宝仙学園のいじめ問題まとめ・順天堂大学系属理数インター中学校・2024年

宝仙学園・順天堂大学系属理数インター中学校のいじめ問題を

「NEWSポストセブン」が学校名入りで報じて話題です。

個人的には、この種のいじめは、証拠があるのであれば、犯罪として扱い、

加害者とその内容が特定できるのであれば、刑事罰を含む、可能な限りの

罰則を与えるべきと思います。

また、いっぱんに「いじめ」については、公立・私立を問わず、隠蔽

するのが学校の常ですが、今回の宝仙学園でも同じような流れだったよう

です。

ちなみに、「宝仙学園」の偏差値は四谷大塚の2月1日で42-43となっており、

中学受験の対象校としては、いわゆるボリュームゾーンの下位層が進学する

学校という位置づけになります。

なお、下記は、基本的に被害者側の証言を基にまとめていますので、必ずしも

すべてが事実ではないかもしれませんが、宝仙学園の中学生同士の間で、

自慰行為の強要や動画撮影、拡散があったのは警察も動いている事実のよう

です(書類送検1名)し、証拠も多数あるので、大枠では事実として認識して

記事を書いています。

 

宝仙学園のいじめ問題まとめ・順天堂大学系属理数インター中学校・2024年

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「手、止めんなや!」「学校でライブ配信したらおもろいね」──

周囲に囃し立てられる中、ベッドに横たわって自慰行為をする少年。

問題の動画は、2022年11月に行われた「宝仙学園 順天堂大学系属理数インター中学校」

の修学旅行で撮影されたものだ。

動画に映る少年・Aくんは当時、中学3年生。いじめに対して学校側は満足

な対応をしてくれず、精神的苦痛により心的外傷後ストレス障害 (PTSD)

と診断されたという。宝仙学園とは異なる高校に進学せざるをえなくなった

Aくんは、「僕のような思いをする子どもがもう出ないようにしてほしい」

と真摯な表情で語った──。

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出典:NEWSポストセブン

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宝仙学園のいじめ問題まとめ・順天堂大学系属理数インター中学校・2024年

「NEWSポストセブン」の記事をまとめると、

 

・A君は2020年春に宝仙学園中学校に入学

・2年生の6月頃から(複数の男子生徒から)いじめられるように

・最初は持ち物を隠されるなど

・階段から突き落とされたり、殴られてアザができたことも

・局部を蹴られたことも

・理由は加害者の男子生徒が気になっている女子と仲が良かったから

・先生に何度も相談するも、満足できる対応はしてくれず

・母親が2022年6月に担任にメール(返信なし)

・2022年11月沖縄へ修学旅行:自慰行為の強要と撮影・拡散

被害にあったあざの写真

・修学旅行後、A君の父親と学校側が話し合い

・学校側はいじめではなく「A君の問題行動」と捉えている様子

11月下旬から約2か月間のA君のみの別室指導

・A君にトラブルの原因があるような誓約書を学校側に書かされる

学校側から強要された誓約書

・A君は遺書を書くほど追い詰められる

スマホに見つかった遺書のようなメッセージ

2023年11月、Aくんには心的外傷後ストレス傷害(PTSD)の診断がくだる

心的外傷後ストレス障害 (PTSD)と診断された診断書

2023年1月7日、学校側から外部の高校受験をすすめられる

中学を卒業したタイミングでAくん一家は動画を撮影・拡散された

件について警察に被害届を提出し、動画を撮影した生徒1人が書類送検

(証拠は既に消されていて不起訴)

・他の生徒からはLINEで謝罪

・A君は現在(2024年9月)は別の高校に通っている

2024年5月、宝仙学園からA君一家に封書が来る

(東京都私学部が動いたために学校が動いた模様)

 

 

宝仙学園のいじめ問題まとめ・順天堂大学系属理数インター中学校・2024年

宝仙学園に限らず、「学校」というものは基本的に、「いじめは存在しない」

という体で物事に対処してきますね(歴史を見ればわかります)。

理由はおそらくですが、「いじめがある」という事自体がその学校(つまりは

校長をトップとする組織)のガバナンスに問題があるとみられるからでしょう。

 

また、宝仙学園は私立の学校ですが、私立は公立以上に

「隠ぺい」「なかった事にする」

圧力が強いように思います。

 

実際、私立の学校は、ある意味では治外法権的な所がありますので、

はっきりとした証拠さえなければ闇から闇にというのが一般的なのかも

しれません。いやな話ですが・・・。

私立中学の「ブラックボックス」問題については他にもいろいろな話があります。

同じようないじめ問題などが起きたら一気に噴出するかもしれませんね。

 

今回の宝仙学園のいじめに限った話ではありませんが、もし、自分の子供が

いじめの被害者側になった場合は、学校や担任の先生は一切信用できないという

前提で、証拠をきちんと集めて、しかるべき外部組織や警察を動かして、外から

圧力をかけないと学校という所は自分たちの都合のいいようにしか物事を処理

しないと考えるべきでしょう。

あと、個人的には加害者生徒たちが実質おとがめなしというのは納得がいかない

ですね~。今頃、宝仙学園の高校生として、「名前とか顔が出たらどうしよう・・・」

とガクガクブルブルしているのでしょう。

 

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