香蘭女学校・立教大への推薦枠が160人(ほぼ全員)に!2025年度から!偏差値は?立教の附属校化か?

香蘭女学校の立教大学への推薦進学枠が97人から160人になり、

ほぼ全員が立教大学に進学できるようになると発表され話題です。

大学の優秀な生徒集め(青田買い)の一環だと理解するのが良いでしょう。

立教大学でもなりふり構っていられない時代が来る(来ている)のかも

しれません。

香蘭女学校・立教大への推薦枠が160人(ほぼ全員)に!2025年度から!立教の付属化か?

香蘭女学校の立教大学への推薦枠が97人→160人(ほぼ全員)に!2025年度から

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立教大学への推薦進学枠が160名に増加

香蘭女学校中等科・高等科(東京都品川区、学校長:鈴木弘)は、立教大学(東

京都豊島区、総長:西原廉太)と系属校推薦における推薦枠数を2025年度立教

大学入学予定者から160名に増員することを締結しました。

香蘭女学校と立教大学との関係

香蘭女学校は、英国聖公会のE・ビカステス主教による「聖ヒルダ・ミッション」

の事業の一つとして、「女子の教育」のために建てられたミッションスクールです。

1888年に創立して以来、本年度で135周年を迎え、キリスト教の信仰に基づく

全人的な関わりをもって女子を育てるという伝統を守り続けてきました。

立教大学は、1874年にアメリカ聖公会の宣教師チャニング・ムーア・ウィリア

ムズ主教が設立した、聖書と英学を教える私塾「立教学校」から始まりました。

香蘭女学校と立教大学は、ともに聖公会関係学校に属しています。香蘭女学校は、

立教大学との協定に基づき6年一貫教育を行い、一定程度の生徒を立教大学へ推薦し

ています。1951年に2名の推薦者から始まり、2020年に97名、2025年

立教大学入学予定者から、学則定員数と同数の160名に増員になります。

出典:香蘭女学校HP

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香蘭女学校の学則定員は160人ですので、理屈上は全員が推薦で立教大学

へ進学できるという事になります。

ただし、香蘭女学校の実際の一学年の生徒数は170人強とも言われている

ので、その辺りの詳細はまだ分かりませんが、

「ほぼ全員が立教に推薦でいける」

ようになるのは間違いないでしょう。

香蘭女学校の立教大学への推薦枠が97人→160人(ほぼ全員)にで偏差値はどうなる?

香蘭女学校は立教大学への推薦枠が増えるにつれて偏差値を上げて

来ました。

香蘭女学校の偏差値は、

2023年中学入試の2月1日の四谷大塚偏差値(80%)で58です。

50%で54です。

最難関の入り口まで来ている感じです。

同じ立教系列の同じ女子校である、立教女学院が偏差値58-59です

から、ほぼ同じですね。

中学受験のY58は、高校受験で言えば、偏差値70前後と言われています。

(都立小石川をのぞく)都立中高一貫校とくらいというと分かりやすいか

もしれません。

すでに97人の立教大学への推薦枠がありますので、ここから大幅な偏差値

上昇はないかもしれませんが、難易度が下がる事もないでしょう。

まあ、中学受験の四谷大塚偏差値で58あるのであれば、大学入試での立教大学

への入学は可能性がかなり高いと思いますので、逆にもったいないかもしれませ

んね。

立教大学への内部進学率

香蘭女学校は、これまで60%くらいの内部進学数でしたが、それが90%以上

になるとすると、立教池袋や立教新座、立教女学院よりも多い割合で立教大学に

進学できることになりますね。

実質、香蘭女学校が、一番の「立教の附属校」という事になるのでしょうか?

 

香蘭女学校の立教大学への推薦枠が97人→160人(ほぼ全員)にネットでは?

 

まとめ:香蘭女学校はお得か?

以上、

香蘭女学校・立教大への推薦枠が160人(ほぼ全員)に!2025年度から!立教の付属化か?

でした。

 

立教大学は早稲田大学や慶応大学のように、「学部によって差がある」

という部分が少ない大学かと思います。

早稲田であれば、附属校内で頑張らないと政経学部や法学部にはいけず、

教育学部や人間科学部になる事もあります。実際、かなりの差ですね。

慶應であれば、医学部や経済学部にいけずにSFCに行くみたいな感じです。

だから、その分、付属校内での争い・勉強はそれなりに熾烈なようです。

一方、立教大学は、そこまでの看板学部がない代わりに、「同じ立教でも

この学部は…」というのも少ないです。

 

香蘭女学校の偏差値は「中学受験+四谷大塚+2月1日+80%」で58くらいです。

中学受験のY58は、高校受験で言えば、偏差値70前後と言われています。

 

(都立小石川をのぞく)都立中学(両国、三鷹中等、立川国際、都立武蔵etc.)

くらいというと分かりやすいかもしれません。

香蘭女子と偏差値が同程度の「都立中」として、両国、立川国際、

三鷹中等を見てみると、国公立大学への現役進学率が

40%~50%となっています。

これに早慶上智を加えると、60%~70%になるものと思われます。

 

つまり、このクラスの学校、

中学受験のY58以上のレベルは、多くの生徒は

「MARCHを滑り止めにして早慶上智や国公立大を狙うレベル」

という事になります。

もちろん、中学受験~大学受験の間に何があるかは分かりません。

 

ただし、マクロ・全体で見た場合は、中学受験でY58の学力があれば、

早慶上智+国公立が平均的、大学受験でMARCH合格はかなり確率が

高いという事になります。

 

香蘭女学校の立教大学への進学率は現在約60%(2023年3月の進学実績)です。

今後は、この数字が上昇し90%以上になるかもしれません。

そうなると、「より難関の他大学へ出る!」というのは事実上かなり

難しくなります。

 

僕の知っている実例は、成城、成蹊、明治の附属から国公立や早稲田、慶應

に行くと言っていた子たちが「全員」、受験さえせずに内部進学しました。

そんなもんです。人間は流されやすいからです。

メディアや業者は「特殊な例外」をことさらに目立たせて煽りますが、現実は

まさに「例外」です。

 

個々の子の性格や適性によるという前提ではありますが、大きな話としては

以下のようなまとめになります。

 

結論:香蘭女学校に小6で受かる(Y偏差値55~60以上)のであれば、大学受験で

立教大学に受かる可能性はとても高いです。早慶上智+国公立に合格できる学力を

持っていると判断できます。

もちろん、大学受験時にそのまま学力が伸びてくるかは分かりませんが、

香蘭女学校に小6で受かる(Y偏差値55~60以上)のであれば、大学を立教大学に

限定するのは保険をかけすぎかと思われます。

(僕の意見ですが、これまでたくさんの実例を見ているので大枠では

当たっていると確信をしています)

 

香蘭女学校の立教大学への推薦枠ほぼ100%は、

大学による優秀な生徒集め(青田買い)の一環だと理解するのが良いでしょう。

立教大学でもなりふり構っていられない時代が来る(来ている)のかも

しれません。そうすると、必然的に、推薦で枠をドンドン埋めて、一般入学者

数をしぼり、偏差値は高く維持されるという流れ(戦略)なのでしょう。

学生の実質偏差値はどうなっているのか怖いですが…。

ただし、香蘭女学校(Y58)から立教大学に進学してくる女子学生は、ポテンシャル

は高いので、立教大学としては、青田買いが成功という事になるのでしょう。

今後の成り行きが注目されます。