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月の満ち欠けの周期は約29.5日・満ち欠けは「右」から 

月の自転と公転:1日約12度東へ・1日約48分遅く・1時間で動く角度は約14.5度 この記事

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(同じ時刻の月の位置)1日約12度東へずれる

(同じ位置に見える時刻)1日約48分(~50分)遅くなる

月が1時間で動く角度は約14.5度(約15度)東から西へ


 

月の自転と公転の基本

●月は【衛星】:自転しながら地球(【惑星】)の周りを公転している

●月の自転と公転は(真上から見て)どちらも反時計回り

●月の自転と公転の周期は27.3日

●月は常に同じ面を地球に向けている(月の裏側を見ることはできない)

画像出典『塾技100理科』p182

月の自転と公転のポイント

(同じ時刻の月の位置)1日約12度東へずれる

(同じ位置に見える時刻)1日約48分(~50分)遅くなる

月が1時間で動く角度は約14.5度(約15度)東から西へ

(同じ時刻の月の位置)1日約12度東へずれる

●月は地球の周りを西から東へ公転している

●公転周期は27.3度:360度÷27.3度=約13度

●地球も太陽の周りを反時計回りに公転している(一日約1度:360÷365)

●13-1=12 同じ時刻の月は一日に約12度東へずれる

画像出典『塾技100理科』p182

 

(同じ位置に見える時刻)1日約48分(~50分)遅くなる

●同じ時刻には1日に12度東にずれるので、地球を12度自転させると同じ位置に見える

●地球が1度自転するのは4分(24時間×60分÷360度)

●12度自転するには4分×12度=48分

●月が同じ位置に見える時間は1日に約48分遅くなる

 

月が1時間で動く角度は約14.5度(約15度)東から西へ

●(同じ時刻に)月は1日約12度東にずれる

●360度-12度=348度:月は見かけ上1日に348度動く

●348÷24時間=14.5度:月は1時間に14.5度東から西に動く

 

まとめ

月の動きは、月の自転と公転、地球の自転と公転を同時に考える必要がある

ので、最初は混乱しがちですが、以下のポイントは、ほぼ暗記してしまって

良いので、その上で問題を解いていけばできるようになるでしょう。

(同じ時刻の月の位置)1日約12度東へずれる

(同じ位置に見える時刻)1日約48分(~50分)遅くなる

月が1時間で動く角度は約14.5度(約15度)東から西へ

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