実験器具の使い方(ろ過・メスシリンダー・アルコールランプとガスバーナー)
「ろ過」のポイント3つ
「ろ過」=液体または気体に固体が混ざっている混合物を、細かい穴がたくさんあいた
ろ紙に通して、穴よりも大きな固体の粒子を液体または気体から分離する操作
「ろうと」「ろ紙」「ガラス棒」「ビーカー」を使います。
「ろ紙」は4つに折ります。
「ろ過」のポイント3つ
1)(ろ過する液は)ガラス棒を伝わらせる:液がろうととろ紙の間に入らないため
2)ガラス棒の先はろ紙の重なりにつける
3)ろうとの足の尖った方はビーカーにつける:液が流れやすくはねないため
メスシリンダー
メスシリンダー:液体の体積を測るために使う縦に長い筒状の容器
メスシリンダーを読む時の注意点3つ
1)水平な台ではかる
2)液面の真横(水平)を目の高さにする
3)最小目盛りの1/10まで目分量で読む
(1ml=1cm3 1L=1000cm3 これは覚えておきましょう)
4)水面はフラットではなく両端が少し上がって見えます(表面張力)
http://uicc1070.main.jp/com/post-7112/
アルコールランプとガスバーナー
どちらも「物を熱する」が火力調節できるのはガスバーナー。
画像出典『塾技100理科』p28
アルコールランプの使い方
1)容器を押さえてふたをとる→ふたは側に立てておく
2)マッチの火は横から静かに近づける
3)火を消す時はふたを横からかぶせる
4)アルコールは容器の8分目までいれ、半分になったら加える
*4)の「8分目→半分でアルコール加える」はよく試験に出ます
ガスバーナーの使い方
1)上下のねじが締まっている事を確認→元栓を開く
2)マッチに火をつけ、ガス調節ねじ(下)を少しずつ開き点火
3)ガス調節ねじで炎の大きさを調節・空気調節ねじを開き青い炎(黄色→青)にする
4)火を消す時はつける時の逆
【ガスバーナーの使い方】
●火をつける時:元栓→ガス調節ねじ→空気調節ねじ
●火を消す時:空気調節ねじ→ガス調節ねじ→元栓
【空気調節ねじ(上)とガス調節ねじ(下)の覚え方語呂合わせ】
「上(口)から空気を吸って、下からガス(おなら)を出す!」
(あるいは「ガス(おはら)を出すのは下(おしり)!」
【空気調節ねじ(上)とガス調節ねじ(下)の「開ける」と「締める」】
これはどちらかを完璧に覚えておけばOKですね?
時計回りは締める!
(これだけでかく書けば覚えるでしょ?)
実験器具の使い方(ろ過・メスシリンダー・アルコールランプとガスバーナー)の中学入試問題等
問題)正しいろ過の方法はどれ?
アは「ガラス棒を使っていない」「ろうとのとがった方がビーカーについていません」×
イは「ろうとが真ん中にあります」×
ウは「ろうとのとがった方がビーカーについていません」×
答え)エ
問題)慶応湘南藤沢中学
水100mlをメスシリンダーではかったときの水面の様子として、
最も適当なものを右の中から1つ選び、番号で答えなさい。
解法)
メスシリンダーは真横から見るのが基本で、水平部分の高さを読みます。
また、両端が水面張力で少し上がります。「エ」が答えですね。
答え)エ
実験器具の使い方(ろ過・メスシリンダー・アルコールランプとガスバーナー)