国語の評論文・説明文の基本は、「論理・筋道」をたどる事。
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それをより具体的に考えると、「どういった論理」なのか?
「どういった筋道」なのかの「相関図・概念図」を作ると理解がしやすい。
全体構造(論理構造)を図や箇条書きにすると理解が増す。
「相関図・概念図」を作ると国語は理解がしやすい
筆者の主張=補強+具体例と比較対象+仮想敵
要点=大切な部分、筆者が言いたい部分
(評論の)文章は、「要点」+「飾り(比喩や説明)」でできている
中学・高校・大学の国語入試問題は、「要点」(大切な部分、筆者が
最も言いたい部分、主張)を聞いてくる
(要点が分かったら、線を引いておく)
要点=主旨・最終結論(著者が最も伝えたい事)
例えば、
筆者の主張が「A」(地球温暖化反対+環境保護)なら、
「A'」→プラスティックゴミ出すな(海が汚れる)
「A''」→二酸化炭素使うな
といった、「主張の補強や具体例」があることがほとんど。
同時に、「仮想敵」「比較対象」のような、「これまではこうだけど
私はこう考える」的なものが出てくることが多い。
例えば、
「プラゴミ出さないために、ストロー廃止」
とか、
「車社会をやめよう」
とか、そういった類。
プラスティックゴミは分解されないので、海にゴミとして
流れると残り続ける~~~。
車はガソリンを使って二酸化炭素を大量に排出するので
環境に悪い~~~
だから、地球環境のためには、二酸化炭素を出さずに、プラゴミを
出さない生活に人類はあらためていくべきだ。といった理屈・主張になる。
「だから」につながる論理構成として、「補強や具体例」「比較対象・仮想敵」
が出てくる。
そういった前提・頭の使い方で、評論文を読んでいくと、
著者の「全体構造・論旨」を理解しやすく、分かる。
その際に、
「補強・具体例」
「仮想敵・比較対象」
は何なのかに頭の焦点を当てると理解が早い。
相関図・概念図があると分かりやすい
「相関図・概念図」を書いてしまっても良い。
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補強・具体例
「A'」→プラスティックゴミ出すな(海が汚れる)
「A''」→二酸化炭素使うな
主張・論旨:地球温暖化反対!
比較対象・仮想敵
石油を使った文明社会全般
・(象徴として)ストロー
・ガソリンを撒き散らす車
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんな感じに問題用紙に書いてみる。
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「相関図」は小説文を読む時にも便利
「人物相関図」は小説文を読む時にも便利。
ただし、入試問題の場合、一場面の切り取りなので、「相関図」には
ならない事も多々あり。
・のびた:主人公、なまけもの
・ドラえもん:主人公を助けるロボット
・ジャイアン:いじめっ子
・スネオ:ジャイアンの子分
・しずかちゃん:ヒロイン
・できすぎ君:のびたの比較対象
みたいなのを図にする。
出典:https://blog.goo.ne.jp/dark_blue_sky/e/fcd74552bb112adc3ec68be796d67755
まとめ―「相関図・概念図」を作ると国語は理解がしやすい
国語の評論文を読むときには、
1 著者の「論理・筋道」をたどる事
2 著者の論理・筋道の「相関図・概念図」を作ると分かりやすい
・相関図・概念図には「補強・具体例」が必要
・相関図・概念図には「仮想敵・比較対象」があるとより分かる
全体構造(論理構造)を図や箇条書きにすると理解が増す。
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