そもそも「物が燃える」とは?
「物が燃える」=物が酸素と結びついて別の物質になること
物が燃える=燃焼=激しい酸化
「燃焼」には完全燃焼(酸素と十分結びついた)と不完全燃焼(不十分な
酸素と結びつき、プスプスくすぶっている)がある。
物が燃えるための3条件
【物が燃えるための3条件】
①燃えるもの(紙やら木やら、葉っぱやら)がある
②酸素(空気)がある
③一定(「発火点」)以上の温度がある:物が燃え出す温度=発火点
物の燃え方のポイント
【物の燃え方のポイント】
①(物が燃えると)空気は温まり軽くなるので上昇気流を作る
②物が燃えるには一定割合の酸素が必要(酸素が少ないと燃えない)
(空気中の酸素は約20%。酸素の割合が約16%になると燃えない)
画像出典『塾技100理科』p32
・新しい空気(酸素)が一定量以上ないと物は燃え続けません
(空気中の酸素の割合約20%なら燃えるが、酸素の割合が約16%では燃えない)
・酸素の割合が高いほど激しく燃えます
つまり、物が燃えるには酸素の量が大事という事ですね。
逆に言うと、燃えた後には酸素がないという事はなく、物が燃えた後の空気にも
酸素はあるけれども、割合が少ないという事になります。
燃える物(火)を消す方法
物が燃える3条件を取り除けば良いわけです。
【燃える物(火)を消す方法】
①燃える物を取り除く:江戸の火事では隣の建物を壊すのが基本でしたね
②新しい酸素(空気)を与えない:アルコールランプを消すにはふたをしましたね
③「発火点」以下の温度にする:消防車は水をかけてますよね
【物が燃えるための3条件】
①燃えるもの(紙やら木やら、葉っぱやら)がある
②酸素(空気)がある
③一定(「発火点」)以上の温度がある:物が燃え出す温度=発火点
物の燃え方のポイントはこの2つ!の中学入試問題等
問題)ろうそくが消えないで燃え続けるのはどれ?また、
そのフラスコの口に火のついた線香を近づけると煙はどう動く?
解法)
燃え続けるのは、「アとイ」では、あたためられた空気が、左右両方から
出て行き、新しい空気が入ってきづらいので、「ウ」が燃え続ける。
線香の煙は、板をはさんだ右側では下がり、左側ではのぼっていく。
まとめ
【物の燃え方のポイント】
①(物が燃えると)空気は温まり軽くなるので上昇気流を作る
②物が燃えるには一定割合の酸素が必要(酸素が少ないと燃えない)
(空気中の酸素は約20%。酸素の割合が約16%になると燃えない)