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気体の集め方3つ:水上置換法・上方置換法・下方置換法
画像出典『塾技100理科』p20
気体の集め方は図の通りですね。
●水に溶けにくい気体(酸素、水素)は水の中に入れて取り出します(水上置換法)
●空気より重い気体(塩素、二酸化炭素)は、瓶の下の方に集めます(下方置換法)
●空気より軽い気体(アンモニア)は、瓶の上の方に集めます(上方置換法)
酸素の作り方
画像出典『塾技100理科』p20
過酸化水素水+二酸化マンガン→酸素+水
「酸素」を発生させる実験で有名なものが上記です。
二酸化マンガンという黒い固体に過酸化水素水(オキシドール)を
加えると酸素と水が発生します。詳細にいうと、過酸化水素水が
二酸化マンガンの働きで酸素と水に変化しています。
ポイント!1 二酸化マンガンそのものは変化しません
他の物質の変化を助けて、自分は変わらないものを「触媒」(しょくばい)
と言います。ですので、(乾かすと)二酸化マンガンは何回でも使えます。
二酸化マンガンのかわりに(生の)ジャガイモやレバーを使用することも
できます。
ポイント!2 最初に出てくる気体は一度捨てる:酸素と空気が混じってる
上記の実験の際、最初に出てくる気体には、フラスコ内の空気が
混じっているので、一度捨てます。
ポイント!3 発生する酸素の体積は過酸化水素水の体積に比例します
二酸化マンガンの量を増やすと酸素が発生するスピードは速く
なりますが、酸素の体積には影響しません。
また、過酸化水素水の体積が同じ場合は濃度に比例します。
ポイント!発生した気体が酸素かどうか確かめる方法
酸素は物を燃やす働きがあるので、火のついた線こうを集めた
気体の中に入れると激しく(炎をあげて)燃えます。
ちなみに、過酸化水素水=オキシドールですが、オキシドールは、ケガをした
時の消毒などに使いますね?その際に泡が出ますが、あれは酸素です。
(二酸化マンガンではなく)体内の酵素が触媒の働きをしてオキシドールが
酸素と水に変化しているのです。
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