都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向はこの3つ!

都立中高一貫校に受かる子には特徴・傾向があります

ぶっちゃけた話をすると、「受検」(公立中高一貫は「受験」

ではなく「受検」と書きます)に向いている子ですね。

 

この記事の信頼性:うちの子が都立中高一貫校に通ってます

都立中高一貫校に受かる子には特徴・傾向がある?

なんでそんな事を言えるのか?

うちの子(都立中高一貫校に合格)が通っているからです。

また、その友達も何人も見ている事と、小学校の時に、同じ都立中高一貫校を

受けて「合格」した子と「不合格」だった子の両方をたくさん知っている

からです。

また、私立中学だけでなく、都立中高一貫の「適性検査」についても、

指導経験がたくさんあり、色々な塾関係者にも、合格者の小学校の通知表

のコピーを見せてもらったりしているので、

都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向

は把握しています。

(関連記事)

都立中高一貫校と私立中学を上手に併願する4つのポイントはこれ❕公立中高一貫の適性検査対策❕

 

都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向はこの3つ!

先に結論を書きます。

★都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向はこの3つ!★

1 真面目で先生に好かれるタイプ:調査書

2 大人っぽい(精神的発達が早い):作文対策

3 (詮無きことですが)地頭が良い:適性検査

女子に多そうですね。

実際、都立中高一貫の繰り上げ合格はほとんどが女子とも言われ

ており、単純に点数だけを見た場合は、女子の方が上に来るようです。

 

でも、2023年現在、都立中高一貫の定員は男女半々ですので、

「愛すべきバカ男子」のお母様・お父様、大丈夫ですよ!

(今後は分かりませんが)

 

一つ一つ見ていきたいと思いますが、その前に、都立中高一貫の

「適性検査」についておさらいをします。

(関連記事)

都立中高一貫校の適性検査の対策はこれ!

 

都立中高一貫の「適性検査」(受検)についておさらい

都立中高一貫校では「入学者決定」に、「受験」ではなく「受検」

(どちらも読み方は”じゅけん”)が行われます。

 

「受験」ではなく「受検」の理由は、公立の中学校では入学者の選抜手段に、

試験を受けること(=受験)を実施することが許されていないため、都立中高一

貫校に適している生徒か、検査を受ける(=受検)ことにより、入学者を決定

しています。なんか屁理屈っぽいですね・・・。

そして、都立中高一貫校に適した生徒かを確認する検査を適性検査としています。

とはいえ、実際・実態は「入学試験」と考えてなんら問題ありません

適性検査と小学校5・6年次の成績を報告書として点数化して、適性検査と

報告書を合わせたものが総合成績となります。

適性検査と報告書の配点は各校で異なります。

画像出典:https://bunpon.com/?p=4717

 

詳細は下記の記事をお読みください。

都立中高一貫校の適性検査の対策はこれ!

都立中高一貫校のボーダーライン(合格最低点)は何点?6割❕60%❕得点開示❕両国・小石川・白鷗・桜修館・富士・大泉・三鷹・武蔵・立川国際・南多摩

ここでは都立中高一貫の「適性検査」の概略だけを書きます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1 公立小学校で習う範囲以外は出題されません

2 「総合」問題がほとんど

3 記述・作文が多い

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これらの状況を踏まえて、

適性検査と報告書で合格点を取る

のに向いている子、都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向

を分析してみます。

★都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向はこの3つ!★

1 真面目で先生に好かれるタイプ:調査書

2 大人っぽい(精神的発達が早い):作文対策

3 (詮無きことですが)地頭が良い:適性検査

 

1 真面目で先生に好かれるタイプ:調査書

画像出典:https://bunpon.com/?p=4717

小学校5・6年次の成績を報告書として点数化した「報告書」が

全ての都立中高一貫校で求められます。

報告書の割合は20%(三鷹中等etc)~30%(桜修館)まで多少の幅は

ありますが、だいたい20%~25%、5分の一から4分の一の点数は

受検前に決まっているわけです。

 

ですから、都立中高一貫校の闘いは、5年生には明確に始まっています

報告書は「3」(良い)「2」(普通)「1」(もう少し)で点数化

されます。

塾関係の知り合いに見せてもらった事がありますが、都立中高一貫校

に合格した児童の通知表は「オール良い」→「すべて3」みたいな子

が多いでしょう。

もちろん全員が「すべて3」ではないでしょうが、少なくとも、

「小学校の成績がもの凄く悪かった」という子が受かる可能性は

低いのは間違いありません。

小中学校の成績は、たとえテストの点数がものすごくよくても、

「授業態度」やら「提出物」やら、なんやらで、「非常に良い」

かと思ったら「良い」だったという事もあります。

また、報告書は開示されません(適性検査の点数は開示可能です)ので、

小学校の担任の先生がどのように点数をつけているかは分からないという

恐ろしい事実があります。

 

はい、ですので、

都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向として、

真面目で先生に好かれるタイプ

が上げられます

高校受験の内申に近い所があるかもしれません。

とはいえ、75%~80%くらいは「適性検査」という名の試験で

決まりますので、そこまで「報告書」にビビらなくても良いかも

しれません。

実際、うちの子(都立中高一貫に合格)の成績(報告書)は、小学校

でもらう通知表(あゆみ)からすると「3」(主要教科)と「2」

(主要教科以外)が混じっている感じだったと思われます。

★都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向はこの3つ!★

1 真面目で先生に好かれるタイプ:調査書

2 大人っぽい(精神的発達が早い):作文対策

3 (詮無きことですが)地頭が良い:適性検査

 

2 大人っぽい(精神的発達が早い):作文対策

都立中高一貫校の適性検査には作文があります。

適性Ⅰというやつですね。

良い悪いは別にして、この「作文」は、自分の思った事を

感情をこめて書くと点数が高いという事はありません

むしろ逆に、冷静に、全体のまとまり、段落(パラグラフ)の

引き締め方、相手(問題作成者)が求めている要素を過不足なく

入れる、そしてもちろん誤字脱字はしない、さらには求められた

文字数の9割くらいにまとめる、といった

「技術」の要素がとても大きいです。

 

ですので、都立中高一貫の適性Ⅰの作文は、ある程度自分を演じられる、

(文章を書く上での)精神年齢が高い子・大人っぽい子が有利です。

もちろん、作文力がなければ話になりませんが、受検上で求められる

作文は、創作にちかいものなので、自分を客観視できる方が良いです。

 

「私はこう思う!」という気持ちの強さや、それこそ魂のこもった

文章は、残念ながら都立中高一貫の適性検査の作文では必要では

ありません。

 

既に書いたように、問題・問いに、過不足なく、適切に、誤字脱字なく

答えているかどうかという技術の勝負です。

 

小学生ですと、どうしても、「作文=自分の考えを強く出した文章」

になりがちです。

もちろんそれは良い事です。良い事ですし、都立中高一貫の作文で、

「自分の考え」を聞かれる事はおおいにあります。

が、ですね、「差」が付くのは「考えの内容」ではないんです。

そんな事をしたら、それは思想に点数をつける事になりますからね。

例えば、

・私はキリスト教が好きです

・私はキリスト教が嫌いです

これに差をつけたとしたら、それは公立の学校としてはまずいでしょう。

でも、

「どう好きかor嫌いかを指定の文字数の9割以上で、誤字脱字なく、

まとまった文章で(脱線せず)書く」

という見方をすると「差」が付きます。そうやって点数をつけている

のです。

 

小学校6年生(11歳~12歳)ですと、その辺りを理解して、自分を演じて

作文を書ける子とそうでない子はやはり分かれます。

 

大人っぽい(精神的発達が早い)子に上記のような事を仕込んでいくと、

やはり吸収が早いです。

自分の思いが先走る子が、受検的な作文をうまくまとめるのは至難の業です。

逆にそれができる子は、ある種の才能がある子ですね。

★都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向はこの3つ!★

1 真面目で先生に好かれるタイプ:調査書

2 大人っぽい(精神的発達が早い):作文対策

3 (詮無きことですが)地頭が良い:適性検査

 

3 (詮無きことですが)地頭が良い:適性検査

それをいっちゃ~と思われるかもしれませんが、

都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向の最後は

(詮無きことですが)地頭が良い:適性検査

です。

 

私立中学の場合、(御三家などの記述が大量にある学校を除くと)

知識の詰め込みである程度合格レベルまでいける事がよくあります。

とにかくひたすら詰め込むという、力技・パワープレイ、気合と根性

の中学受験、これが通用する部分があります。

 

ですが、都立中高一貫の適性検査は、細かい些末な知識はほとんど問われ

ませんが、逆に、(これも言ってはなんですが)

「アホは絶対入れない」

ような試験になっています。

都立中高一貫の適性検査は、細かい些末な知識はほとんど問われ

ないとはいえ、適性検査を解くには、私立型の知識が頭に入って

いた方が圧倒的に有利です。

理由は単純で、都立中高一貫の適性検査は、知識をもとにして、

文章を読んで自分で考えて、それをまとめるという仕組みだからです。

都立中高一貫校と私立中学を上手に併願する4つのポイントはこれ❕公立中高一貫の適性検査対策❕

知識をもとにして、文章を読んで自分で考えて、それをまとめる」

これは訓練ももちろん大事ですが、いわゆる「地頭」、もともとの

考える能力やそれを鍛えて来たかがどうしても問われます。

 

知っているか知らないかの一問一答の場合は、どれだけの量をこなしたか

に左右される部分が大きいですが、都立中高一貫の適性検査の場合、

知っている事をもとにして、どれだけ考えてそれをうまく文章として

まとめられるかという部分が問われます

 

(詮無きことですが)地頭が良い

という意味での考える能力+それをまとめる能力は(得点配分も大きいので)

やはり、都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向としては大事になります。

★都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向はこの3つ!★

1 真面目で先生に好かれるタイプ:調査書

2 大人っぽい(精神的発達が早い):作文対策

3 (詮無きことですが)地頭が良い:適性検査

 

まとめ

以上、

都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向はこの3つ!

でした。

画像出典:https://bunpon.com/?p=4717

受験も受検も詰将棋みたいなものですから、

都立中高一貫に受かるためには、

「調査書」+「適性検査」の総合点で、合格者の中に入れば

良いわけです。

そのために必要な事を考えて、そういったものを持っている子の

特徴・傾向をまとめるとこの記事のようになります。

★都立中高一貫校に受かる子の特徴・傾向はこの3つ!★

1 真面目で先生に好かれるタイプ:調査書

2 大人っぽい(精神的発達が早い):作文対策

3 (詮無きことですが)地頭が良い:適性検査

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都立中高一貫校の適性検査の対策はこれ!

都立中高一貫校のボーダーライン(合格最低点)は何点?6割❕60%❕得点開示❕両国・小石川・白鷗・桜修館・富士・大泉・三鷹・武蔵・立川国際・南多摩