人の誕生
男性の精子と女性の卵(卵巣で作られる)が受精すると受精卵ができます。
受精卵は子宮の壁につき(着床)、受精卵が子宮内で成長し胎児になります。
胎児は受精から約38週(約266日)子宮で育った後、産まれます。
「ヒト」の卵は養分をほとんどもたないので小さい(約0.14mm)。
「ヒト」はほ乳類なので(卵ではなく)親と同じ形で産まれる「たい生」
です。生まれた後は「乳」で育ちます(何といってもほ乳類ですから)。
画像出典『塾技100理科』p156
受精して受精卵になる→卵管から子宮へ移動し着床→
約4週目心臓が動き出す→約8週目目・耳・手・足の区別ができる
→約24週目羊水(ようすい)の中でよく動く→約38週目頭を母親
の骨盤に入れ、出てくる準備をする
「ヒトの誕生」における中学受験上のポイント
1 たい盤・へそのお・羊水
たい盤とへそのお:母親から退治に養分や酸素を送り、胎児から二酸化炭素や不要物を受け取る
羊水:胎児をしょうげきから守る
2 胎児と母親の物質交換
養分と酸素:母親→胎ばん(へそのおとつながっている)→へそのお→胎児
不要物と二酸化炭素:胎児→へそのお→胎ばん→母親
●へそのおには2本の動脈と1本の静脈がある
●流れる血液は胎児の血液のみ
3 産声(うぶごえ)を科学的に知る
産声(うぶごえ)とは、産まれたての赤ちゃんの第一声。胎児の肺はふく
らんでいませんが、産声をあげることで、肺呼吸ができるようになります。
4 卵円孔(らんえんこう)
卵円孔(らんえんこう)とは、胎児期の心臓に存在する穴。
誕生直後に卵円孔がふさがり、肺に血液が流れこむ。
まとめ
以上、
ヒトの誕生:たい盤・へそのお・羊水・卵円孔(5年生)―「中学受験+塾なし」の勉強法
でした。
●受精、受精卵の動き、着床の場所等を図で分かるようにしましょう
●たい盤、へそのお、羊水等の役割を正確に覚えましょう