「再現性の高い勉強法とは何か」という話です。
6年生で偏差値が42→67(4教科)に25上がった話をします。
中学受験では、6年生になるとみんなが真剣にやり始めるので
偏差値はあまり上がらないのが基本ですが、状況によっては、
こういった事もあります。
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6年生の4月から教え始めた子
首都圏模試の偏差値42→67
6年生は偏差値上がらんよ。ワイすごくない?
言った事をきちんとやってくれたのが大事。
ぶっちゃけ集団塾でほぼ意味ない授業受けてる子なら、
やってくれたら「誰でも」上がるよ。
(ご両親の許諾得てます。「是非使って!」との事なので)
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6年生の4月から教え始めた子
首都圏模試の偏差値42→67
6年生は偏差値上がらんよ。ワイすごくない?
言った事をきちんとやってくれたのが大事。
ぶっちゃけ集団塾でほぼ意味ない授業受けてる子なら、
やってくれたら「誰でも」上がるよ。
(ご両親の許諾得てます。「是非使って!」との事なので) pic.twitter.com/ukUsk7jJh2— 塾なしで中学受験するブログ→できました。武蔵野拓 (@bunponcom) December 19, 2025
★6年生で偏差値が42→67に25上がった5つの理由★
(0 それまで「勉強」のやり方を教わっていなかった:集団塾)
1 「正しい勉強法」を知った
2 1を続けた:半年以上
3 「停滞期」に投げ出さずに続けた
4 量をこなした
5 諸要素がつながり偏差値が上がった:二次関数のグラフ理論


6年生で偏差値が42→67に25上がった5つの理由
(0 それまで「勉強」のやり方を教わっていなかった:集団塾)
念のため「0」としましたが、多くの子が陥る罠が、
「塾の授業を聞くこと=勉強」
という勘違いです。
集団塾はカリキュラムを提供してくれますが、「一人ひとりがどう自習すべきか」
という具体的な作法までは踏み込みません。
また、昔、集団塾でたくさん教えていた私の経験では、10人以上になると、半分くらい
の子は実質聞いていません。そこに存在しているだけという状況になっています。
集団塾は、全員をできるようにするつもりはないという前提でいるべきです。
(関連記事)
中学受験・集団塾の限界について―SAPIX、早稲アカ、四谷大塚、臨海セミナー、栄光ゼミナール、日能研、ena
偏差値42の段階では、ただ座って板書を写し、わかったつもりで宿題をこなす
「作業」になっていました。
集団塾のスピードに追いつくことが目的化し、自分の弱点を分析して潰すという
本来の学習が欠如していました。
つまり、「エンジンの回し方を知らずに、ただアクセルを踏んでいた状態」だったと
言えます。
この根本的な問題は、相談を受けた時に私はすぐに分かりました。
理由は、「そういったパターンの子」をたくさん見てきたからです。
いずれにせよ、この点が、偏差値的な逆転劇のスタートラインとなりました。
★6年生で偏差値が42→67に25上がった5つの理由★
(0 それまで「勉強」のやり方を教わっていなかった:集団塾)
1 「正しい勉強法」を知った
2 1を続けた:半年以上
3 「停滞期」に投げ出さずに続けた
4 量をこなした
5 諸要素がつながり偏差値が上がった:二次関数のグラフ理論


1 「正しい勉強法」を知った
偏差値を劇的に上げるための「正しい勉強法」とは、
「自力で解ける状態(再現性)」を徹底することです。
具体的には、以下の3点を徹底しました。
1 解き直し(リトライ):
間違えた問題に×をつけるだけでなく、「なぜ間違えたか」を言語化し、
翌日以降に何も見ずに解けるか確認しました。とはいえ、この「解き直し」は
小学生ひとりでは高いレベルではほぼできません。そこが、まさに家庭教師等の出番です。
2 基礎の徹底:
難問に手を出さず、基本を徹底して繰り返し、反復し、体に沁み込ませます。
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過去1000人以上を教えて、良い結果が出た人たちに共通して納得・
賛してもらえたワイ語録。
「受験の3カ条!
1:基本が大事
2:基本が大事
3:1,2のルールを忘れない」
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過去1000人以上を教えて、良い結果が出た人たちに共通して納得・称賛してもらえたワイ語録。
「受験の3カ条!
1:基本が大事
2:基本が大事
3:1,2のルールを忘れない」— 塾なしで中学受験するブログ→できました。武蔵野拓 (@bunponcom) December 29, 2025
3 時間意識:
「ダラダラ解く」のをやめ、タイマーを使って常に本番の緊張感を持つ。
これらにより、学習の「密度」が劇的に変化しました。
知識を「知っている」状態から、テストで「使える」状態へと昇華させる
具体的なメソッドの習得といえます。
この段階に至るまでは多少の時間が必要です。
★6年生で偏差値が42→67に25上がった5つの理由★
(0 それまで「勉強」のやり方を教わっていなかった:集団塾)
1 「正しい勉強法」を知った
2 1を続けた:半年以上
3 「停滞期」に投げ出さずに続けた
4 量をこなした
5 諸要素がつながり偏差値が上がった:二次関数のグラフ理論


2 1を続けた:半年以上
正しい勉強法を知っても、すぐに結果が出るわけではありません。
(多くの方が「すぐに成績が上がる」と思いがちですが、すぐに上がったもの
はすぐに下がります(一夜漬けはすぐに忘れるのと同じです))
勉強法を「習慣」へと定着させるには、最低でも半年という時間が必要です。
この時期を我慢できるかが極めて大事です。
最初の1〜2ヶ月は、これまでの悪い癖を矯正する苦しみが伴います。
しかし、そこを耐えて正しい手順を繰り返すと、脳の中に効率的な
「回路」が形成され始めます。
半年経つ頃には、意識せずとも「間違えたらすぐ解き直す」「まずは定義に戻る」
といった質の高い学習が当たり前になります。
「努力の自動化」が起きたことで、後半の爆発的な伸びを支える強固な土台が
完成したと言えます。
★6年生で偏差値が42→67に25上がった5つの理由★
(0 それまで「勉強」のやり方を教わっていなかった:集団塾)
1 「正しい勉強法」を知った
2 1を続けた:半年以上
3 「停滞期」に投げ出さずに続けた
4 量をこなした
5 諸要素がつながり偏差値が上がった:二次関数のグラフ理論


3 「停滞期」に投げ出さずに続けた
この時期を我慢できるかが極めて大事です。
学習曲線は右肩上がりの直線ではなく、階段状に伸びるものです。
勉強しているのに成績が全く変わらない、あるいは少し下がる
「停滞期(プラトー)」が必ず訪れます。
偏差値40〜50台を彷徨うこの時期、多くの受験生やご家庭、保護者は
「自分(この子)には才能がない」と諦めてしまいます。
しかし、この時期は脳内で知識同士が結びつこうとしている「整理期間」
です。
ここで投げ出さず、淡々とメニューをこなしたことが勝因です。「今は潜水
しているだけで、いつか必ず浮上する」という確信に近い忍耐強さが、
周囲が脱落していく中での差別化要因となります。
★6年生で偏差値が42→67に25上がった5つの理由★
(0 それまで「勉強」のやり方を教わっていなかった:集団塾)
1 「正しい勉強法」を知った
2 1を続けた:半年以上
3 「停滞期」に投げ出さずに続けた
4 量をこなした
5 諸要素がつながり偏差値が上がった:二次関数のグラフ理論


4 量をこなした
「「センス」とは圧倒的な経験数がもたらす超高速な論理的思考である」

「質(やり方)」が改善されたら、次は圧倒的な「量」が必要です。
質が低いまま量をこなせば疲弊するだけですが、質が担保された後の「量」
は最強の武器になります。
具体的には、平日の放課後や週末の全てを、計画されたタスクに捧げました。
偏差値67という数字は、上位数%の世界です。そこへ到達するには、ライバル
が休んでいる時間に一問でも多く、一分でも長く机に向かう「物理的な積み上げ」
が不可欠です。
正しい方法で圧倒的な量をこなすことで、
「これだけやったんだから負けるはずがない」という揺るぎない自信
ができます。
★6年生で偏差値が42→67に25上がった5つの理由★
(0 それまで「勉強」のやり方を教わっていなかった:集団塾)
1 「正しい勉強法」を知った
2 1を続けた:半年以上
3 「停滞期」に投げ出さずに続けた
4 量をこなした
5 諸要素がつながり偏差値が上がった:二次関数のグラフ理論


5 諸要素がつながり偏差値が上がった:二次関数のグラフ理論
成績の伸びを数学的な「二次関数」のグラフに例えると、ある一点を
境に急上昇するタイミングがあります。
$$y = ax^2 (a > 0)$$
最初は $x$(努力量)を増やしても $y$(成績)の変化はわずかですが、
ある程度の $x$ が蓄積されると、$y$ は垂直に近い角度で跳ね上がります。
これは、バラバラだった知識(単元ごとの解法)が、ある時
「あ、この解き方はあの問題と同じ考え方だ!」
と頭の中で網の目のように繋がるからです。

この、二次関数的な成長曲線については、受験マンガとして有名な
「二月の勝者」でも「ドラゴン桜」でも同じことを言っています。
私の経験上でも全く同じです。

この「学習の成長曲線」については、親(保護者)も子(受験生)も、ともに
知っている事がとても大事です。
知っているか知らないかで勉強のモチベーションに大きな差が出るからです。
グラフにもあるように、多くの受験生や保護者が想像している成績の伸び方と
実際の成績の伸び方では大きな違いがあります。
このギャップを知らない受験生やご家庭では、こんなに勉強してるのに成績が
伸びないのなら、もう無理、撤退しようという心理状態になってしまいがちです。
この時期を我慢できるかが極めて大事です。
しかし、「学習の成長曲線」を知っているご家庭や受験生は、成績はある一定の
質と量をこなすと一気に伸びるから大丈夫と考える事ができます。
実際そうです。
★6年生で偏差値が42→67に25上がった5つの理由★
(0 それまで「勉強」のやり方を教わっていなかった:集団塾)
1 「正しい勉強法」を知った
2 1を続けた:半年以上
3 「停滞期」に投げ出さずに続けた
4 量をこなした
5 諸要素がつながり偏差値が上がった:二次関数のグラフ理論


まとめ
★6年生で偏差値が42→67に25上がった5つの理由★
(0 それまで「勉強」のやり方を教わっていなかった:集団塾)
1 「正しい勉強法」を知った
2 1を続けた:半年以上
3 「停滞期」に投げ出さずに続けた
4 量をこなした
5 諸要素がつながり偏差値が上がった:二次関数のグラフ理論


最後までお読みいただきありがとうございました。少々宣伝をさせてください。
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