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中学受験をする小学校4年生がおさえるべき6つのポイントとは?
【中学受験をする小学校5年生がおさえるべき6つのポイント】
1 国語・算数・理科・社会の全分野を4年生~5年生までに一度終わらせる
2 逆算して小学校5年生には全分野を最低一回は終わらせる
3 それぞれの教科の【基本】を小学校5年生で完ぺきにする
4 塾に行く場合、勉強のパターンを小学校5年生で固める
5 親子で勉強の話をするのを当然にしていく
6 小学校5年生の偏差値はあまり気にしなくていい
1 国語・算数・理科・社会の全分野を4年生~5年生までに一度終わらせる
よく知られた話ですが、大学進学実績の良い、私立の中高一貫校では、一通りの
受験内容を高校2年生までに一度終わらせます。
何も先取りしてる自慢がしたいわけではなくて、ほとんどの進学校がこのやり方を
するのにはきちんとした理由があります。
それは、最後の一年間を「復習・記憶の定着+演習・過去問に慣れる」にあてられる
からです。
これは中学受験でも完全に同じです。
ですから、国語・算数・理科・社会の全分野を4年生~5年生までに一度終わらせる
事はかなり重要です。
なぜなら、その結果、小学校6年生の一年間を「復習・記憶の定着+演習・過去問に慣れる」
事にあてられるからです。
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記憶力を良くする5つの方法!脳と対話せよ!―「中学受験+塾なし」の勉強法!
ただし、4年生~5年生で国語・算数・理科・社会の全分野を一度終わらせる
と言っても、「完全に理解しろ」とは言っていません(ほっとしましたか?)。
とりあえず、4年生~5年生で一回は全分野に目を通すくらいで良いです。
下記の記事で細かく書いていますが、いわゆる「大項目」だけで良いです。
難関校の受験問題を4年生や5年生の時に解ける必要は全くありません。
記憶というのは繰り返すことで定着しますので、6年生で初見の内容がある
と効率が悪くなります。
4年生~5年生の時点で、覚えられなくても構わないので、一度は中学受験の
全分野に触れているようにしましょう。
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中学受験をする小学校4年生がおさえるべき6つのポイントとは?
2 逆算して小学校5年生には全分野を最低一回は終わらせる
3 それぞれの教科の【基本】を小学校5年生で完ぺきにする
「2」「3」はかなりリンクしているので同時に説明します。
「1 国語・算数・理科・社会の全分野を4年生~5年生までに一度終わらせる」
となると、やはり小学校5年生は「受験勉強」を本格化する時期となります。
具体的に書きます。
算数+5年生:「塾技」の100パターンを一回はやる
4年生で四則演算を正確に速くできるようになっている事が前提です。
次に「全分野」を一通りやりましょう。
このブログの「算数」のカテゴリーに118記事ありますが、これですべての分野を網羅
しています。ただ、ブログの性質上、全分野が分かりづらくはあります・・・。
ですので、参考書・問題集としては、「塾技」がおすすめです。
「塾技」を完ぺきにこなせればどの中学校でも大丈夫なので、おススメなのですが、
いかんせんレベルが高いです。ですので、5年生の間は、中に出てくる問題は
解けなくてもいいので、「塾技」部分だけをマーカーを引いて覚えて、解き筋・
テクニックを知っていきましょう。6年生でこの問題集を繰り返しやって、攻略すれば
かなりの実力になる事は間違いありません。
小学5年生は、この問題集を一度は終わらせたいです。
国語+5年生:語い(漢字等)は積み重ね・問題に慣れる
漢字等の語いは「SAPI×漢」で良いと思われます。
漢字は、かなり努力が結果に結びつきますので、愚直に「試験に出る漢字」を
書き続ける事です。少しでもいいので毎日やりたいですね。
文章については、小学校5年生であれば、評論や小説など、実際に受験の問題を
解いていっていいでしょう。最初は難易度が低めの学校からやり、「論理的に読む」
訓練をするべきです。
理科+5年生:全分野を何となく知る+習った所を深掘りする
理科は中学受験では「化学・地学・物理・生物」が範囲になります。
それぞれ内容は全然違うので、興味があるところ、学校で習った所
から深掘りしていくのが良いでしょう。
「中学受験の理科の全分野」を知るためには、このブログでも可能ですが、
算数と同じ種類の「塾技・理科」がやはり優れています。
ただし、こちらも算数と同じでレベルが高いので、5年生の段階では「塾技」にある、
実際の入試問題はまだ解けなくても良いですが、一通りは終わらせましょう。
6年生になってから徹底的に攻略する事が大事です。
この一冊を完ぺきにおさえれば、中学受験はどこでも大丈夫だと思います。
もう一冊、必須のものがあります。
いわゆる「一問一答」です。
冗談ではなく、このサピックスの一問一答を100回でも200回でも繰り返しましょう。
対象は5年生・6年生です。
理想は100回以上繰り返す!
サピックス(SAPIX)に本当に通うと年間100万円(6年生だと200万円!近く)
以上かかりますが、正直、この一問一答だけで理科と社会はかなりいけますよ。はい。
(後は、過去問を解きまくる!)
中学受験を塾なしでやっている理由の一つは、「教育費・塾の費用が不必要に高い」という事です。学生・院生時代教育産業にいたので仕組みは分かりますが…。大手進学塾+6年生だと年間100万円~最大200万円「課金」されます。果たしてそこまでの価値が…、おっとこんな時間に誰か来たようです。
— 塾なしで中学受験するブログ (@bunponcom) December 31, 2021
話が脱線しました。
小学校5年生の段階では、理科の全分野を一度は終わらせ、習った範囲を
一問一答で定着させていくのが効果的でしょう。
しつこいようですが、この一問一答を何度も繰り返しているとかなりの
基礎力がつきます。「何度も」は全頁を最低7回以上ですかね…。
社会+5年生:全分野を何となく知る+習った所を深掘りする
社会の中学受験の範囲は「地理・歴史・公民・時事問題」が基本になります。
社会には算数・理科の「塾技」的な、これを完ぺきにすれば!というのは
残念ながらありません。
このブログ結構良いと思いますが、どうでしょう?無料ですし。
一問一答は、サピックスのものがあります。
冗談ではなく、このサピックスの一問一答を100回でも200回でも繰り返しましょう。
対象は5年生・6年生です。
理想は100回以上繰り返す!
サピックス(SAPIX)に本当に通うと年間100万円(6年生だと200万円!)以上
かかりますが、正直、この一問一答だけで理科と社会はかなりいけますよ。はい。
(後は、過去問を解きまくる!)
小学校5年生の段階では、社会の全分野を一通り終わらせ、習った範囲を
一問一答で定着させていくのが効果的でしょう。
5年生の段階では、日本史のだいたいの流れを知りましょう。
「縄文・弥生・飛鳥・奈良・平安・鎌倉・戦国・江戸・明治・大正・昭和・平成・令和」
5年生の時には、上記の元号等がどのようにつながるかをそれなりに理解しましょう。
4 塾に行く場合、勉強のパターンを小学校5年生で固める
小学5年生になると中学受験をする場合、塾に通っている子の方が多いでしょう。
進学塾に通う場合は、学校・塾・家の生活パターンを本人に無理のない
形で作ってあげることが必要かと思います。
それこそ、無理は続きませんので…。
また、大手進学塾は、大量の宿題を出します。
言い方は悪いですが、あれは、ある程度「振るい落とし」をしているわけなので、
基本的にこなせないレベルの量を出して、ついてこれない子を振るっていきます。
ですので、場合によってはこの段階で挫折してしまう子もいますので、
親としては注意が必要です。
塾に行く場合、勉強のパターンを小学校5年生で固める
事を常に意識してあげましょう。
5 親子で勉強の話をするのを当然にしていく
中学受験は親がプロデューサーにならないといけません。
タレント(わが子)が最大限のパフォーマンスを発揮するには、
有能なプロデューサーが必須です。
そうすると、小学校5年生の段階では、親子の関係の中に、「中学受験」を
うまく組み込んでいく必要があります。
スムーズに中学受験の話をできるようにしなければなりませんが、なんでもかんでも
「やれ」「死ぬ気でやれ」だけで、実は何をやっているか全くわかっていない親が
たくさんいます。
(今、ドキッとされた方、普通ですのでご心配なく)
そして、結果がともなう事が多いのは、やはり、親がきちんと子供の中学受験を把握
しているケースです。
どこでつまづいているのか?どのレベルまでは来ているのかいないのか?これくらいは
全教科について把握していることが望ましいです。
模試の偏差値表の数字だけで子どもに対応していませんか?
(今、ドキッとされた方、普通ですのでご心配なく)
もちろん、勉強の具体的なやり方等々は、お金を払っているので塾に任せるのは
良いですが、教えないにしても、我が子がどういった勉強の仕方でどこまでできる
ようになっているのか位は知ってあげましょうよ…。
それこそ、小学校5年生くらいであれば多くの母親・父親は、まだまだ教えられる
ギリギリの所だと思いますし。
6 小学校5年生の偏差値はあまり気にしなくていい
中学受験に限らず、「偏差値」というのは(良くも悪くも)重要です。
ですが、小学校5年生の段階では偏差値はあまり気にしないでください。
小学校5年生の偏差値が良くても悪くても中学受験にはあまり関係ありません。
もちろん、極端によければ褒めてあげればいいですが、その場合、徐々に
下がっていくパターンが多いです。
小学校5年生の偏差値があまり意味がない理由としては、
・基礎を固める段階なのに、それ以外の所で差をつける偏差値に意味はない
・ライバルがまだ全員は模試等を受けない
・まだ「受験」になっていない
等々です。
小学校5年生は基礎を完ぺきにする時期です。ですので、「差」を見る偏差値に
あまり意味はありません
ただし、小学校5年生の冬からはそろそろ気にしましょう。年があけたらですね。
まとめ―中学受験をする小学校5年生がおさえるべき6つのポイントとは?
【中学受験をする小学校5年生がおさえるべき6つのポイント】
1 国語・算数・理科・社会の全分野を4年生~5年生までに一度終わらせる
2 逆算して小学校5年生には全分野を最低一回は終わらせる
3 それぞれの教科の【基本】を小学校5年生で完ぺきにする
4 塾に行く場合、勉強のパターンを小学校5年生で固める
5 親子で勉強の話をするのを当然にしていく
6 小学校5年生の偏差値はあまり気にしなくていい
(関連記事)
中学受験をする小学校4年生がおさえるべき6つのポイントとは?