模擬試験で間違えた問題の解き直しは学力・偏差値を上げる効果的かつ
効率的な学習方法です。必ずやるべきです。やらないとなかなか成績・
偏差値は上がらないでしょう。
★中学受験の模試の解き直し(復習)の効果はこの3点で決まる!★
1 子供一人でやらせない(親が可能な限り援助する)
2 正答率50%以上の問題だけでも良い(目標偏差値による)
3 「模試の解き直し用ノート」を作ると効果倍増!
四谷大塚の合不合やサピックスのSO(サピックスオープン)、首都圏模試
等々色々な模試がありますが、それらの解き直しをするのとしないのとでは
雲泥の差です。払った模試代を回収する意味でも必ず解き直し(復習)を
しましょう。
中学受験の模試の解き直し(復習)の効果はこの3点で決まる!
★中学受験の模試の解き直し(復習)の効果はこの3点で決まる!★
1 子供一人でやらせない(親が可能な限り援助する)
2 正答率50%以上の問題だけでも良い(目標偏差値による)
3 「模試の解き直し用ノート」を作ると効果倍増!
1 子供一人でやらせない(親が可能な限り援助する)
模擬試験で「できなかった・間違えた」問題というのは、基本的には
その時点では自分の実力よりも上の問題という事になります。
また、小学生にとって、模擬試験で一日に4教科のテストをするというのは、
想像以上に気力・体力を使うものです。
できなかった問題にまた正対して解き直すというのは子供には思った以上に
負担になるという事を知っておいた方が良いでしょう。
そういった意味では、
模試でできなかった問題を子供だけで解き直すというのは基本的に勧めません。
我が家の場合、「塾なし」で親がフルで伴走していたので、
以下はすべて親が(も)やりました。
・模試の解答用紙、問題用紙の間違った部分にチェックを入れる
・解き直し(復習)するべき問題を指定、確認する
・問題と解答・解説を見て理解する
・一問ずつていねいに解き直す
これくらい労力をかけてもいいくらい
「模試の解き直し」は大事で効果があります。
・模試本番での解く作業
・問題用紙、解答用紙へのチェック入れ
・正答率の確認
・解き直し、復習
これをすべて小学生ひとりでやるのは逆に非効率的です。
「これやっといて!」
という丸投げするダメ上司の感じでは、おそらくほとんどの小学生は
効率的・効果的な解き直しはできないものと思われます。
・模試本番での解く作業
これは自分でやらざるを得ませんが、それ以外は親が助けてあげる
べきです。
2 正答率50%以上の問題だけでも良い(目標偏差値による)
★中学受験の模試の解き直し(復習)の効果はこの3点で決まる!★
1 子供一人でやらせない(親が可能な限り援助する)
2 正答率50%以上の問題だけでも良い(目標偏差値による)
3 「模試の解き直し用ノート」を作ると効果倍増!
四谷大塚の合不合やサピックスのSO(サピックスオープン)、首都圏模試、
日能研、ena、早稲アカ等々色々な模試がありますので、一概に「偏差値50で
どうこう」とは言えませんが、どんな模試でも大枠として
【正答率50%以上の問題を全問正解で偏差値60!】
という事を覚えておいてください。
★全問正解(100点満点)は不要です
★正答率50%以上の問題を全て正解すると偏差値58~60になります
★模試の見直しも(まずは)正答率50%以上で間違えたものだけでいいです
★要するに「基本」が大事です
目指すべき偏差値と解き直しが必要な正答率を確認しましょう。
(模試によって目指す偏差値は変わると思いますので、適宜対応させてください)
目指す偏差値 | 解き直しの必要な正答率の問題 |
偏差値70~ | 正答率10%以上を解き直し |
偏差値65~ | 正答率30%以上を解き直し |
偏差値60~ | 正答率50%以上を解き直し |
偏差値55~ | 正答率50%以上を解き直し |
偏差値50~ | 正答率50%以上を解き直し |
偏差値40~ | 正答率40%以上を解き直し |
やはり基準は「正答率50%以上で間違えた問題」という事になります。
正直、正答率10%くらいの問題は「解けなくてもいい」というスタンス
で問題ないでしょう。それよりは、正答率50以上を全問正解する事の
方が大事です。
どんな模試でも半分の人ができた問題(正答率50%)を落とすと、その中での
偏差値は低くなりやすいです。
中学受験で「偏差値60」を目指すのに必要な事は
なんでしょうか?
●他の子が解けない難問を正解する?
●得意科目で100点に近い点数を取れるようにする?
●ひたすら根性で勉強する?
どれも正しいと言えば正しいですが、どれも大変そうですよね?
より合理的に偏差値60に至るルートがあります。
結論の前に、事実として以下の点を知っておいてください。
★模試でも本番でも100点満点の子はほぼ存在しません★
四谷大塚や日能研、サピックス(SAPIX)、首都圏模試等々、多くの主催者が
中学受験用の模擬試験を開催していますが、どの結果を見ても、「満点」の子
はほとんど存在しません。
また「声の教育社」が出している過去問集には、発表している学校の場合、
「合格最低点」「合格最高点」や各教科の「受験者平均点」「合格者平均点」
などとても便利な数字が載っています。
それらの数字を見てわかるのは、やはり「満点は必要ない」という事です。
(個人的にはどうかと思いますが、難関中学では「合格者の平均点」が
満点の5割程度の所もあります。難しくしすぎやろ)
模擬試験では、より詳細に各教科、各問題についての数字が出ます。
結論を書きます。
中学受験で「偏差値60」を目指すのに必要な事は、
正答率50%以上の問題を全て正解する事です。
正答率50%以上の問題を全て正解すると偏差値58~60になります。
SAPIXでも首都圏模試でもそう変わりません。
つまり、
●他の子が解けない難問を正解する?→不要
●得意科目で100点に近い点数を取れるようにする?→不要
●ひたすら根性で勉強する?→不要
もちろん上記の点はできるのであればそれに越したことは
ありませんが、少なくとも「偏差値60」を目指すにあたっては
合理的ではありません。
他の子(同じ模試を受けた子の半分以上)ができている問題を
きちんとできるようにする。
これがもっとも合理的に「偏差値60」に至るルートです。
「模試の見直し」「解き直し」も、
(まずは)正答率50%以上で間違えたものだけでいいです。
理由は、正答率が10%未満のような問題を解けるようにするよりも、
正答率50%以上の問題を全て正解する事
の方がはるかに簡単で、合理的だからです。
もちろん難問を解けるようにする事は良いことですが、まずは
正答率50%以上の問題を全て正解する事
です。なにしろ、勉強に使える時間は限られていますからね。
正答率50%以上の問題を全て正解できたら(つまりは「偏差値60」前後)、
はじめて正答率の低い問題もきちんとできるようにしてさらに上を
目指しましょう。
3 「模試の解き直し用ノート」を作ると効果倍増!
★中学受験の模試の解き直し(復習)の効果はこの3点で決まる!★
1 子供一人でやらせない(親が可能な限り援助する)
2 正答率50%以上の問題だけでも良い(目標偏差値による)
3 「模試の解き直し用ノート」を作ると効果倍増!
最後に、ここまでできればかなり強いという点を話します。
各種模試の解き直しが大事だという事はご理解いただけたかと思います。
という事は、それらの模試で間違えた問題をまとめたもの(ノート)が
あれば便利ですよね?
作りましょう。
ただし、これも子供だけでやるとかなり大変ですので親が手伝える範囲で良いかと思います。
●模試で間違えた問題+正答率が50%以上の問題のコピーを取る
●それを教科ごとにノートを用意して貼る
●教科ごとのノートに解き直し+解答を書いていく
●それを持ち歩いて、模試の直前や受験の直前に読み返す
ここまでできると相当違います。
国語の評論文や小説の読解などはちょっとやりづらいですが、
他の教科は基本的にできるはずです。
「模試の解き直し用ノート」
は受験時にそれだけを持って行くという方も多いですね。
まとめ
★中学受験の模試の解き直し(復習)の効果はこの3点で決まる!★
1 子供一人でやらせない(親が可能な限り援助する)
2 正答率50%以上の問題だけでも良い(目標偏差値による)
3 「模試の解き直し用ノート」を作ると効果倍増!
どのレベルでやるかは色々でしょうが、
模試で間違えた問題の解き直し・復習は絶対にやりましょう。
学力向上に非常に効果のある勉強法です。