
中学受験+男子+国語が苦手な子に共通する問題点がある事に気づきました。
いわゆる「酷語」(国語ができない事をあらわす、中学受験界の隠語)問題です。
多くの相談を受けて、
「は~は~」
「なるほど~」
と聞いてきた結果分かった事です。
「酷語」男子(小学生男子で国語が安定しない子の蔑称)には
共通のパターンがあります。
また、私は、仕事柄、
会社員時代は、学術系の出版社で、プロの編集者として仕事をしていました。
出版社に勤務していたころは、東大、東工大、一橋大はじめ、最難関大学の教授たち
に指示して本を書かせて来ましたwwwので、「そういった人たち」と何が違うのか?
という視点で見て、最大公約数的な違いをまとめました。
中学受験:国語の読解:こんなことで悩んでいませんか?
1 国語は「なんとなく」「感覚で」読んでいる(解いている)
2 本文や問題文に何も書きこまずに読んでいる
3 国語の点数、偏差値が安定しない
4 得意な分野はそれなりにできるけど、苦手な内容だといつも低偏差値
5 小説は得意だけど、評論は苦手(またはその逆)
6 どうしても四谷大塚の偏差値で50を超えない
7 そもそも、問題文をきちんと読めていない
「え?うちの子のこと?」
と思った、そこのあなた。
小学生~中学生~高校生~大学生~社会人まで、症例10000以上を
みているので、
「国語ができる理由」も分かれば、「国語が安定しない理由・原因」も
分かるのです。
そこを診断して、治療をして、読み方・解き方を矯正してあげれば、
少なくとも今よりも成績が上がる事はほぼ間違いがありません。
「酷語」男子から脱却する4つの方法:中学受験の国語・必勝法
上記の7点から、
「酷語」男子から脱却する最短距離として4つを取り上げます。
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1 国語は「なんとなく」「感覚で」読んでいる(解いている)
2 本文や問題文に何も書きこまずに読んでいる
3 小説は得意だけど、評論は苦手(またはその逆)
4 そもそも、問題文をきちんと読めていない
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1 国語は「なんとなく」「感覚で」読んでいる(解いている)
評論でも小説でも、慣れないうちは、小学生は
「なんとなく」
で答えを選びがちですが、それは絶対にダメです。
「なぜこの答えか?」
という質問に答えられる形で根拠・理由をもって答えを選ぶ・書く
必要があります。
そういった意味では、国語も算数と同じです。
2 本文や問題文に何も書きこまずに読んでいる
【本文・問題文に何も書かない読み方では安定した高得点は望めません】
そもそも、なぜ問題用紙に鉛筆で書き込みをしていく必要があるのか?
1 すぐに詳細を忘れるから
2 どこに何が書いてあるかパッと見て分かるから
です。
問題用紙に何も書かずに読んでいくのは、算数で途中式を書かないのに
似ています。必ず間違えます。
国語の読解は絶対に書き込みながら読んでいく必要があります。
文章を読んだ後に問題文を読み、「解く」という段階になったら、必ず
「もう一度問題文に戻る」
はずです。その時にはある程度は絶対に忘れています。それを前提にして、
問題用紙にポイントを書いておくことが大事です。
また、「解く」段階になると、「あれ、どこに何が書いてあったっけ?」
となる事が非常に多いです。それを防ぐためにも、必ず書きながら読む、読みながら
書くようにしましょう。
算数の、
問題文を読みながら条件整理をする
に似ています。
3 小説は得意だけど、評論は苦手(またはその逆)
受験の国語の読解には「鉄則・作法」があります。
そのルールを守って読んでいかないと、いつまで経っても、安定して高得点を
取ることはできません。
つまり、特定分野にだけ強いというケースは、受験の国語が得意なわけではなくて、
その分野に詳しいだけ
というパターンが多いです。
常に安定した高得点を取るためには、
「論理」的に文章を読み、どんな内容でもある程度は整理整頓できる必要が
あります。
そのためには、「正しい読み方の訓練」が必要です。
(関連記事)
「中学受験・国語読解ルール集・3原則と10の鉄則!」について
4 そもそも、問題文をきちんと読めていない
「酷語」男子の多くのスタート地点はここです。
そもそも、何が聞かれているかを正確に読み取れない事が多いです。
得意科目では読めても、苦手科目になるといきなり読めなくなる。
これも非常によくあるパターンです。
10年前も、20年前も同じです。何なら、50年前もおそらく同じ
はずです。問題文を正確に読めるだけで、成績はアップします。
では、どうすれば良いのか?
解決法は、
問題文を区切って条件整理する
これを徹底して繰り返す事です。
1 問題文を区切って条件を整理する
2 聞かれているポイントにだけ線を引く(あるいは○で囲む)
3 「~とありますが、」までは場所を指しているだけなので無視して良い
この3点のみに絞って、とにかくたくさん演習する事です。
ここでも、「何も書かずに」やっていると、永遠にそのままです。
まとめ:「酷語」男子から脱却する4つの方法:中学受験の国語・必勝法
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1 国語は「なんとなく」「感覚で」読んでいる(解いている)
2 本文や問題文に何も書きこまずに読んでいる
3 小説は得意だけど、評論は苦手(またはその逆)
4 そもそも、問題文をきちんと読めていない
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上記にまとめたこの4点を一つずつ解決していってください。
それが国語の勉強法(の重要要素)です。
(関連記事)
「中学受験・国語読解ルール集・3原則と10の鉄則!」について