水圧と浮力―中学受験+塾なしの勉強法

水圧

出典:くらべてわかるできる子図鑑 p192

水圧は、水中の物体に全ての面から垂直方向で働く力です

水圧は水の重さによって受ける圧力です(深いほど圧力が高い)

水圧は水面からの深さに比例して大きくなります(深いほど水圧高い)

 

浮力:水が、中にあるものを上に押し上げようとする力

浮力とは、水が、中にあるものを上に押し上げようとする力です。

お風呂に洗面器を沈めようとすると、グググッと押し返される感じが

しますよね。あれが「浮力」です。

項目 内容 理由・ポイント
水圧(左右) つり合っている 右から押す力と左から押す力が同じなので、打ち消し合う。
水圧(上下) 下からの方が強い 水圧は深いところほど強くなるため。
浮力の正体 上下の水圧の差 下からの強い力が、上からの弱い力に勝って「上向きの力」になる。
浮いている時 重力 = 浮力 物体の重さと、押し上げる力が同じ(等しい)状態。

●浮力は、物の上の面と下の面に働く水圧の差によって生じます

●(水に)浮いている物は浮力(↑)と重力(↓)が等しくなります

(ですので)

●(浮いている)物の重さ=浮力=液面下の物の体積と同じ体積の液体の重さ

になります。

画像出典『塾技100理科』p76

アルキメデスの原理とは?

アルキメデスの原理とは、

「物体が水に沈んだとき、その物体が押し出した水の重さと、物体にかかる浮力は等しくなる」

という法則のことです。

コップになみなみと水が入っているとします。そこに、100gの重さの物体を沈めました。

すると、水があふれてきますよね。

1 もし、あふれ出た水の重さが 80g だったとしたら:

物体は 80g 分の浮力を受けて、重さが実質 20g(100g – 80g)に軽くなったように感じます。

2 もし、物体が完全に水の中に沈んだら:

その物体が「自分の体積と同じ分だけの水」をどかしたことになります。

状態 浮力の大きさを知る方法
浮いている時 浮力 = 物体の重さ(つり合っているから)
沈んでいる時 浮力 = おしのけた水の重さ(体積が同じ水の重さ)

ばねばかりと台はかり

(物体が底から離れて浮いている場合)

●ばねばかり=物体の重さ-浮力

●台はかり=ビーカーの重さ+水の重さ+浮力

      ビーカーの重さ+水の重さ+(物体の重さ-ばねばかりが引く力)

 

(例題)

ある重さ 200g の鉄の球を、水が入ったビーカーの中に入れました。

鉄の球は水に沈みますが、ビーカーの底にはついていません。

1 このとき、鉄の球が水から受ける「浮力」は、「鉄の球が押しのけた水の重さ」

と同じになります。もし、この鉄の球が 50立方センチメートル の大きさ(体積)

だとしたら、浮力は何gになるでしょう?

(ヒント:水は 1立方センチメートル あたり 1g の重さです)

2 水に入れる前、鉄の球の重さは 200g でした。水の中に入れて浮力を受けると、

バネばかりの目盛りは何gになるでしょう?

解説(解き方)

1番のヒント:

鉄の球が水の中に入ると、球の体積と同じ 50立方センチメートル 分の水を

「どかして」その場所に入りますよね。その「どかされた水(押しのけた水)」

の重さが、浮力の大きさになります。

計算:50 × 1= 50g

2番のヒント:

鉄の球は 200g の重さで下に引っ張られていますが、浮力という

「上向きの力」が 50g 働いています。だから、バネばかりは 200g

よりも少し軽く表示されるのです。

計算:200-50 =150g

(物体が底から離れて浮いている場合)

●ばねばかり=物体の重さ-浮力

●台はかり=ビーカーの重さ+水の重さ+浮力

      ビーカーの重さ+水の重さ+(物体の重さ-ばねばかりが引く力)