(関連記事)

憲法(大日本帝国憲法と日本国憲法)

国会(司法):二院制(衆参)・衆議院の優越・国会の種類

内閣(行政)のポイントはこの5つ!総理大臣・国務大臣・閣議・議院内閣制

三権分立:司法(裁判所)・行政(内閣)・立法(国会)

裁判所(司法):種類・任命方法・違憲立法審査権・民事と刑事・裁判と人権・裁判員制度

★「憲法」は国の在り方、大枠をまとめたもの

(英語ではconstituion=憲法、構成、組織)

★「憲法」は権力者が守るべきもの・権力を縛るもの(歴史的経緯)

(絶対王政とか江戸幕府とか、王様や将軍が言えばそれが「法律」になっちゃう)

★「憲法」は他の「法律」とは違う(憲法だけが違う/憲法違反の法律は作れない)

 だ・か・ら、憲法は「最高法規」と言われる

(六法:憲法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法)

★「憲法」を基にした国づくり・体制を立憲主義と言う

 

近代的な立憲主義国家では、特定の権力の乱用・暴走を防ぐために、

国の三つの権力を分散させています。それを「三権分立」と言います。

18世紀、フランスの哲学者モンテスキュー『法の精神』という著作で唱えました。

「三権分立」の画像検索結果

三権分立:司法(裁判所)・行政(内閣)・立法(国会)

三権分立→司法(裁判所)・行政(内閣)・立法(国会)

司法権:裁判所

行政権:内閣

立法権:国会

三権(司法(裁判所)・行政(内閣)・立法(国会))はそれぞれが独立し、

それぞれを監視、けんせいしあう関係にあります。

司法(裁判所)は、内閣に対しては、命令や処分を審査し、国会に対しては

法律が憲法に反しないか調べる権利を持っています(違憲立法審査権)。

行政(内閣)は、(総理大臣が)国会に対して衆議院を解散できます。

裁判所に対しては、裁判官を任命する事ができます。

立法(国会)は、内閣に対して、内閣不信任案の議決を出せ、また、内閣

総理大臣の指名ができます。裁判所に対しては、不正な裁判官を裁判でき

ます(弾劾裁判)。また、裁判のもとになる法律を作るのも国会です。

「三権分立」の画像検索結果

国民は、国会(司法)に対しては衆議院選挙と参議院選挙で国会議員を

選べます。内閣に対しては世論があります。裁判所に対しては、(衆議院

議員選挙の時に)最高裁判所裁判官の審査(国民審査)があります。

 

以上が「三権分立」の基本となります。

ただし、「現実」には、2021年現在の日本では内閣の力が裁判所や国会に

対して強いかなという気がしますね・・・。

 

(関連記事)

憲法(大日本帝国憲法と日本国憲法)

国会(司法):二院制(衆参)・衆議院の優越・国会の種類

内閣(行政)のポイントはこの5つ!総理大臣・国務大臣・閣議・議院内閣制

三権分立:司法(裁判所)・行政(内閣)・立法(国会)

裁判所(司法):種類・任命方法・違憲立法審査権・民事と刑事・裁判と人権・裁判員制度