三角すいの展開図(切断された立体図形)
この形の展開図(正方形)を見たらピンと来ましょう。
●立方体の頂点と、2辺の中点で切断した三角すいの展開図●
出典:『塾技100算数』p108
立方体の時の頂点(B)が展開図にすると正方形の3つの頂点になり、
立方体の中点(P、Q)が展開図にすると三角形の2つの頂点になる
事をサッとイメージできるようにしましょう。
このパターンの三角すいの体積の求め方の公式は以下です。
(中点までの長さ×中点までの長さ÷2)×正方形の一辺×1/3
●底面積=中点~頂点の長さ×2÷2
●高さ=展開した正方形の一辺(BF)
●すい体の体積=底面積×高さ×1/3
すい体(三角すい・四角すい・円すい)の公式とテクニック!円すいがポイント!
仮に正方形の1辺が12cmなら、
6×6÷2×12×1/3=18×4=72 72cm3
展開図にすると正方形になる三角すい×4=正四角すい
展開図にすると正方形になる三角すいのもう一つのポイントは、
4倍して正四角すいにした時です。
出典:『塾技100算数』p108
立体図形の高さは、どの面を底面とするかで変わります。
出典:『塾技100算数』p108
(参考記事)三角形の面積
三角すいの展開図(切断された立体図形)の問題
問題)
(1)このパターンの三角すいの体積は
(中点までの長さ×中点までの長さ÷2)×正方形の一辺×1/3
6×6÷2×12×1/3=18×4=72
(1)72cm3
(2)高さがどこかを確認しましょう。
三角形AMNからCまでが高さです。
ただ、直接は求められなさそうですね・・・。
(多くの問題がそうですが、(2)や(3)は(1)や(2)の答えを使うのが前提となります)
この立方体の体積が72cm3である事を利用しましょう。
高さを□とすると、
AMNの表面積×□×1/3=72
です。
AMNの表面積は、正方形の面積から他の3つの三角形の面積を引けば良いです。
正方形の面積=12×12=144
三角形3つは、12×6÷2が二つ、6×6÷2が一つですね?
144-(72+18)=54
AMNの表面積=54
54×□×1/3=72
18×□=72
□=4
(2)4cm
答え)(1)72cm3 (2)4cm
まとめ
●立方体の頂点と、2辺の中点で切断した三角すいの展開図●
出典:『塾技100算数』p108
このパターンの三角すいの体積の求め方の公式は以下です。
(中点までの長さ×中点までの長さ÷2)×正方形の一辺×1/3
●底面積=中点~頂点の長さ×2÷2
●高さ=展開した正方形の一辺(BF)
●すい体の体積=底面積×高さ×1/3
展開図にすると正方形になる三角すいのもう一つのポイントは、
4倍して正四角すいにした時です。
出典:『塾技100算数』p108