中学に
合格されました。
「学校名出していいです!」
いや、それは無粋なのでやめておきます。箔だけを並べて中身のない人が
跋扈する世の中ですから。
(関連記事)
「中学受験・国語読解ルール集・3原則と10の鉄則!」について