立体図形を斜めに切断した時の体積は【底面積×高さの平均】
立体図形を斜めに切断した時の体積は【底面積×高さの平均】
下の図は、底面が平行四辺形の四角柱を斜めに切断したものです。
「四角柱(正方形、平行四辺形、長方形、ひし形)を斜めに切断」
のパターンは下記のテクニックが使えます。
●a+c=b+d
●体積=底面積×(a+b+c+d)÷4 *(a+b+c+d)÷4は高さの平均
● =底面積×(a+c)÷2 *(a+c)÷2は高さの平均
=底面積×(b+d)÷2 *(b+d)÷2は高さの平均
上記のテクニック(公式)はそれなりに理解しやすいのではないでしょうか?
立体図形を斜めに切断した時の体積は【底面積×高さの平均】
立体図形を斜めに切断した時の体積が【底面積×高さの平均】になる理由ですが、
四角柱の場合、切断された立体の上に、逆さまにした同じ立体を乗せる(四角柱になる)
と公式(テクニック)から考えてきれいに説明がつきますよね?
●a+c=b+d *「対角線」です
●体積=底面積×(a+b+c+d)÷4 *(a+b+c+d)÷4は高さの平均
● =底面積×(a+c)÷2 *(a+c)÷2は高さの平均
=底面積×(b+d)÷2 *(b+d)÷2は高さの平均
出典:『塾技100算数』p106
三角柱を斜めに切断した場合も【底面積×高さの平均】
三角柱を斜めに切断した場合も、四角柱のときと同じで、
立体図形を斜めに切断した時の体積は【底面積×高さの平均】
です。
出典:『塾技100算数』p106
体積=底面積×(a+b+c)÷3(図1)*(a+b+c)÷3は高さの平均
断面積×(a+b+c)÷3(図2)*断面積は図2は底面積と同じ
円柱も同じです。
立体図形を斜めに切断した時の体積は【底面積×高さの平均】
立体図形を斜めに切断した時の体積は【底面積×高さの平均】の問題
問題)この立体の体積は?
立体図形を斜めに切断した時の体積は【底面積×高さの平均】
(2×2×3.14)×(2+4)÷2
=12.56×3
=37.68
答え)37.68cm3
問題)直方体を切った図です。
(1)アの長さは?
(2)この図の体積は?
ア+4=9+6
ア=11
答え(1)11cm
底面積=36cm2
高さの平均:(11+4+9+6〕÷4=15/2=7.5
36×7.5=270
答え(2)270cm3
立体図形を斜めに切断した時の体積が【底面積×高さの平均】になる理由ですが、
四角柱の場合、切断された立体の上に、逆さまにした同じ立体を乗せる(四角柱になる)
と公式(テクニック)から考えてきれいに説明がつきますよね?
問題)体積は?
立体図形を斜めに切断した時の体積は【底面積×高さの平均】
底面積4×8÷2=16
高さの平均(7+5+3)÷3=5
16×5=80
答え)80cm3
以上、基本問題でした。5年生の段階では、基本問題を「完璧」に
解ける事が大事です。
まとめ
立体図形を斜めに切断した時の体積は【底面積×高さの平均】
●a+c=b+d
●体積=底面積×(a+b+c+d)÷4 *(a+b+c+d)÷4は高さの平均
● =底面積×(a+c)÷2 *(a+c)÷2は高さの平均
=底面積×(b+d)÷2 *(b+d)÷2は高さの平均
体積=底面積×(a+b+c)÷3(図1)*(a+b+c)÷3は高さの平均
断面積×(a+b+c)÷3(図2)*断面積は図2は底面積と同じ