日本の主要都市の雨温図一覧:札幌・青森・仙台・新潟・東京・静岡・長野・鳥取・岡山・高知・香川・鹿児島・那覇:年間降水量と平均気温のグラフ
中学受験の「社会」の「地理」では、年間降水量と年間平均気温のグラフ
が良く出題されます。
http://www.nocs.cc/study/uonzujp.htm
こういうものですね。
この記事では、
「中学受験+年間降水量と年間平均気温のグラフ」
について分かりやすくまとめました。
中学受験における年間降水量と平均気温のグラフのポイント
●都道府県庁所在地の特徴・基本を把握する
●「特殊」なものを覚える
この二点で基本的には問題ありません。
「都道府県」では、その内部でかなり差がある所もあるので、必ず、
「市」単位で出題される事も大事です。つまり、同じ都道府県で
も場所によってだいぶ違います。難易度が上がるとそこが問われま
す。例えば、北海道の「内陸」(旭川や帯広)と「海沿い」(函館、室蘭)
の違いなどです。
ですが、まずは「都道府県庁所在地」のグラフを確実に覚えましょう。
基本レベルは、都道府県庁所在地単位では、以下の点がポイントです。
降水量のポイント+見分け方(都道府県庁所在地)
●北海道(札幌)は梅雨がない(6月、7月の降水量が少ない)*青森も
●「豪雪地帯」は北陸(新潟市、金沢市、福井市等)⇒12月、1月の降水量が多い
●「年間降水量が多い(2400mm前後)」のは、高知市、宮崎市等の太平洋沿い+豪雪地帯
●「年間降水量が少ない(1000mm前後)」のは、高松市、岡山市(晴れの国岡山)、長野市等
http://www.nocs.cc/study/uonzujp.htm
気温のポイント+見分け方(都道府県庁所在地)
●12月と1月に平均気温がマイナスになるのは北海道の札幌(青森、秋田等は1月のみ)
●12月と1月に平均気温が20度近いのは那覇市(沖縄)
12月と1月ともに平均気温がマイナスなるのは北海道の諸都市だけです。
同じように、12月と1月に平均気温が20度弱まで上がるのは沖縄(那覇市)です。
青森や盛岡(岩手県)は、1月には平均気温がマイナスですが、12月は0度
前後です。受験で、北海道と青森の雨温図の違いを見わけるとしたら、12月の
平均気温がマイナスなのが北海道という事になります。
「東京」のグラフは暗記すると良い(比較対象・選択肢に良く出る)
中学受験で「降水量と気温のグラフ」が出題される際は、
「東京」は選択肢にしょっちゅう出ますので覚えてしまった方が
良いです。比較対象になりますので。
東京のポイントは、9月、10月の方が梅雨よりも降水量が多いことと、
冬は乾燥していて雨が少ない事です。
北海道:内陸(盆地)の方が寒い
http://www.nocs.cc/study/uonzujp.htm
北海道は広いので、地域によって気温が結構違います。
北海道のポイントは、
●梅雨がないので6月7月の降水量が少ない
●12月と1月に気温がマイナスになる
●内陸(旭川、帯広等)の方がさらに気温が低い
●根室(太平洋岸)は冬に乾燥するので意外と雪が降りません(冬の降水量少な目)
です。
旭川、帯広等の内陸都市(盆地)は、室蘭や函館などの海沿いの
都市に比べて1月の平均気温が低く、マイナス10度近くなります。
東北の降水量と気温:太平洋側はそれほど雪が降らない
東北地方(県庁所在地)の降水量と平均気温のポイントは、
●太平洋側(盛岡、仙台、福島)はそれほど冬に雪が降らない(降水量多くない)
●青森市は北海道に近いので、梅雨に降水量が少なく、冬は雪が多い
●日本海側の北の方(青森、秋田)は冬に雪が多い
●平均気温がマイナスになるのは、青森、岩手、秋田、山形の1月のみ
関東地方の降水量と気温:冬乾燥+9月10月の降水量が多い
関東地方のポイントは、
●冬(12月と1月)に乾燥していて降水量が少ない
●梅雨(6月7月)よりも9月10月の降水量が多い
です。
「東京」は選択肢の問題で、比較対象として頻出なので、
覚えてしまった方が良いです。
中部地方:北陸は豪雪地帯
中部地方は太平洋側(静岡県、愛知県)、内陸県(長野県、岐阜県)、
北陸の日本海側(新潟県、富山県、石川県、福井県)では全然違います。
ですので、それぞれ分けて理解しましょう。
●北陸(新潟、金沢、福井)は日本有数の豪雪地帯:冬の降水量多い
●長野市と甲府市は年間降水量少ない(1000mm前後)+盆地なので夏冬寒暖差大きい
●静岡市は年間降水量が多い(2400mm前後)
近畿地方:三重県尾鷲市は年間降水量日本一(約4000mm)
近畿地方は、県庁所在地に関しては、特筆すべき事はありません。
ただし、それ以外の場所でよく中学受験に出ます。
兵庫県は瀬戸内海と日本海に面しているので、瀬戸内海側の神戸市
と日本海側では気候がまったく違います。日本海側は北陸にも近く
冬に雪がたくさん降ります。
もう一つ、入試・受験に必須の降水量・気温のグラフの市があります。
ずばり、年間降水量日本一の三重県尾鷲市(おわせし)です。
9月に極端な降水量のグラフが出たらほぼ三重県尾鷲市か紀伊半島南部
のどこかと考えていいでしょう。年間降水量約4000mmで、東京の
倍以上です。
三重県尾鷲市だけでなく、紀伊半島南部は9月頃に極端に降水量が
多くなります。
中国地方:岡山は「晴れの国」・鳥取は冬に雪が降る
中国地方は、岡山市と鳥取市がポイントです。
岡山は県が「晴れの国」をアピールするほど日照時間が多い
ようです。ですので、岡山市の降水量は少ないです(1000mm前後)。
鳥取市は、北陸に一番近いので、冬に雪が降り、12月と1月の降水量が
やや多くなっています。
四国地方:高知市は雨が多い・高松市は雨が少ない
太平洋側の高知市は年間降水量が日本の県庁所在地ではトップクラスに
多くなっています。約2500mm前後。試験にも良く出ます。
他に降水量が多い県庁所在地は、宮崎市、鹿児島市、静岡市などの
太平洋側と、豪雪地帯の金沢市、福井市などの北陸地方です。
逆に、瀬戸内海側の高松市(香川県)は、年間降水量1000mm前後と
県庁所在地では最も雨が降らない部類です。他に降水量が少ない県庁所
在地は、長野市(内陸の盆地)、岡山市などです。
九州地方
九州地方は、鹿児島市と宮崎市が県庁所在地としては、年間降水量が
かなり多いです。約2500mm前後。
太平洋側で台風の通り道になる事が多いからかと思われます。
それ以外はあまり試験にはでないようです。
沖縄:12月と1月の平均気温が20度弱
那覇市(沖縄県)のグラフも良く選択肢に出ます。
ポイントは、12月と1月の気温が20度弱と、日本の他の県庁所在地
とは明らかに異なっている点です。
まとめ―降水量のポイント+見分け方(都道府県庁所在地)
●北海道(札幌)は梅雨がない(6月、7月の降水量が少ない)*青森も
●「豪雪地帯」は北陸(新潟市、金沢市、福井市等)⇒12月1月の降水量が多い
●「年間降水量が多い(2400mm前後)」のは、高知市、宮崎市等の太平洋沿い+豪雪地帯
●「年間降水量が少ない(1000mm前後)」のは、高松市、岡山市(晴れの国岡山)、長野市等
http://www.nocs.cc/study/uonzujp.htm
まとめ―気温のポイント+見分け方(都道府県庁所在地)
●12月と1月に平均気温がマイナスになるのは北海道の札幌(青森、秋田等は1月のみ)
●12月と1月に平均気温が20度近いのは那覇市(沖縄)
まとめ―「東京」のグラフは暗記すると良い(比較対象・選択肢に良く出る)
中学受験で「降水量と気温のグラフ」が出題される際は、
「東京」は選択肢にしょっちゅう出ますので覚えてしまった方が
良いです。比較対象になりますので。
東京のポイントは、9月、10月の方が梅雨よりも降水量が多いことと、
冬は乾燥していて雨が少ない事です。