企業の人事は出身「中学校」を見ている⁈―中学受験に塾なしで挑戦するブログ

日本を代表する会社である、●●●●の方と本業の仕事で話を

する機会がありました。相手が人事部の人だったので、

「最近の新卒採用の傾向って何かありますか?」

と雑談のついでに聞いたら、思わぬ答えが返ってきました。

企業の人事は出身「中学校」を見ている⁈

「最近の新卒採用の傾向って何かありますか?」

に対する答えが、

「そうですね、学歴で言うと大学も見ますが、出身中学を見る事もありますね」

でした。

 

理由としては、最近は、

AO入試や推薦入試で定員の4割や5割を埋めてしまうような有名私大もあるので、

大学名だけでは、その学生の実力の担保にならない

事が増えたのが一因でしょう。

 

その点、中学受験はかなり

「学力勝負!」

「ペーパーテストによる実力勝負!」

の側面が強いです。

 

かなりの有名大学の卒業生でも、基礎学力が「ひどい」人が散見されるのは

僕も気づいていました。

 

いわゆる「ゆとり世代」以降に多いですね。

これはたまたまではないと思いますが、そういった人たちに共通するのは、

「ガチの受験をしていない」という事でした。

幼稚園や小学校からの附属上がりだったり、公立中から高校に行き、推薦

で大学に入っていたりといったパターンです。まあ、AOや推薦は、もちろん

悪いわけではないですが、ガチっと詰め込んだ学力という点では、受験組とは

勝負にならない(事が多い)でしょう

 

企業の人事は、新卒採用に関しては、優秀な学生を取るのが仕事(の大きな部分)

ですから、大学名があてにならないのであれば、それに代わる他の指標を探すのは

当然と言えば当然です。

 

その際に、

実力勝負の中学受験をしている→出身中学を見る

というのは理に適っていますよね?

 

もちろん、中学受験をしていなければいけないわけではありませんが、

「そこを突破している」という事は、基本的な学力・素養があると

判断できるのは間違いなさそうです。

 

実際、算数・理科・社会・国語の土台となる部分は中学受験をきっちり

とやった人は、やはりしっかりと身についている事が多いと思います。

 

逆に「箔(はく)」だけを求めて、学歴をつけてきたような人には、うまく

「受験」を忌避・逃げてきたようなタイプもいますよね?(どこの誰とは言い

ませんが)。

 

企業の人事が求めるのは、「箔」ではなく、「使える」人材です。ですから、

外れを引くこともある「大学名」だけではなく、学力という部分の実力を担保

している可能性が高い、中学受験の勝者を採用の際に考慮するのはいわば、当然

の事かもしれませんね。

 

チャオ