中学受験の算数にセンスは不要です。パターンの暗記でいけます。
「「算数」はセンスやひらめきが必要」といった話をたまに
聞きますが、中学受験の算数の場合センスは不要です。
コツ・テクニックという言い方もできます。
中学受験の算数?「塾技」の100ある解法を【丸暗記】してパターンを繰り返しましょう。間違っても「正面から真っ向勝負で解いたり」しないように。効率よくやらないとね。
— 塾なしで中学受験するブログ→できました。 (@bunponcom) May 8, 2023
算数はパターン認識でいける!100個!
1 中学受験の算数は「こうくればこう解く」のパターンの暗記!
2 中学受験の算数のパターンは約100個
3 自力で解くのは時間の無駄:すぐ答えを見る
4 応用問題でも「応用のパターンの暗記」でいける
1 中学受験の算数は「こうくればこう解く」のパターンの暗記!
これは中学受験に限った事ではなく、実は大学受験でも
まったく同じですが、「受験の算数(数学)」は暗記科目と
いう事をはじめに頭に入れましょう。
大学などでやる高等数学にはセンスやひらめきが大事かも
しれませんが、中学受験の算数にはセンスやひらめきは
不要です。
「こういう問題のパターンならこの解法(特殊算)」
「こうくればこう解く」
このパターン認識とその練習を繰り返すのがもっとも
効率的な受験勉強です。
(もちろん四則演算が正確に速くできるのは前提です)
理由は、中学受験(に限らずですが)の算数では、昔から
ずっと同じパターンの問題が出され続けているからです。
2 中学受験の算数のパターンは約100個
では「中学受験の算数のパターン」は何個くらいあるかですが、
約100個
です。
「塾技 算数」にその100個が全て載っています。
このブログにも全て載せています。
「算数」のジャンルに100以上の記事がありますが、そこにすべての
パターンを書いています。
例えば「パスカルの三角形」。これ系が出たら、ポイントは、
1)1から始まる連続した整数の数列に注目!:左と右から2番目の数字
2)「三角数」が出てくる:左と右から3番目の数字
3)ななめの数の和は「フィボナッチ数列」
4)各段の和は2の累乗
です。これのどの「パターン」の問題なのかを認識して、解法に
あてはめて解くだけです。
最初は「???」かもしれませんが、パターンなので、何度も何度も
見て覚えましょう。最初は自力で解いてはいけません。
例えば、
①速さが一定→距離=一定の速さ×時間。距離の比=時間の比(距離は時間に比例)
②時間が一定→距離=速さ×一定の時間。距離の比=速さの比(距離と速さは比例)
③距離が一定→一定の距離=速さ×時間。速さの比と時間の比は逆比(速さと時間は反比例)
これらの「パターンと解法」を徹底して暗記・覚えるのが最も効率的な
受験算数の学習法です。
3 自力で解くのは時間の無駄:すぐ答えを見る
ここまでの話をさらに進めると、
「ほぼ初見の問題や、習ったばかりの問題を自力で解いてはいけない」
とすら言えます。
慣れるまでは、すぐ答え(解法)を見るべきです。
その上で、「解き筋・解き方・パターン」を頭に入れていきましょう。
何故か?
自力で解いていては時間がかかり過ぎるからです。
好きな趣味であれば無駄も楽しいから良いですが、受験勉強は
ある一定の時間内に、どれだけの情報を処理できるようになった
かを競うゲームです。
効率が最優先です。
まだ自分には「難しい問題」に出会ったら即座に答えを見ましょう。
そこで大事なのは、
・どのパターン(特殊算)の問題なのかを見分ける
・どういう解き筋(解法)なのかを頭に叩き込む
この2点です。
そして、すぐ答えを見る事で、時間を節約し、パターンをドンドン
増やしていきましょう。
一問に2時間かける人がいて、「その難問だけ」を理解するのは立派
ですが、その2時間で10パターン覚えた方が受験では勝ちます。
パターン認識+慣れ
中学受験の算数はこれですこれ。
中学受験の算数の実力差は、基本的にはこなした問題数に比例します。
そういった意味でも、たくさんこなすために、分からなければすぐに
答えを見て時間を節約し、パターンを繰り返して暗記するという方法は
理に適っています。
すぐに答えを見て、パターンと解き筋を覚えたらたくさん問題を解いていく
事です。パターンが体にしみこんでいくくらい復習(問題演習)をたくさん
やりましょう。
4 応用問題でも「応用のパターンの暗記」でいける
「でも、御三家とかの算数はパターンだけではダメで応用も必要
なのでは?」
ですか?
御三家レベルを受ける人は割合としては少ないので、そこまで気にしなく
ても良いんですが、回答すると、
半分事実で半分は違います。
確かに、御三家レベルの算数は一気に難易度が上がります。
上がりますが、基本は「パターンの徹底」でいけます。
なぜなら、100点(満点)を取る必要はないからです。
中学にもよりますが、だいたいは7割を取れれば合格です。
そのためには、難問・応用問題を正解するよりも、基本パターンの
徹底の方がはるかに楽ですし、効率も良いです。
差がつくのは難問ではなく、基本問題の取りこぼしです。
これは、全教科同じです。しかも、中学受験、高校受験、大学受験すべて
で昔からずっと同じです。受験の仕組みが変わらない限り同じでしょう。
さらに言えば、「応用問題のパターン」というのもあります。
基本のパターンができるようになったら、「応用のパターン」を繰り返す
と良いかもしれません。
だいたいは、基本パターンを少しひねっているだけですので。
僕の知る限り、開成だろうが麻布だろうが、桜蔭だろうが、受かった子は
天才ではなく、効率よく努力できる子です。もちろん努力の量は多いです
が、少なくとも、圧倒的な才能というのはほとんどいません。
ほとんどは「効率的に努力できる子」です。
さらに言ってしまうと、日本の受験勉強では、天才的な才能は求められて
いません。既存の枠組みをどれだけ暗記していますか?という競技です。
まとめ
・中学受験の算数は「こうくればこう解く」のパターンの暗記!
・中学受験の算数のパターンは約100個
・自力で解くのは時間の無駄:すぐ答えを見る
・応用問題でも「応用のパターンの暗記」でいける
良くも悪くも中学受験の算数は「パターン認識」の競技です。
最も効率的な学習法は、
パターンの暗記+解法の暗記
です。
パターンの事を「特殊算」と言ったりします。
ですので、すぐに解けない問題に会ったら、自力で解かずにすぐに
答えを見て、解法を暗記しましょう。
解説の方を熟読するべきです。
そして、効率よくたくさんのパターンを覚えていくのが良いです。
時間は限られていますので。
「塾技 算数」にそのパターン100個が全て載っています。
このブログにも全て載せています。
「算数」のジャンルに100以上の記事がありますが、そこにすべての
パターンを書いています。
チャオ アミーゴ