中学受験・国語読解のコツはたったの3つ:やりすぎないことが大事―中学受験に塾なしで挑戦するブログ

中学受験・国語の参考書は「あれもやれこれもやれ」と言いすぎです。

結果として

「(ほぼ)全部線を引く」

「時間が足りなくなる」

「結局何をすればいいか分からない」

子を量産しています。当然、そういった子は国語の成績が安定しない

(もしくは悪いまま)という結果になります。

★中学受験・国語読解のコツはたったの3つ:やりすぎないことが大事★

1 線引きと書き込みはやる事を限定する

2 なぜやりすぎない事が重要か?読み返した時に「パッと見て分かる」事が大事だから

3 小説なら「心情」・評論なら「要するに」が分かれば良い

 

中学受験・国語読解のコツはたったの3つ:やりすぎないことが大事

1 線引きと書き込みはやる事を限定する

何のために線を引くか?

何のために書き込むか?

これを先に分かっておくことが大事です。

 

そうでないと、

何となく線を引く→結果として線引きだらけになり、どこが大事なのかが分からなくなる

とりあえず線を引く→(いろいろな所に線引きがあり)線を引いた意味がない

というパターンになる事が多いです。

 

では、どこに線を引くのか?ですが、

・小説なら「心情」

・評論なら「要するに」(まとめ・主張)

です。

上記が基本中の基本ですが、それ以外に○で囲んだり、線を引いても良いのは、

・小説なら初出の登場人物+日付や季節など

・評論なら「しかし」等の逆接の接続詞

です。

 

それ以外の所には線を引いたり、書き込んだりしてはいけません

 

2 なぜやりすぎない事が重要か?読み返した時に「パッと見て分かる」事が大事だから

そもそも、国語の本文や問題文に線を引いたり、書き込んだりするのは

「パッと見て分かる」事が大事だから

です。

 

どんな問題でも、

1 「本文を読む」

2 「問題文を読む」

3 「本文で確認する」

4 「問題文に答える」

 

この流れを経ます。

その際に、適切な線引きや書き込みができていないと、「3 「本文で確認する」」

この部分を何度もする必要が出ます。もちろん、精度も落ちます

 

それを極力なくすために書き込む必要があるのです。

「時間がないから何も書かないんだよ」

ですか? non non non

そのパターンだと、高いレベル(本文や問題文が難しくなった時)に対応

できません。

 

国語の本文や問題文に線を引いたり、書き込んだりするのは

「パッと見て分かる」事が大事だから

です。

 

心情部分に「心」マークをするだけで、

「あ、心情はここだった」

と分かりますし、

著者の主張部分に「まとめ」や「主」マークをするだけで、

「あ、ここが「要するに」」

だったというのが分かります。

 

3 小説なら「心情」・評論なら「要するに」が分かれば良い

ここまでの話をまとめる、ないしは、逆から言うと、

 

小説なら「心情」・評論なら「要するに」が分かれば良い

↓ ↓

だから、「そこ」だけが分かるように書き込めばいいわけです。

 

もちろん簡単にはできません。

 

練習・訓練・修行

が山のように必要です。

 

ただ、練習する意味や方法を知らずに「ただやるだけ」だと

永遠に国語はできるようになりません。

 

まとめ

★中学受験・国語読解のコツはたったの3つ:やりすぎないことが大事★

1 線引きと書き込みはやる事を限定する

2 なぜやりすぎない事が重要か?読み返した時に「パッと見て分かる」事が大事だから

3 小説なら「心情」・評論なら「要するに」が分かれば良い

 

読解の方法・コツを知ったうえで修業をすることが

大事です。

(関連記事)

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