文化史(日本史)の概略・まとめ②(桃山文化・江戸の文化・明治の文化・大正と昭和前期の文化・戦後の文化・現代の文化)
桃山文化10(戦国時代):信長・秀吉。豪華・戦国時代の天下人たち!千利休
桃山文化:信長・秀吉時代の文化で豪華!
「安土桃山」時代は信長の安土城と秀吉の伏見城(跡地に「桃」を植えた)が由来。
・仏教色が薄れた→南蛮文化(1543鉄砲→1549キリスト教/南蛮屏風10、活字印刷術)
・天守閣11がある豪華な城郭11(姫路城・安土城・大坂城・伏見城)が特徴
・茶の湯も流行る(千利休)
城郭(姫路城・安土城・大坂城・伏見城)
●姫路城(白鷺城)11:兵庫県姫路市。ユネスコ世界文化遺産(日本初1993年)。
池田輝政。修築はあるが、江戸時代のまま現在まで残っている。国宝。(地理の問題でも頻出です)
姫路城
●安土城11:1576年琵琶湖湖畔の近江に織田信長が作った。本能寺の変後に焼失
●大坂城11:秀吉が石山本願寺の跡地に築城(1583年)。1615年大坂の陣(夏)で落城。
●伏見城8:秀吉→家康。
障壁画・濃絵(だみえ):狩野永徳、長谷川等伯
障壁画(しょうへきが)11:城郭内の襖、壁、屏風、障子に描かれた絵。
濃絵(だみえ)11:水墨画ではない障壁画の手法。狩野派10(室町~江戸の幕府の絵師)が使用。
狩野永徳11:信長、秀吉に仕える。狩野派の中心人物。安土城、聚楽第、大阪城の障壁画。
桃山様式を完成。『唐獅子図屏風』8『洛中洛外図屏風』8
『唐獅子図屏風』(狩野永徳) 『洛中洛外図屏風』8(狩野永徳)
長谷川等伯10:自称・雪舟5代。水墨画等。『松林図屏風』
『松林図屏風』(長谷川等伯)
千利休が侘び茶を大成→茶道へ
千利休11:1522~91。信長、秀吉に仕える。最後は切腹。
堺の魚問屋の生まれ。幼名は田中与四郎。後、千宋易→千利休。
妙喜庵待庵(みょうきあんたいあん)9:利休が作った狭い茶室。
弟子に古田織部3。
この時代の「茶」を描いた名作に「ひょうげもの」がある。面白い!
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★茶の湯の流れ(室町時代~戦国時代)
【村田珠光(じゅこう)→武野紹鴎(たけのじょうおう)→千利休】
茶の湯11:室町時代に禅宗寺院で喫茶4の風習が始まる。
室町時代の村田珠光(じゅこう)10の侘び茶11→千利休(戦国時代)11に茶の湯は大成。
江戸時代には「茶道」10になっていく。同時に、花道(華道)8も流行る。
・武野紹鴎(たけのじょうおう)9:堺の代表的茶人。
・闘茶11:茶の飲み比べ競技。
・茶寄合9:お茶会。書院造の座敷で掛軸や立花(たてはな)9を飾る
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阿国歌舞伎(おくにかぶき)10
出雲阿国(いずものおくに)10が始めた歌舞伎のことを
「阿国歌舞伎」という。
その他に、桃山文化としては「三味線」10、浄瑠璃節9など。
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