中学受験対策としての三大工業地帯(旧四大工業地帯)
三大工業地帯のポイントは以下です。
●三大都市圏(首都圏・関西圏・中京圏)に一つずつ
京浜工業地帯:首都圏―東京、横浜、川崎(印刷・出版)
阪神工業地帯:関西圏―大阪、神戸、尼崎、堺(金属+中小企業)
中京工業地帯:中京圏―名古屋、豊田(車等の機械・世界のトヨタ)
http://blog.livedoor.jp/veritedesu/archives/1871800.html
・3つの特徴をしっかりと覚える
・見分け方は2つ(トヨタがある中京工業地帯を基準にする)
―工業生産高(中京がトップ)
―工業製品(中京の車・機械が有名)
・グラフ等の「比較」で、どれがどの工業地帯か分かるようにする
次に、
・それぞれの工業地帯の主要都市を覚える
・それぞれの工業都市の主要製品を覚える
*三大都市圏+北九州工業地帯(最近は北九州は四大から外されている模様)
*生産額(出荷額)が一番多いのは中京工業地帯
*中京工業地帯は(輸送用)機械だけで70%近いので見分けやすい
京浜工業地帯(印刷・出版)出荷額3位
東「京」+横「浜」→京浜工業地帯
1 印刷・出版が多い
2 機械工業が50%程度(グラフの見分け方)
3 東京、横浜、川崎
4 相模原、八王子など内陸部が発達(関東内陸と分ける事も)
中京工業地帯(機械(車))出荷額1位
世界のトヨタ
1 出荷額1位
2 機械工業(車)の割合が65%~70%(グラフの見分け方)
3 豊田市(トヨタ自動車)
都道府県別工業製品出荷額
http://blog.livedoor.jp/veritedesu/archives/1871800.html
阪神工業地帯(金属+中小企業)出荷額2位
戦前は出荷額1位だった
1 中小企業が多い→日用品等の工場が多い
2 金属工業が20%程度(グラフの見分け方)
3 大阪、神戸、尼崎、堺
四大工業地域
●京葉工業地域(千葉県)
●関東内陸工業地域(栃木・群馬・埼玉)
●東海工業地域(静岡)
●瀬戸内工業地域(岡山、広島等)
京葉工業地域(千葉県):化学(石油コンビナート)
http://blog.livedoor.jp/veritedesu/archives/1871800.html
千葉県には君津市等、石油コンビナートが多いので、「化学」が
突出している(グラフで中学入試によく出る)。
化学工業製品の出荷額
東海工業地域(静岡)
富士市:紙・パルプの出荷額は静岡県が全国1位
浜松市:オートバイ、楽器
磐田市:オートバイ
浜松市のオートバイや楽器が有名。どちらも「ヤマハ」。
愛知は「トヨタ」の車。静岡は「ヤマハ」等のオートバイ。
瀬戸内工業地域:化学が多い(石油コンビナート)+中小企業(金属)
1 倉敷などに製鉄、鉄鋼コンビナートが多いので「化学」
2 愛媛県「今治のタオル」など中小企業も多い
3 広島、福山(広島県)、宇部(山口県)etc.
北九州工業地域:シリコンアイランド・カーアイランド
https://exam.fukuumedia.com/kougyou/
1 四大工業地帯から外れた(全体の2%程度)
2 八幡製鉄所(1901年創業)で発達した
3 食料品の割合20%と高い(グラフの見分け方)
4 北九州市、小倉市等
5 近年は半導体(シリコン)生産が盛ん→「シリコンアイランド」
アジア向けの自動車工場も増えた→「カーアイランド」と呼ばれる
(アイランド=島・九州=島)
*「5」はよく中学入試に出題されます
まとめ―三大工業地帯(旧四大工業地帯)・四大工業地域――中学受験!塾なしで勉強する方法
個々の「工業地帯」「工業地域」の全体の中での立ち位置、
特徴を理解しましょう。
グラフは頻出なので、三大工業地帯(旧四大工業地帯)のグラフの
見方のポイントだけ再度書きます。
●生産高(出荷額)1位は中京工業地帯(世界のトヨタがある)
●機械(車)が突出(65%程度)しているのも中京工業地帯
●京浜工業地帯は「機械が50%・半分」
●阪神工業地帯は金属が20%
●北九州工業地域は食品が20%
三大工業地帯(旧四大工業地帯)・四大工業地域のyoutube動画