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2 太陽と地球1:自転と公転は反時計回り!南中高度・南中時刻は1度で4分違う!
3 太陽と地球2:南中高度の求め方を分かりやすく+公式(春分・夏至・秋分・冬至)
月の自転と公転:1日約12度東へ・1日約48分遅く・1時間で動く角度は約14.5度
宇宙創成:無・ビッグバン・銀河系・天の川銀河・太陽系・地球
時はすべての始まり。無がありました。
ある時(約138億年前)、何らかの原因で起こった
ビッグバン!Big Bang
色んな元素!エネルギー!ぐわんぐらわんと宇宙中に広がりました。
銀河ができて、星ができて、その中に太陽系があり、その中に地球があり、
その中に海や陸(海が70%、陸が30%)があり、その中に日本があり、
それが皆さんが今いるところ!
これが(2020年現在)今の科学における「宇宙創成」の認識です。
図を見れば分かりますが、そもそも「銀河系」というのが馬鹿でかくて、
太陽系がある「天の川銀河」はその中の一つで、その中のちっぽけな存在
が「太陽系」です。さらにその中にあるちっぽけな惑星が「地球」という
事ですね。
なんか、中学受験なんかどうでも良いですか?まあ、そんな気もしますよね?
ただ、世界認識として知っておくことは教養としてもいいので、もう少々お付き
合いください。
宇宙と銀河系
画像出典:http://rikamato.com/2017/12/07/3_18/
太陽系は銀河系(天の川銀河)のごくごく一部です。その銀河系はたくさん
ある銀河の一つです。地球や人間なんてほんとちっぽけな存在ですね・・・。
銀河系の大きさ:直径10万光年くらい。
1光年:光が1年かかって進む距離。約9兆4600億km
太陽系:8つの惑星(水・金・地・火・木・土・天・海)
さて、そんな大宇宙の中にある「ちっぽけな太陽系」の話です。
太陽系には(太陽の周りを回る・公転する)『惑星』が8つあります。
我等が「地球(Earth)」もその惑星の一つです。
太陽系:太陽の引力で太陽の周りを回っている星の集まり
8つの惑星(とその衛星、彗星)などからできています。
恒星:自分で光を出している星。太陽、夜空の星たち。地球に一番近い恒星は太陽
惑星:自分で光を出さず、太陽の光を反射して太陽を中心に周りを回っている星
(水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星)
衛星:惑星のまわりを回る星(月は地球の衛星)
*冥王星(めいおうせい)は2006年以降「惑星」から外されています
【太陽系の惑星8つの覚え方:「水・金・地・火・木・土・天・海・「冥」」】
水星(Mercury・ヘルメス):太陽に最も近く、最も小さい惑星。月のようなクレーターがある
金星(Venus・アフロディーテ):二酸化炭素の厚い大気(観測しづらい)。表面温度450℃以上。自転と公転が逆
地球(Earth):我等が地球
火星(Mars・アレス):赤く見える(酸化鉄)。季節がある。オリンポス山。両極にドライアイス
木星(Jupiter・ゼウス):太陽系最大の惑星。衛星の数(69)も太陽系最大。
土星(Saturn・クロノス):大きな環が有名。環は氷の粒。密度は惑星で最小。
天王星(Uranus・ウラノス):自転(地軸が軌道面に対してほとんど横倒し)が特徴的
海王星(Neptune・ポセイドン):大気中のメタンの影響で青く見える(天王星に似ている)
((冥王星(Pluto・ハデス)):準惑星。2006年に惑星からはずれる。理由は「しょぼい」から)
*惑星の英語名は地球(earth)以外はすべてギリシャ神話が由来です
例えば、天王星Uranus(ウラノス)はゼウスのおじいちゃん、ガイア
(大地・Gaia)の旦那ですね。「ガイアの夜明け」で知られていますね?
(ギリシャ神話→ローマ神話→それの英語名というイメージ)
上記のYouTube動画はNASA(アメリカ航空宇宙局)が作成した、太陽系の
8つの惑星が自転する様子をCG(コンピューターグラフィック)で再現した
ものです。
内惑星(水星・金星)と外惑星
地球より内側(太陽に近い)にある惑星の事を「内惑星」と
言います。水星と金星の事ですね。
内惑星(水星と金星)は満ち欠けをします。
地球より外側の軌道を回る惑星を「外惑星」と言います。
火星~海王星ですね。外惑星はほとんど満ち欠けをしません。
金星(内惑星)と火星(外惑星)の見え方は以下
のようになります。
画像出典『塾技100理科』p192
金星(内惑星):満ち欠けする。明け方東の空(明けの明星)、夕方西の空(宵の明星)
火星(外惑星):満ち欠けほぼなし。真夜中にも見える
ポイント!
●地球の自転・公転は反時計回り(左回り)
●地球の自転は一日1回、西から東へ反時計回り(太陽は東から西へ動いているように見える)
●地球の公転は(太陽の周りを)1年に1回、反時計回り
●地球は公転面に垂直な線から23.4°(公転面に対しては66.6度)傾いて公転している
金星(内惑星)と火星(外惑星)の見え方はよく出題されるので
何度も図を見て問題を解いてきちんと理解しましょう。
画像出典『塾技100理科』p192
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