倍数算は連比か線分図を使う!:和が一定・差が一定―「中学受験+塾なし」の勉強法!

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連比の問題と解き方のテクニック3つ!youtube音声動画付き

線分図

倍数算は連比か線分図を使う!:和が一定・差が一定

和も差も変化する倍数算は「線分図」で解く!どちらか一方の比率を最小公倍数で揃える!

問題)

問題)だろうくんとびばりさんは、はじめ同じ冊数の本を持っていました。

びばりさんがだろうくんに6冊貸すと、だろうくんが持っている本の冊数は

びばりさんの5倍になります。はじめに2人が持っていた本は何冊でしょう。

こういう問題が倍数算です。

 

倍数算とは?

やりとりの前後で、比率が変化する時の数字を求める問題を倍数算と言います。

倍数算には、

・和が一定

・差が一定

・和も差も変化する

問題があります。まずは、「和が一定」と「差が一定」の問題です。

「和も差も変化する」方は下記記事をどうぞ。

和も差も変化する倍数算は「線分図」で解く!どちらか一方の比率を最小公倍数で揃える!

 

倍数算の解き方の基本テクニック!は「連比」と「線分図」

【和が一定の倍数算】

倍数算の問題は【連比】か【線分図】を使って解く

和が変わらない場合は「和」の最小公倍数で揃える

差が変わらない場合は「差」の最小公倍数で揃える

*「変わらない」のはどっちかを考えましょう!

連比」「線分図」についてまだの方は先に読んでください。

連比と線分図は状況に応じて使ってください。

比率が出ている場合は連比の方がやりやすいかもしれません。

問題)だろうくんとびばりさんは、はじめ同じ冊数の本を持っていました。

びばりさんがだろうくんに6冊貸すと、だろうくんが持っている本の冊数は

びばりさんの5倍になります。はじめに2人が持っていた本は何冊でしょう。

考え方)

1)連比の表を正確に書く

2)和が一定なので、和の最小公倍数で連比を解く

3)びばりの割合②=6冊だと分かる

4)割合①=3冊

5)3×3=9

6)答え〕9冊

線分図ではこのようになります。割合④=12冊→割合①3冊

 

問題)だろうはびばりより100円多くお金を持っています。だろうがびばりに20円あげると、

だろうの所持金はびばりの所持金の2倍になります。だろうははじめ、何円持っていたでしょう。

「和」が一定ですね?ただし、前後の比率が両方出ていないので線分図の

方がやりやすそうです。

線分図がきれいに書けると、割合①=60円と出せます。

60×2+20=140

答え)140円

 

問題)だろうくんとびばりさんの所持金の比率は3:2でしたが、2人とも

500円のマンガを買ったので、所持金の比率は7:3になりました。だろう君

が最初に持っていたのはいくらですか?

比率が前後で分かっていますので連比の方がやりやすそうです。

ただし、二人とも同じ金額を使っていますので「和」は変わっていて、

「差」が同じですね?

「差」なので引き算です。3-2=1、7-3=4

「差」の最小公倍数で連比を解きます。

割合⑫-割合⑦=500円(割合⑧-割合③でも同じです)

割合①=100円、12×100=1200円

答え)1200円

 

まとめ

【和が一定の倍数算】

倍数算の問題は【連比】か【線分図】を使って解く

和が変わらない場合は「和」の最小公倍数で揃える

差が変わらない場合は「差」の最小公倍数で揃える

*「変わらない」のはどっちかを考えましょう!

連比」「線分図」についてまだの方は先に読んでください。

連比と線分図は状況に応じて使ってください。

比率が出ている場合は連比の方がやりやすいかもしれません。

 

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