全国統一小学生テスト(全統小)の対策はこの4点:難易度・時間・過去問・マークシート!平均点+α

全国統一小学生テスト(全統小)の対策について(4年生、5年生、6年生)

についてまとめました。

全国統一小学生テスト(全統小)は、四谷大塚が主催する、全国規模の

無料テストです。6月と11月の年二回行われます。小学生なら誰でも受けられます。

海外でも国や地域によっては受けられるようです。私のオンライン授業をとって

くれている方は香港で受験しました。

なお、この記事は全国統一小学生テスト(全統小)の4年生、5年生、6年生を

対象にしています。

先に結論を

【全国統一小学生テスト(全統小)の対策はこの4点】

1 難易度は:ガチ勢には簡単・中受の対策なしの子には難しい

2 時間は足りない+「捨て問」必須:時間の使い方が偏差値の差

3 過去問演習は現物を使え!:サイトの過去問は役に立たない

4 マークシートに慣れろ!:小学生は何事も初体験

 

 

全国統一小学生テスト(全統小)の対策はこの4点:難易度・時間・過去問・マークシート!平均点+α

1 難易度は:ガチ勢には簡単・中受の対策なしの子には難しい

全国統一小学生テスト(全統小)の難易度ですが、

SAPIXや早稲アカ、四谷大塚等の中学受験塾で1年以上きちんと勉強

している、いわゆる「中受ガチ勢」には簡単な問題も多いです。

問題自体は基本的なものが多いですが、数問は難問も入っています。

 

ただし、逆に、中学受験の対策を何もしていない層にとってはとても

難しいでしょう。無料なので、いわゆる「公立小学校に通っている普通の子」

もたくさん受けます。

 

また、理科や社会などは、塾に通っていても、出題された単元を学んでいない、

あるいは理解が抜け落ちていたといった事があると、その大問は点がとりづらい

かもしれません。

 

いずれにせよ、四谷大塚の合不合や、SAPIXオープンなどのガチ系の模試に比べる

と全国統一小学生テスト(全統小)の問題の難易度は低いですが、公立小学校の

カラーテストと比べると難問が多いです

 

2 時間は足りない+「捨て問」必須:時間の使い方が偏差値の差

全国統一小学生テスト(全統小)は、全教科、

【時間が足りなくなるように作られています】。

とにかく急がないと、全てを解く事はほぼできません。

そもそも、全教科、全問を丁寧に解く事は基本的には難しいです。

満点に近いような点数をまぐれでなく取る子は(ほとんどいませんが)、

高速処理+全統小の試験対策をしています。

 

全国統一小学生テスト(全統小)の文字数は御三家レベル

下記は、全統小の各教科の問題文+選択肢の文字数です。

左から算数・国語・理科・社会です。

2025年度の中学入試において「御三家」で最多の文字数だったのは

桜蔭の国語で約11,200文字(50分)でした。次が麻布の国語で約11,000文字(60分)

でした。

小6の全国統一小学生テストの国語では、御三家と同等の文章量が出題されている

事になります。もちろん、全国統一小学生テストはマークシートで、御三家の場合は、

ほぼすべてが記述問題なので、単純に比較できませんが、それにしてもかなりの「量」

です。

何が言いたいか?

全国統一小学生テスト(全統小)は、全教科、

【時間が足りなくなるように作られています】。

 

時間が足りない試験で高偏差値をとるための基本があります。

・サービス問題を絶対に落とさない

・「捨て問」を作る(時間をセーブする)

・時間を使えば解ける問題に時間を使う

以上です。

 

全国統一小学生テスト(全統小)は上記の点が全て当てはまります

 

ちなみにですが、最もまずいパターンは、最初の方のめんどくさい問題で

つまづいて、そこに時間を使ってしまい、本来であれば解けた問題に時間を

割けずに、壊滅的な結果になるというものです。

どうすれば良いのか?

・「捨て問」を作る(時間をセーブする)

ですね。

で、何故か、最初の方に、時間を使わせる問題が入ってたりします。

四谷大塚さん‥‥‥。

 

各教科のポイントを書きます。

全国統一小学生テスト(全統小)の算数(50分・150点)

全国統一小学生テスト(全統小)の算数は、計算問題を確実にとるのが第一です。

大問5の(3)とか大問6の(3)のような、最後の方の難問は

解けなければ捨てる。捨て問ですね。

それらの問題は最初から解かずにマークだけするというのも有効です。

算数に限りませんが、「どこに時間を使うか」がとても大事です。

 

全国統一小学生テスト(全統小)の国語(40分・150点)

全国統一小学生テスト(全統小)の国語は、最後の大問2つが、

読解(小説と評論)です。

当然、ここの配点が高くなっています。

 

読解2つに30分~35分用意したいです。

キチンと読めばできるけれど、時間がないと解けないというケースが

とても多いからです。

となると、前半の漢字や語いは基本が「即答」です。

少なくとも、選択肢2つで迷って、そこで数分使うなら、あてずっぽうで

先に行った方が良いです(読解に時間を回す)。

 

全国統一小学生テスト(全統小)の理科(25分・100点)

全国統一小学生テスト(全統小)の理科も当然、時間が足りません。

 

・分かるものは「即答」

・迷うものはマークだけして後回し

・「資料問題」(丁寧に読めば解ける)に時間を使う

 

これが基本です。

 

全国統一小学生テスト(全統小)の社会(25分・100点)

全国統一小学生テスト(全統小)の社会も

当然、時間が足りません。

・分かるものは「即答」

・迷うものはマークだけして後回し

・「資料問題」(丁寧に読めば解ける)に時間を使う

 

これが基本です。

 

なお、全国統一小学生テスト(全統小)の社会の「資料問題」には

とんでもない法則を発見してしまいました。

これは、完全公開+無料のここでは書かないようにします。

ちなみに、4~6年生の30問以上の資料問題、全てに共通して当てはまる

「公式」でした。時間セーブと正答率アップにつながるものです。

もし、御興味がある方は、「問い合わせ」よりお願いします。

 

 

3 過去問演習は現物を使え!:サイトの過去問は役に立たない

全国統一小学生テスト(全統小)の過去問は、四谷大塚のサイトで、クイズ形式の

ような形で一部だけが見れます。

ですが、対策としては全く役に立ちません。

「こういう問題なんだ~」という程度です。

全体が見れないからですね。

 

上記したように、全体を見ないと、時間の使い方等はイメージすら

わかないからです。

 

ですので、全国統一小学生テスト(全統小)の対策をきちんとするので

あれば、メルカリやヤフオクなどで、現物を用意する事をおススメします。

 

4 マークシートに慣れろ!:小学生は何事も初体験

全国統一小学生テスト(全統小)の4年生、5年生、6年生は、

全てマークシートです。

 

小学生ですと、マークシートが初体験という子も多く、何も準備しな

いとその部分(マークシート)でつまづく可能性も多いにあります。

 

理想としては、全国統一小学生テスト(全統小)の過去問を用意し、

マークシートがあればそれを使い、なければ、作ってあげて対策を

するのが良いでしょう。

 

また、試験慣れしていない+マークシートに慣れていない小学生ですと、

・マークをしない問題がある(すべての問題をマークしない)

・マークがズレる

この二点はよくあります。

「答えが分からない」=「マークしない」

のはある意味素直で良いのですが、マークシートの試験=すべてにマークする

という基本を事前に徹底する事をおススメします。

「4分の一で当たる確率は25%!」

「4分の一が2回連続で当たる確率は、16分の一、6.25%!」

「3連続41当たる確率は64分の一、約1.5%」

3回連続はあんまりないですね…。

 

全国統一小学生テスト(全統小)の平均点

全国統一小学生テスト(全統小)の平均点は、4-6年生は各教科55%になるように

作られています(四谷大塚が公式サイトにそう書いています)。

 

150点満点の算数と国語なら、82.5点

100点満点の理科と社会なら、55点

という事になります。

 

そうすると、あくまでも概算ですが、7割できると、偏差値は60強になります。

8割できると、だいたいですが、偏差値65以上になるでしょう。

 

まとめ

【全国統一小学生テスト(全統小)の対策はこの4点】

1 難易度は:ガチ勢には簡単・中受の対策なしの子には難しい

2 時間は足りない+「捨て問」必須:時間の使い方が偏差値の差

3 過去問演習は現物を使え!:サイトの過去問は役に立たない

4 マークシートに慣れろ!:小学生は何事も初体験

 

以上、

全国統一小学生テスト(全統小)の対策はこの4点:難易度・時間・過去問・マークシート!平均点+α

でした。

 

全国統一小学生テスト(全統小)の対策ZOOM授業もやっています。

ご質問等ありましたら、

問い合わせ

からどうぞ。

 

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