中学受験における模試や過去問の解き直しは極めて大事ですが、
小学生が一人ですべてを完璧に解き直すのは不可能です。
ですが、過去問や模試の解き直しは絶対にやる必要があります。
どうするのか?先に結論を。
【中学受験の過去問・模試の解き直しの方法・コツはこの3点!】
1 正答率50%以上のもので間違えた問題だけをやる
2 伴走者の仕事と受験者(小学生)の仕事をハッキリ分ける
3 再現性を確認する
中学受験の過去問・模試の解き直しの方法・コツはこの3点!正答率50%・伴走者の仕事・再現性!
1 【準備】正答率50%以上の問題のみを抽出する(伴走者の役割)
中学受験生、特に小学生が一人で「どの問題を直すべきか」を
判断するのは至難の業です。ここは保護者=「伴走者」がやって
あげてください。
抽出の基準は「正答率50%以上」
模試の結果が返ってきたら、まずは正答率を確認します。
★正答率50%以上で間違えた問題★
これだけを抽出してください。
偏差値55を目指す段階において、正答率が50%未満の問題(難問・奇問)は、
「解けなくて良い問題」と割り切り、一切無視してください。
★正答率50%以上の問題を全て正解すると偏差値58~60になります
伴走者が行う具体的な作業
問題用紙へのチェック: 該当する問題番号の横に大きく印をつけます。
★正答率50%以上で間違えた問題★
です。
正答率の記入: 「正答率65%」など、その数字を問題のすぐ横に
書き込みます。
「これはみんなが解けている、落としてはいけない問題なんだ」
という事実を、受験生本人に視覚的に意識させることもできます。
すべてを直そうとすると、子供は「また山のような直しがある……」
と絶望しますが、絞り込むことで「これだけでいいんだ」という前向き
な心理状態を作ることもできます。
2 【実行】解き直しと分析(受験者の役割)
抽出された問題に対し、本人が自力で、あるいは解説を読みながら
向き合います。
単に「答えを写す」のではなく、
「なぜ間違えたのか」というプロセスの検証
が重要です。
算数:エラーの切り分け
算数の間違いは、大きく分けて2つのパターンしかありません。
解き筋の間違い: そもそも公式を忘れていた、立式の考え方が
違っていた場合。これは「概念の理解不足」です。
計算の間違い: 式は合っているのに、途中の計算や単位換算でミスを
した場合。これは「精度の問題」です。
どちらで間違えたのかを明確にすることで、日頃の学習で
「基礎を復習すべきか」「計算練習を強化すべきか」の対策が見えてきます。
国語:読解の修正と語彙の蓄積
読解のポイント: 「解答の根拠が本文のどこにあったのか」を再確認します。
自分が読み飛ばしていた一文、あるいは勘違いしていた接続詞などを特定し、
正解へのルートをなぞり直します。
語彙の絶対死守: 国語の語彙問題(漢字、熟語、ことわざ等)は、知っている
か知らないかだけの世界です。
ここは「積み上げ」が100%反映される場所ですから、正答率に関わらず
必ず覚え直します。
分からない場合の対処法
解説を読んでも理解できない場合は、深追いせずにZoom授業や個別指導を
とっているならそこで聞きましょう。
自力で30分悩むより、プロに5分で本質を教わる方が、学習効率は飛躍的
に高まります。
3 【目標】類似問題で8〜10割の再現性を確保する
解き直しのゴールは「その問題の答えを覚えること」ではありません。
「次、同じレベルの問題が出たときに、確実に得点できる状態にすること」
です。
再現性の確認
解き直した直後は理解したつもりでも、1週間後には忘れてしまうのが小学生です。
数日後に、再度同じ問題を何も見ずに解けるかチェックする。
数値替え問題や、似た解法を使う基本問題に挑戦する。
このステップで、正答率50%以上の問題を8〜10割の確率で正解でき
るようになれば、基礎体力は完成します。
まとめ
【中学受験の過去問・模試の解き直しの方法・コツはこの3点!】
1 正答率50%以上のもので間違えた問題だけをやる
2 伴走者の仕事と受験者(小学生)の仕事をハッキリ分ける
3 再現性を確認する
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