このブログでいちおしの参考書は算数と理科の「塾技100」のシリーズです。
どちらも上の子の中学受験(2022年2月)の時に使いまくりました。
他の子に教える場合も、5年生~6年生は、
「理科と算数は『塾技』と問題集・過去問だけで良い!」
と言ったりします。
その「塾技」シリーズに「国語」が誕生しました。
この記事はそのレビューです。
先に結論を。
★中学入試・国語・塾技100は使えるか?★
●『算数塾技100』 『理科塾技100』同様、中学受験に有用
●体系だった勉強法が分かりづらい「国語」をある程度体系的に「学べる」
●著者は算数、理科と違うがとてもよくできている
●特別な事が書かれているわけではないが、まとまり+説明が良い
●中学受験の国語は『SAPI×漢』声の教育社の過去問 『中学入試 国語 塾技100』でいける
中学入試・国語・塾技100は使えるか?良い?悪い?井上秀和著・文英堂―国語の参考書について
●『算数塾技100』 『理科塾技100』同様、中学受験に有用
『算数塾技100』 『理科塾技100』の著者は、森 圭示さんという方です。
『中学入試 国語 塾技100』の著者は井上秀和さんという方です。
同じシリーズでも著者が異なると、内容や出来・不出来、質が異なる事が
多いのですが、「塾技」シリーズは3冊とも非常によくできています。
●体系だった勉強が分かりづらい「国語」をある程度体系的に「学べる」
「国語」というのは範囲があるようでない科目です。
算数ですら、「ここまでのパターンを暗記すればいける」といった部分が
多々あります。ですので、算数・理科・社会はある程度、きちんとした形で
量をこなすとそれなりのレベルまでは誰でも行きやすいです。
その点、国語は「パターン」があると言えばある、しかも一つか二つ(評論文
なら「論理」、小説なら「心情」)しかないのですが、それを体で理解させるのが
難しいんですよね、これが。
そのためには、家庭教師スタイルが一番良かったりするわけです。
その点、この
は、その辺りの国語の難しさを、かなり体系的にまとめてくれています。
参考書としての「読み方」「解き方」「知識」のバランスがよく取れています。
おススメの使い方は、この本をクタクタになるまで使い倒す事です。
中学受験の国語の参考書にはこれまで推薦に値するものがあまりなかった
のですが、
は推せます。
実際に、教える場合に使っています。
●特別な事が書かれているわけではないが、まとまり+説明が良い
には、内容的に「目からうろこ」という事はほとんど書かれていません(人に
よるかとは思いますが…)。
僕からすると、全て知っている知識や攻略法や読み方です。
ですが、まとまり+説明がとても良いです。
過不足なく、必要な事が丁寧に書かれています。編集の仕方が『うまい!』
ですね。
悪い事は言わないので、「なんか使いづらいな~」という参考書は即座に
切って、『中学入試 国語 塾技100』を使うのが良いかと思います。
●中学受験の国語は『SAPI×漢』声の教育社の過去問 『中学入試 国語 塾技100』でいける
国語に良い参考書ができたので、
●中学受験の国語は『SAPI×漢』声の教育社の過去問 『中学入試 国語 塾技100』でいける●
という事になりそうです。
上記の3つをうまく使って、国語をある程度「体系的」に攻略ができるかと
思います。
むしろ、上記の3点以外は無理に使わなくても良いかと思いますね。
まとめ
★中学入試・国語・塾技100は使えるか?★
●『算数塾技100』 『理科塾技100』同様、中学受験に有用
●体系だった勉強法が分かりづらい「国語」をある程度体系的に「学べる」
●著者は算数、理科と違うがとてもよくできている
●特別な事が書かれているわけではないが、まとまり+説明が良い
●中学受験の国語は『SAPI×漢』声の教育社の過去問 『中学入試 国語 塾技100』でいける
個人的に、
「中学受験+国語の良い参考書がないな~」
とずっと思っていたので、久々にヒットという感じです。
以上、
中学入試・国語・塾技100は使えるか?良い?悪い?井上秀和著・文英堂―国語の参考書について
でした。
(上記のリンク先はamazonのこの本のページです)