計算の順番・順序(算数)―塾なしで中学受験をする勉強法

計算の順番・順序(算数)

1 (  )の中を先に計算する

2 ×(かけ算)と÷(わり算)を次に計算する

3 +(たし算)と-(ひき算)を次に計算する

4 左から順番に計算する

*( ){ }〔 〕等、複数のカッコがある場合はこの順番で計算する

 

上記のルール自体はそれほど難しくはないですが、最初はきちんと

練習して基礎を徹底させておきましょう。

【( )が先!→×÷が次!→+-が次!→左から順番!】

(1) (4+12)÷2→16÷2=8

(2) 4+12÷2→4+6=10

(3) 21+3×3→21+9=30

(4) (21+3)×3→24×3=72

(5) 8×(7-6)÷2→8×1÷2=8÷2=4

上記の計算の順序だけであればそれほど難しくない

のですが、きちんと覚えておかないと「逆算」などで、

「計算の順番」を書いておいた方がいいケースなどが

出てきた時に苦労しますので完璧にしておきましょう。

(関連記事)

 

複数のカッコがある計算:( ){ }〔 〕

( ){ }〔 〕等、複数のカッコがある場合はこの順番で計算する

順番は

( )小カッコ⇒{ }中カッコ⇒〔 〕大カッコ

です。複数のカッコがある場合、内側から計算すると考えておいて大丈夫です。

複数のカッコがある問題は、中学校の「数学」から習うものですが、中学受験

にはシレっと出題されますので、覚えてしまいましょう。

例題)

8-〔6-{4-(5-3)}〕

カッコを一つ解いたら、小を中に、中を大にする

=8-{6-(4-2)}

カッコを一つ解いたら、中を大にする

=8-(6-2)

=8-4

=4

 

8×3-[2×11-{9-(3+2)}]

=8×3-{2×11-(9-5)}

=8×3-(2×11-4)

=8×3-〔22-4)

=8×3-18

=24-18

=6

 

例題)

12÷4+{3×(9-2)-2×3}÷5

 

まとめ―計算の順番・順序(算数)

1 (  )の中を先に計算する

2 ×(かけ算)と÷(わり算)を次に計算する

3 +(たし算)と-(ひき算)を次に計算する

4 左から順番に計算する

*( ){ }〔 〕等、複数のカッコがある場合はこの順番で計算する

 

上記、計算の順序だけであれば、多くの小学生にとって、

それほど問題はないでしょう。

 

ただ、計算の順序は「逆算」などを解く時にも必要がある

ので、「何となく」ではなく、完璧にわかっておく必要が

あります。

 

(関連記事)