
塾技・社会は算数と理科の「塾技100」のシリーズほどおススメはしませんが
使い勝手はかなりあります(どういうことやねん!)。
一家に一冊あるとかなり便利でしょう(それこそ、高校入試、大学入試でも使えそう)。
さきに結論を、
【総論】
・難関~最難関を目指す層向け
・「基本」ができている子がさらに細かな部分を詰めていくには良い
・家に置いておくにはとても良い
【具体】
・細かく書きすぎてて(字が小さい)どこが大事・基本か分かりづらい
・小学生が自学自習するにはかなりきつい・難しい:ほぼ無理
・基礎が固まっている子が真剣に使うと最難関近くまで行くかも
(基礎がおぼろげな子は使わない方が良い)
・四谷大塚合不合の偏差値50未満の子は「塾技・社会」は不要
・四谷大塚合不合の偏差値60以上を狙う子は「塾技・社会」で差がつくかも
・参考書として親がもつには最適かも
・算数、理科に比べて「過去問」の数が少ない
塾技・社会・塾技100は使えるか?良い?悪い?評判?レビュー
塾技・社会は難関~最難関を目指す層向け
本書の広告文に
「難関中学入試で高得点を取るために必要な社会の知識を丁寧に解説!」
とあるように、内容がかなりの「ストロングスタイル」(本格派)です。
偏差値で言うと、四谷大塚合不合55以上でようやく対応できるかどうか
というレベルです。
塾技・社会を中学受験生:小学生が一人で使いこなすのはほぼ無理でしょう。
内容が難しすぎるからです。もう少し具体的に言うと、基本が頭に入っている
事が前提となっているからです。
塾技・社会は「基本」ができている子がさらに細かな部分を詰めていくには良い
偏差値で言うと、四谷大塚の合不合55以上、サピックス偏差値50以上、
首都圏模試の偏差値で65以上、これくらいの立ち位置の子が、
最難関で差がつくレベルに挑むという事であれば、塾技・社会は
役に立つと思います。
基礎が固まっている子が真剣に使うと最難関近くまで行くかもしれません。
塾技・社会は細かく書きすぎてて(字が小さい)どこが大事・基本か分かりづらい
中身をパラッと見てもらえれば分かりますが、
「うわっ、字、ちっさ、細か!」
と思うでしょう。
予シリやコアプラス等で基本が固まっていないと少々厳しいと
思います。
塾技・社会は小学生が自学自習するにはかなりきつい・難しい:ほぼ無理
塾技・社会を小学生が一人で自習として使うのはかなり難しいと思います。
もちろん、もともと「中学受験の社会」的な事に興味があり、さらに
すでに基本が入っているというような、やや特殊な子には役に立つと思います。
ただし、その他の「ほとんどの子」には塾技・社会はレベルが高すぎて、
使いこなせない可能性が高いでしょう。
そういった意味では、
四谷大塚合不合の偏差値50未満の子は「塾技・社会」は不要
です。
塾技・社会は一家に一冊あると良い
とはいうものの、
塾技・社会は一家に一冊あると良い
です。
どういうことか?
・中学受験の「社会」には網羅的な参考書が意外とない
・他のテキストや問題集などを使っていて「??」となった時に辞書がわりになる
・索引もあり、内容も中受に特化しているので、参考にしやすい
こんな感じです。
そもそも、「社会」的な事が好きな人には、
【塾技・社会はただ読むだけ】
でもかなり面白いです。
塾技・社会は「塾技・算数」、「塾技・理科」に比べて「過去問」の数が少ない
紙幅の関係はあるのでしょうが、「算数」「理科」に比べて、過去問が
少ないです。
「算数」は過去問のレベルがA、B、Cと別れていて、とても使いやすかった
のですが、社会はそういった配慮がないです。
まとめ
【総論】
・難関~最難関を目指す層向け
・「基本」ができている子がさらに細かな部分を詰めていくには良い
・家に置いておくにはとても良い
【具体】
・細かく書きすぎてて(字が小さい)どこが大事・基本か分かりづらい
・小学生が自学自習するにはかなりきつい・難しい:ほぼ無理
・基礎が固まっている子が真剣に使うと最難関近くまで行くかも
(基礎がおぼろげな子は使わない方が良い)
・四谷大塚合不合の偏差値50未満の子は「塾技・社会」は不要
・四谷大塚合不合の偏差値60以上を狙う子は「塾技・社会」で差がつくかも
・参考書として親がもつには最適かも
・算数、理科に比べて「過去問」の数が少ない