中学受験は親の関り度合いに比例して偏差値が伸び、合格率が上がります。
中学受験では親はボクシングで言う「セコンド」(second)の役割をする
べきです。
(セコンド(second)とは、ボクシングなどの試合中の付き添い人の事です。
ラウンドの合間の一分間の休憩に、椅子を出したり、水を飲ませたり、傷の
手当てをしたりと色々仕事があります。三人まで許されています。)
★中学受験では親は「セコンド」の役割をしないといけない3つの理由★
1 中受の受験生は(浪人や飛び級がないので)全員12歳の子供だから、
ほっておいたら子供はほぼ勉強しない
2 親がある程度、子供の進捗を見てあげる必要がある
3 勉強以外の受験回りはすべて親がやってあげるべき
君達が合格できたのは、「父親の経済力」。そして、「母親の狂気」。(『二月の勝者』1巻冒頭)
中学受験では親は「セコンド」の役割をしないといけません!
中学受験では親はボクシングで言う「セコンド」(second)の役割をする
べきです。
理由は大きく3つあります。
一つは、中受の受験生は(浪人や飛び級がないので)全員12歳の子供だから、
ほっておいたら子供はほぼ勉強しないという点ですね。だから、ある程度は
親が押してあげないとほぼ無理でしょう(特に男子)。
もう一点は、12歳の子供ではいくら塾に通わせていても、完全丸投げでは
やはりムリがあります。初めての受験ですしね。親がある程度、子供の進捗を
見てあげる必要があります。
家庭教師等で有能な人がついているなら、その人にきめ細かく見てもらう事も
できるかと思いますが、やはりそれは少数派でしょう。
集団塾では(たとえサピックスのαクラスでも)進捗確認は限界があります。
そこは、中学受験の場合、ある程度は親の仕事です。
最後は、勉強以外の受験回りです。18歳の大学受験であれば、大学の情報、
学校の説明会、願書の提出、模試の手配、受験日の行動ルート、etcをすべて
自分でやる受験生もいるでしょう。
ですが、12歳の小学校6年生にそれは不可能ですね?
むしろ、それらはすべて親がやってあげる必要があります。
もちろん、塾や家庭教師や受験コンサル等の力を借りる事も必要でしょうし、
親(多くの場合は母親)が倒れないためにはするべきでしょう。
これは、言い方を変えると
受験生(小学校6年生)には受験勉強に100%集中させる事が大事
という事になります。
過保護と紙一重かもしれませんが、本人が受験勉強をきちんとやるので
あれば、自宅での勉強中も
ボクシングのセコンドが、ボクサーが戻ってきたら、タオルでふいたり、傷の
手当したりといった感じで、一つの単元が終わったら、5分休む間に次の準備を
して、「はい、次行こう!」(いかりや長介風)みたいな感じで、勉強だけできる
ようにしてあげると能率がだいぶ違います。
受験は一定の期日(受験日)までに、どれだけの量を効率的(能率よく)に頭に入れ
られたかのゲーム(競技)でもあります。そういった意味では、中学受験では特に
親の「差」が子供の偏差値の「差」になる可能性が高いです。
君達が合格できたのは、「父親の経済力」。そして、「母親の狂気」。(『二月の勝者』1巻冒頭)
『中学受験は親が9割』という本がありますが、ある程度、そういった側面は
あります。
ボクシングのセコンドが3人まで許されているように、中学受験のセコンドも
母親一人でやるよりは、複数人でやるべきです。
母親一人ではかなり負担が大きいです。
父親、祖父母、兄や姉、ママ友・パパ友、良好な関係が築けていて、助力を
得られるなら大いに力を借りるべきでしょう。
まとめ
以上、
中学受験では親は「セコンド」の役割をしないといけない3つの理由とは?
でした。
★中学受験では親は「セコンド」の役割をしないといけない3つの理由★
1 中受の受験生は(浪人や飛び級がないので)全員12歳の子供だから、
ほっておいたら子供はほぼ勉強しない
2 親がある程度、子供の進捗を見てあげる必要がある
3 勉強以外の受験回りはすべて親がやってあげるべき
君達が合格できたのは、「父親の経済力」。そして、「母親の狂気」。(『二月の勝者』1巻冒頭)
良し悪しは別にして、中学受験の場合、ある程度、その「家庭」の経済力や
やる気によって子供に「差」(まさに偏差値の差)がつきます。
これが良い事か悪い事かはここでは論じませんが、事実であることを否定は
できないでしょう…。
僕は『二月の勝者』は名作だと思っているのですが、それは、そういった中学受験
の明暗の「暗」の部分も物語にうまく取り込んで作られているからです。
まさに、
君達が合格できたのは、「父親の経済力」。そして、「母親の狂気」。(『二月の勝者』1巻冒頭)
です。
プロボクサーで「セコンド」無しとか見たことないですよね?
やるのであれば、「狂気」とは言いませんが、やる気を持った
子供の「名セコンド」になってあげてください。
チャオ