この記事は【速さ】の問題の基本編です。
速さ!公式・単位の換算のyoutube動画
この記事のyoutube音声動画です。
音声を聞きながら記事を読んでいくとより分かり
やすいかと思います。
「きはじ」(みはじ)の法則
距離(道のり)=速さ×時間
速さ=道のり÷時間
時間=道のり÷速さ
これは基本ですが、上記と同時に
1時間=60分
1分=60秒
1時間=3600秒
1分=1/60時間
1秒=1/60分
1秒=1/3600秒
この辺りをきちんとしておきましょう。
(最終的には)速さは、
時速18km=分速300m=秒速5m
まずはこれを頭に叩き込む。といきなり言われても分からないでしょう
から、上記は最後に再度書きます。
●「時速」=1時間あたり進む距離(時速60km=1時間に60km進む)
●「分速」=1分間に進む距離(分速1km=1分間に1km(1000m)進む)
●「秒速」=1秒間に進む距離(秒速10m=1秒間に10m進む)
例題)2時間で90km進む車の時速は?
2時間で90kmなので、1時間で何キロ進むか考えれば良い。
90÷2=45 答え)時速45km
時速・分速・秒速の求め方/公式
分速=時速×1/60
分速=秒速×60
時速=分速×60
秒速=分速×1/60
もちろん割り算でも良いが式は分数のほうが良いかも。
「道のり(進んだ距離)」が分かっている場合は、以下の公式になります。
時速=道のり÷時間
分速=道のり÷分
秒速=道のり÷秒
(以下繰り返しですが)面積図で考えると分かりやすいかもしれません。
●「時速」=1時間あたり進む距離(時速60km=1時間に60km進む)
●「分速」=1分間に進む距離(分速1km=1分間に1km(1000m)進む)
●「秒速」=1秒間に進む距離(秒速10m=1秒間に10m進む)
ここまでは意外といけると思います。
小学校4~5年生くらいになると、色々と移動する事も
あるでしょうから、なんとなく「距離」というのは実感
がありますしね。毎日通学していればなおさらです。
自分の通学時間と距離から分速を出してみてはどうでしょ
う?
ただ、問題は、次の「単位の換算」です。
「速さ」の単位の換算
簡単にいえば、
1kmは何m?とか、1分は何秒?
といった話です。
●1km=1000m
●1分=60秒
●1時間=60分=3600秒
分速=時速×1/60
分速=秒速×60
時速=分速×60
秒速=分速×1/60
これも慣れれば問題ないかと思います。
「覚えて慣れる(問題を解く)」
これが鉄則です。
俗語で「1k」(1000の事)と言ったりしますよね?
「あ~あれは3k(3000円)だったよ」みたいな使い方ですね。
秒速/m→時速/kmは3.6倍!・時速km→秒速mは3.6で割る!
速さの問題では、「km⇔m」の換算が頻出です。
ちょっとやっかいなのは、上記の換算が組み合わされた時です。
例題)秒速20mは時速何km?
秒速×3600=時速
ただし、この種の問題に非常に便利な公式があります。
覚えてしまいましょう。
【秒速□mを時速△kmにするには、「3.6倍」する!】
【時速△kmを秒速□mをにするには、「3.6で割る÷」!】
この公式は便利です。
秒速20m×3.6=72、時速72km あっという間にできます。
【秒速□mを時速△kmにするには、「3.6倍」する!】
【時速△kmを秒速□mをにするには、「3.6で割る÷」!】
これが成り立つ理由は、
秒速□mを時速△kmにするには
1時間=3600秒、1km=1000mなので、3600をかけて(×)、1000で割る÷
という事になり、3.6倍するという事になります。
20×3600÷1000=72 これを省略して20×3.6=72にできます。
時速△kmを秒速□mをにするには
1km=1000m、1時間=3600秒なので、1000をかけて(×)、3600で割る
わけなので、3.6で÷割ることになります。
時速72km→72×1000÷3600→秒速20m
これを省略して、72÷3.6=20とできます。
【秒速□mを時速△kmにするには、「3.6倍」する!】
【時速△kmを秒速□mをにするには、「3.6で割る÷」!】
もちろん、「m」同士、「km」同士であれば、
秒速→分速は60倍(秒速100mは分速6000m)
秒速→時速は3600倍(時速100mは分速360000m)
です。
時速・分速・秒速の一覧
時速18km=分速300m=秒速5m
時速36km=分速600m=秒速10m
時速72km=分速1.2km=秒速20m
例題)120mの道のりを分速300mで走ったらどれくらいの時間がかかるか
速さと比の基本
(距離が同じ場合)
①速さの比がA:Bなら、時間の比はB:A
(速さが2倍なら、かかる時間は半分)
(時間が同じ時)
②速さの比がA:Bなら、距離の比はA:B
(速さが2倍なら、同じ時間進めば距離も2倍になる)
(速さが同じなら)
③距離の比がA:Bなら、時間の比はA:B
(速さが同じなら、距離が2倍になれば時間も2倍になる)
まとめ
速さは、
時速18km=分速300m=秒速5m
まずはこれを頭に叩き込む。
時速18km÷3.6=秒速5m
秒速5m×3.6=時速18km
でしたね?
「旅人算」などは6年生で習うので、まずは上記の「速さ」の基本を
知っておきましょう。