中学受験には体力が必要!体力・集中力・持続力―中学受験に塾なしで挑戦するブログ―

学力上昇の効率的な方法は、集中して適切な負荷をかけつつ継続する事です。

その際の土台になるのは実は「体力」です。

よく言われますが、机に向かうにも体力が必要です。

体力のある子は中学受験でも強いです。

・受験は体力勝負でもあります:学力を作る土台が体力

・集中力の基本も体力

・(特に男子の)最後に一気に伸びるパターンは運動系部活をやってた子

 

中学受験には体力が必要!体力・集中力・持続力

・受験は体力勝負でもあります:学力を作る土台が体力

受験自体は、学力の勝負です。

ただし、学力をつけていく日々の勉強の面では体力勝負でもあります。

特に中学受験の場合、小学校6年生が戦う事になります。

12歳くらいの小学生ですと体力差が結構あり、集中力にも差がある事が

多いです。それを「成長の違い(早い・遅い)」と考える事もできなくは

ないですが、個人的には「意識的に体力をつけて来たかどうか」の違い

とも考えています。

小学生が中学受験をする場合、9割くらいの子は塾通いをすると思います。

そうすると、月~金は学校に8時から15時くらいまで行き、重いランドセルを

背負って帰ってきてから、塾の重い荷物を持って(夜ご飯の弁当や水筒持参

かもしれません)、夜の駅を通って塾に週2-4回通うわけです。

帰りは22時をまわる事も普通かもしれません。

これはどうみても体力勝負です。

逆に言うと、まったく体力がない子(運動を普段全然していない等)は

この勝負を継続する事が難しくなります。

僕の見る限り、2割くらいはその辺りが原因で結果として成績が伸びずに

塾をやめ(あるいは転塾し)、場合によっては中学受験を撤退していく

ケースになっているようです。

つまり、学力をつけていく際に、土台となるのは体力だという事です。

(もちろん「うちの子は水泳・野球・陸上とやっていて体力抜群です。

まったく疲れません!でも全然成績上がりません!」というような場合は、

シンプルに勉強をしていないからですからね)

偏差値を上げるためには、他の子よりも効率的に学習するか、たくさんやるか

しかないのですが、その際に、体力があって損する事はありません。

むしろ絶対に必要です。

 

・集中力の基本も体力

体力があっても、ただやみくもに長時間やれば良いという事ではありません

むしろそれも逆で、中学受験をする小学生の体力維持のためには、適切な

睡眠時間は絶対に必要です。

大事なのは、集中して勉強する時間をどれだけ確保できるかです。

これは小学生だとかなりの差が出ます。

僕の知る限りは運動系のクラブ活動などをある一定の強度以上で継続してい

る子の方が平均的な集中力は高いです。

シンプルに言うと体力があるから集中できるという事ですね。

学力上昇の効率的な方法は、集中して適切な負荷をかけつつ継続する事です

から、集中する体力の有無、あるいは集中できる時間の量と回数が多い子は

圧倒的に伸びやすいです。その差は「体力」です。

 

・(特に男子の)最後に一気に伸びるパターンは運動系部活をやってた子

これは大学受験でよくあるパターンですが、高3の秋以降にとんでもない

集中力で爆発的に勉強して、一気に偏差値を上げて有名私大(だいたいは早慶)

に合格するという子が毎年います。

僕の知る限り、そのパターンのほとんどは、運動系の部活を真剣にやっていた

体力モンスターの男子です。

このパターンの仕組みはそれほど不思議ではありません。

・高3の夏まで運動系の部活に全力投球

・ゆえに体力抜群

・ゆえに成績はいまいち

・秋以降一気に大学受験に全力投球

・体力抜群なので、ものすごい量をこなせる

・(大学受験の場合は)睡眠時間が短くても集中できる

・ただし、これはある程度の進学校の話です

このパターンで偏差値が30くらい上がるのはよく見ます。

ただ、科目数の少ない私立大だとこれでいける事があるのですが、

5教科7科目の国公立ではほとんど見ません。理由はシンプルに時間

が足りないからですね。

何が言いたいかというと、極端に体力があると、それだけで受験に本気に

なった場合の大きなアドバンテージになるという事です。

中学受験の場合は、睡眠時間を削る事は推奨しませんが(絶対やめた方が

良い)、それ以外の点は上記のパターンと重なる事が多いです。

特に、何も運動をしていない女子と運動ばかりしていた男子では体力差が

かなりあります。

有り余る体力に物を言わせて、一気に9月以降に追い上げるというケースは

毎年必ずあります。

ただし、これはある程度の進学校の話です。

高校入試の段階である程度の学力を持っている(た)という前提になるので、

全く勉強していなかった運動部の子でも誰でも良いという事ではありません。

 

まとめ

以上、

中学受験には体力が必要!体力・集中力・持続力

でした。

・受験は体力勝負でもあります:学力を作る土台が体力

・集中力の基本も体力

・(特に男子の)最後に一気に伸びるパターンは運動系部活をやってた子

体力は受験に必須という観点からすると、低学年の頃に運動等をやっている

のは非常に良い事かもしれません。

一方で、子供の場合、1か月も続けるとすぐに体力がつく半面、運動をやめる

とすぐに体力が落ちるという側面もありますので、その辺りの塩梅が難しい

かもしれません。

また、体力だけあれば良いという事では当然ないです。

上にも書きましたが、「大逆転」のケースでも基礎学力があるという前提と

なります。

ですから、小学校1~4年生くらいまで、まったく何もせず、学校でもボケっ

としていたような子が、体力があるから6年生の後半から逆転できるという事

ではないです。

最低限、学校ではきちんと授業を聞いている。小学校低学年で100マス計算程度

はやっている。4年生~5年生でなんとなく中学受験的な事をやっている。

ただし、運動系のクラブに没頭していて、中受に本腰はいれていないので、

基礎学力はあるが、「受験勉強」にはまだ本格的には手がついていない。

その結果、6年生の頭で、四谷大塚偏差値40くらいにはいるといった子を想定

しています。

そのY40の子が、運動クラブを引退して、中学受験に本気になった場合、

体力のアドバンテージを活かせる可能性があります。という話です。

そういった子がY50-Y60くらいまで来る事はよくあります。

御三家と言われると正直あまりないですが、その手前くらいなら結構

知っています。

 

大逆転系のはなしはおいておいて、いずれにせよ、中学受験には体力が必要です。

体力・集中力・持続力

これが基本です。

チャオ アミーゴ