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地層①:でき方・たい積岩・化石

地層②:隆起と沈降・しゅう曲と不整合・断層はどこまで切っているかがポイント!

地層と大地の変動

大地は隆起(海面がその分低下)したり、沈降(海面が上昇)したりします。

画像出典『塾技100理科』p202

point!図を見ると分かりますが、低い地層の上に積み重なるのが、

■粘土→砂→小石(れき)のように「小」→「大」に変化していたら「大地の隆起」

■小石(れき)→砂→粘土のように「大」→「小」に変化していたら「大地の沈降」

という事が分かります。

 

「しゅう曲」と「不整合」

しゅう曲:地層が左右から押され波打ったように変形したもの。隆起や地層の逆転が起こる

不整合:連続して堆積していない地層

画像出典『塾技100理科』p202

地層は、堆積する速度に変化はあるもののおおむね連続してたまっていきます。

このように連続してたまっていった地層どうしの関係を整合といいます。それ

に対して、連続して堆積していない場合の関係を不整合といいます。例えば、

水中で堆積した地層が隆起(りゅうき)や海底面の低下で地上に露出すると、

風化や浸食作用を受けて凸凹のある面を形成します。その後、再び沈降(ちんこう)

し上の面がたまったときに、この2つの面の接し方は不整合になります。

point! 不整合面は過去に隆起して地上に出た事が分かります

 

断層

断層:地下の岩盤に横から力が働き地層がずれる事

画像出典『塾技100理科』p202

point! 断層系の問題では、地層を見てたい積した順番を問われる事が

よくあります。ポイントは「断層がどの層まで切っているか」です。

特に不整合面を切っているかが大事です。

例えば上記のような図で①~⑤が起こった順番を問うような問題です。考え方は、

1)(地層の逆転がなければ)下にある層ほど古い→①が最も古い

2)②の断層は⑤の不整合面を切っていない→②の後に⑤と④ができている

3)③の断層は⑤と④の地層を切っている→⑤と④の後に③の断層ができている

4)⑤の境目の後に④の地層が積み重なっているので⑤→④

5)まとめると、古い順に①→②→⑤→④→③

 

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