約束記号とは?

「約束記号」とは、+-×÷の記号の他に、○、▼、□などが登場する計算問題です。

 

約束記号の計算問題の解き方

約束記号の計算問題の解き方は

①記号が表す「約束」をみつける

②「約束」どおりに計算する

「約束」は問題文に書いてあることもあれば、自分で見つけ出す

必要があることもあります。

 

約束記号の計算問題のポイント

①「約束記号」の問題に慣れる

②問題文を素直に解いて、そこに約束(のAとかB)を当てはめてみる

 実際に紙に手で書く事が大事!頭で考えない!書く!

③「約束」のポイントを見つけることに全集中

④論理的に、AだからB、BだからCと約束と計算を順番に一つずつ解いていく

⑤約束→数字に置き換える際に書き間違え、書き落としに注意

問題自体が難しいという事はあまりなく、慣れていない事で

できないというパターンが多いので、たくさん問題を解いて、

解説を熟読して、「約束記号」の問題にとにかく慣れましょう。

 

約束記号の中学入試問題等

例題)鶴見大学付属中学

AとBの最大公約数をA*Bとすると、(48*72)*18=□、□はいくつ?

解法)①「AとBの最大公約数=A*B」これが約束

②という事は、(48*72)はA*Bの約束にあてはまり、(48*72)=48と72の最大公約数

2)48 72

)24 36

)12  18

3)6 9

  2 3

(48*72)=48と72の最大公約数=24

(48*72)*18=□→24*18=□

④AとBの最大公約数をA*Bという約束なので、24*18=□は24と18の最大公約数

2)24 18

3)12 9

  4 3

⑤答え 6

 

例題)A○B=A×A-A×Bと約束します。このとき、次の計算をしなさい。

(1)5○2

解法

①A○B=A×A-A×Bなので、5○2(5と2)をAとBに当てはめます

②5○2=5×5ー5×2=25ー10=15

③答え15

 

(2)(99○98)○97

①A○B=A×A-A×Bなので、(99○98)○97をAとBに当てはめます

②(99○98)○97=(99×99ー99×98)〇97

分配法則を使って

③(99×(99-98))〇97

④99〇97

A○B=A×A-A×Bなので、99〇97→99×99ー99×97

分配法則を使って

⑥99×(99-97)=198

答え)198

 

問題)茗渓学園中学

X◎Y=X+Y-20。28◎20+20◎28の答えは?

解法

X◎Y=X+Y-20 これが約束。それを数字にあてはめます

28◎20+20◎28→(28+20-20)⁺20◎28

③28⁺20◎28=48◎28

X◎Y=X+Y-20なので、48◎28→48+28-20=56

⑤答え)56

 

 

まとめ

約束記号の計算問題のポイント

①「約束記号」の問題に慣れる

②問題文を素直に解いて、そこに約束(のAとかB)を当てはめてみる

 実際に紙に手で書く事が大事!頭で考えない!書く!

③「約束」のポイントを見つけることに全集中

④論理的に、AだからB、BだからCと約束と計算を順番に一つずつ解いていく

⑤約束→数字に置き換える際に書き間違え、書き落としに注意