「計算の順序」がまだ完璧でない場合は先に読んでおいてください。
逆算のポイントとテクニック
逆算のポイントは2つ。
□が左にある時は、逆にして計算するだけ
(+なら-に、-なら+に、×なら÷に、÷なら×に)
□+4=11→□=11-4=7
□-4=11→□=11+4=15
□×4=12→□=12÷4=3
□÷4=12→□=12×4=48
□が右にある時は、「-□」「÷□」の時のみそのまま
4+□=11→□=11-4=7
11-□=4→□=11-4=7
4×□=12→□=12÷4=3
12÷□=4→□=12÷4=3
「-□」「÷□」でつまづいたら、簡単な数字を入れてみる
10÷2=5、10-2=8
「÷2」「-2」の部分を□と想定してみるとすぐに分かるはず。
10÷□=5→□=10÷5=2
10-□=8→□=10-8=2
逆算を解くテクニックは3つ
1)計算の順序を書く
2)順序の大きい方から計算する(=の反対側に持っていく)
3)大きい□を意識する
逆算とは?
中学受験における「逆算」は、
1 数式内の□を求める計算
2 =の反対側に移動させる計算
方法と考えておけばいいでしょう。
具体的に見るのが一番早いですね。
逆算の例題)□+7=10 □に当てはまる数字を求めなさい
みたいなものです。□+7=10だけなら、見ただけで□=3と
分かりますが、上に書いたように逆算にはルールがあります。
(□+5)÷4=8
のような複雑な問題になると、見ただけでは分かりませんので、
ルール(公式)に沿って解いていく事になります。
逆算のルール:=の反対側に移動させる方法
1 たし算のとき→引き算にする (□+7=10→□=10-7)
(引き算のとき→たし算にする)
2 かけ算のとき→割り算にする (□÷5=4→□=4×5)
(割り算のとき→かけ算にする)
3 ただし「-□」「÷□」の時はそのまま移動
(12-□=4→□=12-4)/ (12÷□=4→□=12÷4=3)
ですので、まずは逆算の基本ルール
「=(イコール)の反対側に数字を移す時は逆にする」
を理解して、その後、逆算の特殊ルール
「ただし「-□」「÷□」の時はそのまま移動」
を覚えれば良いかと思います。
先ほどの問題を解いてみましょう。
(□+5)÷4=8 □の数字を求めなさい
(□+5)÷4=8
(□+5)=8×4
□+5=32
□=32-5
□=27
逆算を解くテクニック:計算の順序を書く+順序の大きい方から計算する+大きい□
複雑な逆算を解く際には、以下のテクニックを使いましょう。
1)計算の順序を書く
2)順序の大きい方から計算する(=の反対側に持っていく)
3)大きい□を意識する
① ②
(□+5)÷4=8
②から計算しますので、以下になります。
(□+5)÷4=8
ポイントは、このように(□+5)を大きい□と考える事です。こうすると、
記号は「÷」一つになるので分かりやすいですね?複雑な計算の
逆算になればなるほど、この考え方が大事になります。
(□+5)=8×4
□+5=32
□=32-5
□=27
例題)(□+3)×7=35 □の数字を求めなさい
① ②
(□+3)×7=35
□+3=35÷7
□+3=5
□=5-3
□=2
例題) □の数字を求めなさい
□=4÷1/2
□=4×2/1
□=8
例題)543-(17+□×6)×4=91
これくらいの計算になると、
1)計算の順序を書く
2)大きい方から計算する(=の反対側に持っていく)
3)大きい□を意識する
をキッチリとやる必要があります。
1)計算の順序を書く
④ ② ① ③
543-(17+□×6)×4=91
2)大きい方から計算する(=の反対側に持っていく)
3)大きい□を意識する
④ ② ① ③
543-(17+□×6)×4=91
↓
(17+□×6)×4=543-91
(「-□」「÷□」の時はそのまま移動)
↓
(17+□×6)×4=452
↓
② ① ③
(17+□×6)×4=452
↓
(17+□×6)=452÷4
↓
(17+□×6)=113
↓
② ①
(17+□×6)=113
↓
(17+□×6)=113
↓
□×6=113-17
□×6=96
□=96÷6
□=16
逆算の練習問題
(□+4)×3=18
12×(□-38)=348
85-(234-□×9)=40
6×(89-□÷3)=372
567-(19+□×7)×4=183
まとめ―逆算のポイントとテクニック
逆算のポイントは2つ。
□が左にある時は、逆にして計算するだけ
(+なら-に、-なら+に、×なら÷に、÷なら×に)
□+4=11→□=11-4=7
□-4=11→□=11+4=15
□×4=12→□=12÷4=3
□÷4=12→□=12×4=48
□が右にある時は、「-□」「÷□」の時のみそのまま
4+□=11→□=11-4=7
11-□=4→□=11-4=15
4×□=12→□=12÷4=3
12÷□=4→□=12÷4=3
「-□」「÷□」でつまづいたら、簡単な数字を入れてみる
10÷2=5、10-2=8
「÷2」「-2」の部分を□と想定してみるとすぐに分かるはず。
10÷□=5→□=10÷5=2
10-□=8→□=10-8=2
逆算を解くテクニックは3つ
1)計算の順序を書く
2)順序の大きい方から計算する(=の反対側に持っていく)
3)大きい□を意識する
「計算の順序」がまだ完璧でない場合は先に読んでおいてください。