中学受験は何年生から始めるべきか?→5年生から❕

結論を先に書くと、

基本的な学習習慣があり、四則演算(足し算・引き算・割り算・掛け算)などが

きっちりできる(できている)子であれば、ガチガチの受験勉強は5年生から

で間に合います。

中学受験は以下のタイムスケジュールが基本となります。

【中学受験のタイムスケジュール】

3年生:勉強する習慣をつける(「勉強する事」に慣れる)

4年生:基本を確実にできるようにする+「勉強」に慣れる

5年生:6年生までの範囲を全教科1回終わらせる+基本をほぼ完璧にする

6年生:全教科を復習していく+受験問題を解きレベルを上げる+抜けをなくす+細部をつめる

 

中学受験は何年生から始めるべきか?

本格的な中学受験の勉強は5年生から

結論を先に書くと、

基本的な学習習慣があり、四則演算(足し算・引き算・割り算・掛け算)などが

きっちりできる(できている)子であれば、ガチガチの受験勉強は5年生から

で間に合います。

【中学受験のタイムスケジュール】

3年生:勉強する習慣をつける(「勉強する事」に慣れる)

4年生:基本を確実にできるようにする+「勉強」に慣れる

5年生:6年生までの範囲を全教科1回終わらせる+基本をほぼ完璧にする

6年生:全教科を復習していく+受験問題を解きレベルを上げる+抜けをなくす+細部をつめる

上記を見てもらえば分かりますが、

5年生:6年生までの範囲を全教科1回終わらせる+基本をほぼ完璧にする

6年生:全教科を復習していく+受験問題を解きレベルを上げる+抜けをなくす+細部をつめる

この部分がいわゆる「中学受験の勉強」です。

 

たとえ、最難関の私立・国立・公立の中学校であっても4年生までに基本を

きっちりと身につけていれば5年生からの受験勉強で間にあいます。

(もちろん、学校のレベルに応じてそれ相応の「量」は求められますし、

4年生までに基礎がキッチリしているという前提ですが)

 

いずれにせよ、「差」をつけるための受験勉強は、本当にきっちりやるなら、

2年が限界かもしれません(それ以上だと忘れるのと、気力・体力がもたない)。

5年生までに土台を作っておき、そこから徐々に受験勉強のエンジンをかけて

いくというイメージが良いかもしれません。

 

3年生、4年生は勉強の習慣+基本を徹底

むしろ、4年生までは、基本を徹底させた方がその後の伸びにつながると

思います。

 

ですので、3年生から4年生までは学校での勉強をきちんとやる事が

意外と大事です。

3年生:勉強する習慣をつける(「勉強する事」に慣れる)

4年生:基本を確実にできるようにする+「勉強」に慣れる

この流れですね。

 

ここでいう「基本」は、

「読み・書き・そろばん」

です。それこそ、算数なら「100マス計算」なんかが良いかもし

れません。国語の場合は、「読むことに慣れる」ために、色々な

文章に触れておくというのが意外と大事です。

 

5年生:6年生までの範囲を全教科1回終わらせる+基本をほぼ完璧にする

多くの中高一貫の進学校では、

「高校2年生までに高校3年生までの勉強を一通り終えてしまう」

事は知られています。

 

たくさんある中高一貫校ですが、共通して上記のようなカリキュラムに

なっているようです(国立、公立は立場上多少違うかもしれません)。

何故でしょうか?

大学受験に効果があるからですね。

 

このブログでしつこくしつこく書いてますが、勉強して何かを頭に

入れていく際に(おそらくは最も)効率的な方法は、

「基本を徹底+繰り返す」

です。

進学塾・進学校でやっている勉強法はこれ!●●こそが最強の受験指導方法!

そうすると、

「大学受験の際に、高校2年までに一通りの事を一回終えておく」

「中学受験の際に、小学5年生までに一通りの事を一回終えておく」

事の意味・効果は分かるかと思います。

 

高校3年生、小学校6年生の一年間を、復習(繰り返し)+過去問

に使えるからです。

 

人間の頭の構造が「基本+繰り返し→理解→難問に挑戦」となっている

のであれば(おそらくなっています)、上記のようなやり方が

非常に効果が高いのは当然です。

 

ここで大事なのは、

なにも小学校5年生の最後の段階で、6年生まで

の範囲を完全にできる必要はない

という事です。それは質・量ともに難しいですし、そもそもその

必要がありません。そうではなくて、

5年生の2月~3月までに6年生までの範囲を全教科1回終わらせる

というのは、あくまでも「一回は勉強をしておく、目を通しておく」

という(レベルの)話です。

 

人と友人になる場合でもそうですが、いきなり会った瞬間から

「はい友達!」

というのはほぼありませんよね?まあ、政治家なんかがパフォーマンス

でやる場合は別ですが(昔のレーガンと中曽根首相のロン、ヤスや、

トランプと安倍首相の「ドナルド!」「シンゾー」ですね)、あれは

「友達という設定の演技」ですから。

 

基本的には、まずは「顔見知り」になり、だんだんと距離をつめて

「知り合い」→「友人」となっていくものですよね?

 

勉強もほぼ同じで、例えば、日本史をやっていて、いきなり

「坂本龍馬の偉大さについて」

を語る事はできないはずです。

まずは、「坂本龍馬」がどういう人だったかという「事実」を

知り、どういった事をやったのかを覚えなければなりません。

その上で日本史の流れの中に位置づける事ができると、初めて

「龍馬大好き!」(龍馬が友達のような感覚になる)

と言えるのではないでしょうか?

名前しか知らないのに「ワイには龍馬の気持ちが分かる!」と

言っていたらかっこ悪いですよね?

 

そういった意味では、5年生の段階ではまずは坂本龍馬と顔見知り

になっておく程度で良いと思います。

「いつの人=幕末」

「どこの人=土佐藩(脱藩した)」

「何した人=薩長同盟をとりもったetc」

「どうなったの=暗殺された」

「誰と仲良し?=勝海舟(の弟子)、中岡慎太郎etc」

5年生の段階では、右側は最低限知っている程度で良いでしょう。

(最初は「幕末?おいしいのそれ?」からみんな始まりますので心配いりません)

 

でも最低限でも知っていると、学校の授業が復習に使えますし、

6年生で細部に入っていく際に圧倒的に速く覚えられます。

 

最終的には、過去問を解いて、志望校の合格ラインに到達すれば

良いわけなので、そういった意味では、4~5年生の勉強は、過去問を

解いても良いレベルまで達するための準備ともいえます。

 

6年生:全教科を復習していく+受験問題を解きレベルを上げる+抜けをなくす+細部をつめる

5年生で一通りの範囲を見ておくという前提ですが、6年生の一年間は

●(既にできている)基本の確認+徹底

●全体の復習

●受験問題・過去問を解く:抜けをなくす+細部をつめる

→自分のレベルを上げる

という流れになります。

 

難関校を目指す場合は、個人的にオススメなのは、6年生の早い段階で、

難関ではない学校の過去問を解いて、基本を(ほぼ)完璧にするという

方法です。できたら、8割~9割の正答率を出したいところです。

 

いわゆる「御三家」のような中学の入試問題は、正直、大学入試とそう

変わらないレベルです。ですが、そういった中学でも「基本」が完璧に

できているとそれなりには何とかなったりしますので、そのための

準備にも比較的容易な入試問題をきちんと解くというのは効果的かと

思います。

 

6年生の夏以降は、志望校の過去問を解いて合格点に達するように

頑張るという流れになります。

 

中学受験は6年生からでは遅いか?

とはいえ、既に6年生で、「え?基本も何もやってないよ」という方も

多いでしょう。その場合は、「速く・効率的に勉強する」か「たくさん

時間を使うか」どちらかしかないです。

 

またまた、とはいえ、私立中学であれば、難易度的に非常に幅広い学校が

あります。何も「開成」「桜蔭」を目指すのだけが中学受験ではありません。

 

どうしても地元の公立中学が嫌だという場合は、難易度や通学にかかる時間

等にこだわらなければ、合格できる中学校はほぼ誰にでもあります。

 

四谷大塚偏差値で40以下の学校であれば、6年生からの中学受験の勉強でも

間に合う可能性が高いです。

 

まとめ

中学受験は以下のタイムスケジュールが基本となります。

【中学受験のタイムスケジュール】

3年生:勉強する習慣をつける(「勉強する事」に慣れる)

4年生:基本を確実にできるようにする+「勉強」に慣れる

5年生:6年生までの範囲を全教科1回終わらせる+基本をほぼ完璧にする

6年生:全教科を復習していく+受験問題を解きレベルを上げる+抜けをなくす+細部をつめる

基本的な学習習慣があり、四則演算(足し算・引き算・割り算・掛け算)などが

きっちりできる(できている)子であれば、ガチガチの受験勉強は5年生から

で間に合います。

 

難関中学を目指す場合も同じです。

そもそも低学年から無理やり勉強をさせると弊害の方が大きい場合が

よくあります。

 

6年生まで中学受験の準備を何もしてこなかった場合は?

可能な限りの時間を使って、密度の濃い受験勉強をするしかないです。