算数はパターン認識でいける!自力で解かない!100個!―塾なしで中学受験

中学受験の算数にセンスは不要です。パターンの暗記でいけます。

「「算数」はセンスやひらめきが必要」といった話をたまに

聞きますが、中学受験の算数の場合センスは不要です。

コツ・テクニックという言い方もできます。

算数はパターン認識でいける!100個!

1 中学受験の算数は「こうくればこう解く」のパターンの暗記!

2 中学受験の算数のパターンは約100個

3 自力で解くのは時間の無駄:すぐ答えを見る

4 応用問題でも「応用のパターンの暗記」でいける

1 中学受験の算数は「こうくればこう解く」のパターンの暗記!

これは中学受験に限った事ではなく、実は大学受験でも

まったく同じですが、「受験の算数(数学)」は暗記科目

いう事をはじめに頭に入れましょう。

大学などでやる高等数学にはセンスやひらめきが大事かも

しれませんが、中学受験の算数にはセンスやひらめきは

不要です。

「こういう問題のパターンならこの解法(特殊算)」

「こうくればこう解く」

このパターン認識とその練習を繰り返すのがもっとも

効率的な受験勉強です。

(もちろん四則演算が正確に速くできるのは前提です)

理由は、中学受験(に限らずですが)の算数では、昔から

ずっと同じパターンの問題が出され続けているからです。

 

2 中学受験の算数のパターンは約100個

では「中学受験の算数のパターン」は何個くらいあるかですが、

約100個

です。

塾技 算数」にその100個が全て載っています。

 

このブログにも全て載せています。

算数」のジャンルに100以上の記事がありますが、そこにすべての

パターンを書いています。

例えば「パスカルの三角形」。これ系が出たら、ポイントは、

1)1から始まる連続した整数の数列に注目!:左と右から2番目の数字

2)「三角数」が出てくる:左と右から3番目の数字

3)ななめの数の和は「フィボナッチ数列」

4)各段の和は2の累乗

です。これのどの「パターン」の問題なのかを認識して、解法に

あてはめて解くだけです。

最初は「???」かもしれませんが、パターンなので、何度も何度も

見て覚えましょう。最初は自力で解いてはいけません。

例えば、

速さと比:「何が一定か」によってテクニックが使えます①

①速さが一定→距離=一定の速さ×時間。距離の比=時間の比(距離は時間に比例)

②時間が一定→距離=速さ×一定の時間。距離の比=速さの比(距離と速さは比例)

③距離が一定→一定の距離=速さ×時間。速さの比と時間の比は逆比(速さと時間は反比例)

これらの「パターンと解法」を徹底して暗記・覚えるのが最も効率的な

受験算数の学習法です。

 

3 自力で解くのは時間の無駄:すぐ答えを見る

ここまでの話をさらに進めると、

「ほぼ初見の問題や、習ったばかりの問題を自力で解いてはいけない」

とすら言えます。

慣れるまでは、すぐ答え(解法)を見るべきです。

その上で、「解き筋・解き方・パターン」を頭に入れていきましょう。

何故か?

自力で解いていては時間がかかり過ぎるからです。

好きな趣味であれば無駄も楽しいから良いですが、受験勉強は

ある一定の時間内に、どれだけの情報を処理できるようになった

かを競うゲームです。

効率が最優先です。

まだ自分には「難しい問題」に出会ったら即座に答えを見ましょう。

そこで大事なのは、

・どのパターン(特殊算)の問題なのかを見分ける

・どういう解き筋(解法)なのかを頭に叩き込む

この2点です。

そして、すぐ答えを見る事で、時間を節約し、パターンをドンドン

増やしていきましょう。

一問に2時間かける人がいて、「その難問だけ」を理解するのは立派

ですが、その2時間で10パターン覚えた方が受験では勝ちます。

パターン認識+慣れ

中学受験の算数はこれですこれ。

中学受験の算数の実力差は、基本的にはこなした問題数に比例します。

そういった意味でも、たくさんこなすために、分からなければすぐに

答えを見て時間を節約し、パターンを繰り返して暗記するという方法は

理に適っています。

すぐに答えを見て、パターンと解き筋を覚えたらたくさん問題を解いていく

事です。パターンが体にしみこんでいくくらい復習(問題演習)をたくさん

やりましょう。

 

4 応用問題でも「応用のパターンの暗記」でいける

「でも、御三家とかの算数はパターンだけではダメで応用も必要

なのでは?」

ですか?

御三家レベルを受ける人は割合としては少ないので、そこまで気にしなく

ても良いんですが、回答すると、

半分事実で半分は違います。

確かに、御三家レベルの算数は一気に難易度が上がります。

上がりますが、基本は「パターンの徹底」でいけます。

なぜなら、100点(満点)を取る必要はないからです。

中学にもよりますが、だいたいは7割を取れれば合格です。

そのためには、難問・応用問題を正解するよりも、基本パターンの

徹底の方がはるかに楽ですし、効率も良いです。

差がつくのは難問ではなく、基本問題の取りこぼしです。

これは、全教科同じです。しかも、中学受験、高校受験、大学受験すべて

で昔からずっと同じです。受験の仕組みが変わらない限り同じでしょう。

さらに言えば、「応用問題のパターン」というのもあります。

基本のパターンができるようになったら、「応用のパターン」を繰り返す

と良いかもしれません。

だいたいは、基本パターンを少しひねっているだけですので。

僕の知る限り、開成だろうが麻布だろうが、桜蔭だろうが、受かった子は

天才ではなく、効率よく努力できる子です。もちろん努力の量は多いです

が、少なくとも、圧倒的な才能というのはほとんどいません。

ほとんどは「効率的に努力できる子」です。

さらに言ってしまうと、日本の受験勉強では、天才的な才能は求められて

いません。既存の枠組みをどれだけ暗記していますか?という競技です。

 

まとめ

・中学受験の算数は「こうくればこう解く」のパターンの暗記!

・中学受験の算数のパターンは約100個

・自力で解くのは時間の無駄:すぐ答えを見る

・応用問題でも「応用のパターンの暗記」でいける

良くも悪くも中学受験の算数は「パターン認識」の競技です。

最も効率的な学習法は、

パターンの暗記+解法の暗記

です。

パターンの事を「特殊算」と言ったりします。

ですので、すぐに解けない問題に会ったら、自力で解かずにすぐに

答えを見て、解法を暗記しましょう。

解説の方を熟読するべきです。

そして、効率よくたくさんのパターンを覚えていくのが良いです。

時間は限られていますので。

塾技 算数」にそのパターン100個が全て載っています。

 

このブログにも全て載せています。

算数」のジャンルに100以上の記事がありますが、そこにすべての

パターンを書いています。

チャオ アミーゴ