都立中高一貫校の「受検」は「報告書」＋「適性検査」の
総合点で合否が決まります。
都立中高一貫校は10校あり（千代田区立九段中等を入れると11校）
ますが、すべての学校で、配点や報告書の割合、適性検査の中身が
微妙に違うので、その詳細を知っておいた方が戦いやすいです。
この記事では、
両国高校附属中学校の適性検査・報告書・配点・攻略法！都立中高一貫！
としてまとめています。
先に結論を。
【両国高校附属中学校の適性検査・報告書のポイント・攻略法】
| 報告書 | 適性Ⅰ | 適性Ⅱ | 適性Ⅲ | 合計 | 報告書の割合 |
| 200 | 300 | 200 | 300 | 1000 | 20% |
●報告書の「3」と「2」の差が8:5の1.6倍！（ただし「1」だと8倍の差！）
●独自問題は適性検査Ⅲの数理のみなのでそこが大事
●四谷大塚偏差値60overの難関中学
都立中高一貫校の配点（2023年度・令和5年度）と独自問題・共通問題
| 都立中高一貫校の配点（2023年度・令和5年度） |
| 報告書 | 適性Ⅰ | 適性Ⅱ | 適性Ⅲ | 合計 | 報告書の割合 | |
| 小石川中等 | 200 | 200 | 200 | 200 | 800 | 25% |
| 白鷗高校附属中学 | 200 | 300 | 300 | 200 | 1000 | 20% |
| 両国高校附属中学 | 200 | 300 | 200 | 300 | 1000 | 20% |
| 桜修館中等 | 300 | 200 | 500 | 1000 | 30% | |
| 富士高校附属中学 | 300 | 200 | 200 | 300 | 1000 | 30% |
| 大泉高校附属中学 | 300 | 200 | 200 | 300 | 1000 | 30% |
| 南多摩中等 | 200 | 268 | 532 | 1000 | 20% | |
| 立川国際中等 | 250 | 250 | 500 | 1000 | 25% | |
| 武蔵高校附属中学 | 400 | 400 | 400 | 400 | 1600 | 25% |
| 三鷹中等 | 200 | 300 | 500 | 1000 | 20% |
| 都立中高一貫校の独自問題・共通問題 |
| 適性Ⅰ作文 | 適性Ⅱ大問１算数 | 適性Ⅱ大問２社会 | 適性Ⅱ大問3理科 | 適性Ⅲ数理 | |
| 小石川 | 〇 | 〇 | |||
| 白鷗 | 〇 | 〇 | |||
| 両国 | 〇 | ||||
| 桜修館 | 〇 | 〇 | ー | ||
| 富士 | 〇 | ||||
| 大泉 | 〇 | ||||
| 南多摩 | 〇 | ー | |||
| 立川国際 | 〇 | ー | |||
| 都立武蔵 | 〇 | 〇 | |||
| 三鷹 | 〇 | 〇 | ー |
空欄が共通問題です。〇が独自問題。ーは適性検査Ⅲがない学校です。
適性検査Ⅲのない学校（桜修館や三鷹）は、すべての学校で作文に独自問題を
出しています。数理がないので文系に強い子に有利かもしれません。
逆に、適性検査Ⅲを実施する学校はすべて独自問題となっていますので、
都立両国や小石川や都立武蔵を受検する場合は、適性検査Ⅲの独自問題に
慣れておく事が必須でしょう。
では、以下で都立両国高校附属中学の適性検査・報告書・配点を詳細に
確認していきます。
（関連記事）
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両国高校附属中学校の適性検査・報告書・配点・攻略法！
【都立両国高校附属中学校の適性検査・報告書のポイント・攻略法】
| 報告書 | 適性Ⅰ | 適性Ⅱ | 適性Ⅲ | 合計 | 報告書の割合 |
| 200 | 300 | 200 | 300 | 1000 | 20% |
●報告書の「3」と「2」の差が8:5の1.6倍！（ただし「1」だと8倍の差！）
●独自問題は適性検査Ⅲの数理のみなのでそこが大事
●四谷大塚偏差値60overの難関中学
（2023年度・令和5年度の都立両国高校附属中学校の募集要項を参照しています）
両国高校附属中学校の配点
| 報告書 | 適性Ⅰ | 適性Ⅱ | 適性Ⅲ | 合計 | 報告書の割合 |
| 200 | 300 | 200 | 300 | 1000 | 20% |
両国高校附属中学校の配点は、
報告書点：720点→200点（換算後）
適性検査Ⅰ得点：100点→300点（換算後）
適性検査Ⅱ得点：100点→200点（換算後）
適性検査Ⅲ得点：100点→300点（換算後）
総合点：200点＋300点＋200点＋300点＝1000点満点
となっています。どこか一点が比重が大きいという事はありませんが、
独自問題が数理の適性検査Ⅲだけとなっており、さらに換算点も300点
と一番大きいので、そこで差がつきそうです。
両国高校附属中学校の報告書：「3」と「2」の違いは？
| 報告書 | 適性Ⅰ | 適性Ⅱ | 適性Ⅲ | 合計 | 報告書の割合 |
| 200 | 300 | 200 | 300 | 1000 | 20% |
●報告書の満点は720点で、これを200点（全体の20%）に換算します
●報告書の「3」と「2」の「差」は40:25なので「8」：「5」（1.6倍）
都立両国中学の「報告書」のポイントは、「3」と「2」に1.6倍の差が
あり「1」ですと「3」と比べて8倍の差がある事でしょう。
とはいえ、報告書は全体の５分の一(20%)ですから、仮に
「報告書」に「２」が多少あったとしても、都立両国高校附属中学の場合、
適性検査で追い抜くことは十分可能と言えます。
ただし「１」がたくさんの場合は厳しそうですね。
両国高校附属中学校の適性検査
両国高校附属中学校の適性検査は、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの配点が以下です。
| 報告書 | 適性Ⅰ | 適性Ⅱ | 適性Ⅲ | 合計 | 報告書の割合 |
| 200 | 300 | 200 | 300 | 1000 | 20% |
どこか一点が比重が大きいという事はありませんが、
唯一の独自問題である適性検査Ⅲの数理がやはり大事になりそうです。
| 適性Ⅰ作文 | 適性Ⅱ大問１算数 | 適性Ⅱ大問２社会 | 適性Ⅱ大問3理科 | 適性Ⅲ数理 | |
| 両国 | 〇 |
まとめ
以上、
両国高校附属中学校の適性検査・報告書・配点・攻略法！都立中高一貫！
でした。
【両国高校附属中学校の適性検査・報告書のポイント・攻略法】
| 報告書 | 適性Ⅰ | 適性Ⅱ | 適性Ⅲ | 合計 | 報告書の割合 |
| 200 | 300 | 200 | 300 | 1000 | 20% |
●報告書の「3」と「2」の差が8:5の1.6倍！（ただし「1」だと8倍の差！）
●独自問題は適性検査Ⅲの数理のみなのでそこが大事
●四谷大塚偏差値60overの難関中学
都立中高一貫の中学校に「簡単」な学校はありません。
都立両国高校附属中学も四谷大塚偏差値で60を超える
難関校です。墨田区にある、「東の都立の名門」です。
ですので、「報告書」「適性検査」でそれなりの結果を出すことが
合格には求められますね。
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