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中学受験の理科の場合、火山のポイントは
「マグマの性質と火山の形」+「火成岩の種類」
です。
マグマの性質と火山の形
マグマ(magma)とは、岩石等が1000℃位に溶(と)けた高温の液体のことです。
溶岩は、マグマが(火山の火口などから)地表に流れ出たものです。
(マグマ:地中、溶岩:地上)
【マグマ→噴火の仕組み(メカニズム)】
マグマは(地震の所で習った)プレートの境目で摩擦や圧力などで岩石の一部が
溶けることで発生します。
マグマは高温の液体で、まわりの岩石よりも密度が小さいので上昇し、「マグマだまり」
を作ります。マグマだまりに水蒸気がたまり、圧力が大きくなると、(弱い部分が)
破れて噴火が起こります。
画像出典『塾技100理科』p196
■火山の噴出物は3つ■
1)火山砕屑物(かざんさいせつぶつ):火山灰、火山れきなど
2)溶岩:マグマが地表に出たもの
3)火山ガス:水蒸気
「火砕流(かさいりゅう)」は火山灰が火山ガス(高温)とともに高速で流れる現象の事です。
1991年6月3日、長崎県の島原半島中央部の雲仙普賢岳が噴火した際に
火砕流が発生した動画です。「雲仙普賢岳」の噴火と火砕流の事は、
社会でも頻繁に問われますよ(場所は長崎県島原半島です)。
【火山の形と溶岩の色】
画像出典『塾技100理科』p196
火山の形と溶岩の色はマグマの粘り気で決まります。
噴火の仕方もマグマの粘り気で決まります。粘り気が強いとド~~ン!と
いき、弱いと穏やかに噴火します。
火成岩の種類
火成岩:マグマが冷えて固まってできた岩石
火成岩は「火山岩」と「深成岩」に分類できます。
火山岩:マグマが地表付近で急に固まった岩石
深成岩:マグマが地下深くでゆっくり固まった岩石
無色鉱物の割れ方:セキエイ(不規則)、チョウ石(規則的)
【火成岩の語呂合わせ】
「しんかんせんはかりあげ:新幹線はかりあげ」
しん(深成岩)かん(花こう岩)せん(せんりょく岩)は(はんれい岩)
か(火山岩)り(流もん岩)あ(安山岩)げ(玄武岩)
【鉱物の語呂合わせ】
「A席ちょうだい」「う~んもう隠せん奇跡の観覧席」
「A席(セキエイ)ちょう(チョウ石)だい」
「う~んもう(クロウンモ)隠せん(カクセン石)奇跡の(キ石)観覧席(カンラン石)」
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