下記の順番で読むと理解がしやすいかと思います。
(1 太陽系の惑星(宇宙創成・8つの惑星・金星と火星の見え方))
(2 太陽と地球1:自転と公転は反時計回り!南中高度・南中時刻は1度で4分違う!)
(3 太陽と地球2:南中高度の求め方を分かりやすく+公式(春分・夏至・秋分・冬至))
6 星座:北極星・季節の星座・夏の大三角形・冬の大三角形・オリオン座の動き!(星の動き③)
黄道(太陽が西から東へ移動しているように見える)
地球が公転(太陽の周りを回っている)しているので、太陽は天球上の
星座の中を西から東へ移動しているように見えます。
この太陽の見かけの通り道の事を「黄道(こうどう)」と言います。
画像出典『塾技100理科』p190
「黄道」上を太陽が西から東に動いているように見える理由は、
【地球の自転が東に向かっている+地図を見る】
ことで分かります。
図を見ると分かりますが、理科では人がどこに立っているか
と想定するかで、東西南北の位置関係が変わります。
図を見ると分かるように、太陽は東の方から昇ってくるように見えて、
西の方に沈んでいくように見えます(というか太陽が昇ってくるように
見える方向を東・eastと決めたんですけど…)。
地球の自転は東に向かって周っている!と理解してください。
その上で、黄道の図をもう一回見ましょう。
画像出典:http://blog.livedoor.jp/aritouch/archives/3420862.html
地球の自転は反時計まわりでしたね?
黄道上の星座では、「おとめ座→いて座」の方向へ向かって
地球は自転しています。
地球の自転は東に向かって周っている!でしたね?
ということは、いて座のほうが地球の自転の向かう方向だから東、
おとめ座のほうは西です。
結果として、太陽は黄道上を西から東に動いているように見える
わけです。
「おとめ座」を春の星座というのは、春の夜に見えるからです。
ちなみに太陽も反時計回りに自転しています(だから太陽の黒点も
「西から東へ動く」とされています)。
【黄道十二星座(星占いの星座)の月日は(見かけの太陽がある月日で)、
季節の星座の季節とは違います】
星座早見
画像出典『塾技100理科』p190
「星座早見」の中学受験上のポイント
1 (南北に対して)東西が逆:頭上にかざして使うから
2 時刻は反時計回り
3 日付は時計回り
4 星座早見は見たい方位が下に来るように手で持つ(北の星を観察するなら北を下にする)
5 経度の調整は1度大きければ、4分後、または1日後の空にして観察
*経度1度は「日周運動の4分」「年周運動の1日」なので
*(標準時の)明石市を基準に作られるものが多いので経度差の調整が必要
画像出典:http://rika.g.dgdg.jp/rika/gakushuhouhou/nankantangen/seizahayami/
「星座早見」に関しては実物を見ながら上記の点を
何度も読んでいくのが理解が早いかと思われます。
上記の小学館の図鑑には、どちらも「星座早見」が付いています。
下記の順番で読むと理解がしやすいかと思います。
(1 太陽系の惑星(宇宙創成・8つの惑星・金星と火星の見え方))
(2 太陽と地球1:自転と公転は反時計回り!南中高度・南中時刻は1度で4分違う!)
(3 太陽と地球2:南中高度の求め方を分かりやすく+公式(春分・夏至・秋分・冬至))
6 星座:北極星・季節の星座・夏の大三角形・冬の大三角形・オリオン座の動き!(星の動き③)