2026年度・中学入試で出そうな重要語いのみ抽出しました。
2025年〜2026年度入試向け 時事問題予想10選
1. 🌐 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催
-
時期・場所: 2025年4月13日〜10月13日、**大阪府大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)**で開催されます。
-
テーマ: 「いのち輝く未来社会のデザイン」
-
問われるポイント:
-
開催地である夢洲が人工島であること。
-
**SDGs(持続可能な開発目標)**との関連性、未来社会の実現に向けた展示内容。
-
過去の万博(大阪万博1970年、愛知万博2005年など)との比較。
-
「空飛ぶクルマ」などの先端技術の実証実験。
-
2. 💰 新紙幣の流通とキャッシュレス社会の進展
-
時期: 2024年7月より発行が開始されていますが、2025年も引き続き新紙幣に関する関心は高いです。
-
新紙幣の人物と功績:
-
一万円札:渋沢栄一(近代日本経済の父。約500もの会社の設立に関わり、**「道徳経済合一説」**を唱えた)。
-
五千円札:津田梅子(日本の女子教育の先駆者。津田塾大学の前身を創立)。
-
千円札:北里柴三郎(近代医学の父。破傷風菌の純粋培養に成功し、伝染病予防に貢献)。
-
-
問われるポイント:
-
3人の功績と、それが日本の近代化にどう貢献したか。
-
新紙幣の偽造防止技術(ホログラム、高精細なすき入れなど)。
-
3. 💥 南海トラフ地震の予測と防災対策の強化
-
「南海トラフ地震臨時情報」のキーワード: 異常な現象が観測された際に発表される情報で、以下の4つのキーワードが付されます。
-
調査中
-
巨大地震注意(例:M7.0以上の地震が発生した場合)
-
巨大地震警戒(例:想定震源域でM8.0以上の地震が発生した場合)
-
調査終了
-
-
問われるポイント:
-
それぞれのキーワードが発せられた場合の住民がとるべき行動(「巨大地震注意」では特に対象地域の避難準備など)。
-
プレートテクトニクスや、津波からの避難(垂直避難、水平避難)。
-
4. 🚄 リニア中央新幹線の開業に向けた動向
-
状況: 2027年とされていた品川-名古屋間の開業目標時期が延期される見通しです。
-
問われるポイント:
-
主要な課題となっている静岡工区での大井川の水問題(環境問題)。
-
東海道新幹線と比較したリニアの技術的な特徴(超電導、磁気浮上)。
-
リニア開通が日本の経済や地域間交流に与える影響。
-
5. 🤖 生成AI(人工知能)技術の進化と倫理
-
状況: 文章や画像を自動生成するAI(ChatGPT、画像生成AIなど)が急速に普及し、社会的な議論が進んでいます。
-
問われるポイント:
-
AIが生み出した作品の著作権は誰にあるのかという問題。
-
フェイクニュース対策や、AIによる情報モラル教育の必要性。
-
Society 5.0(AIやIoTなどを活用して経済発展と社会的課題の解決を両立する社会)の実現。
-
6. 🌍 国際的な気候変動対策と「COP」
-
「COP」とは: 気候変動に関する国際連合枠組条約締約国会議(Conference of the Parties)。
-
問われるポイント:
-
パリ協定(世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする)。
-
カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること)。
-
日本国内での再生可能エネルギーの導入状況(特に太陽光や風力発電)。
-
7. 🧬 新たな感染症対策とワクチン開発
-
状況: 新型コロナウイルス後の、新しい感染症に対するパンデミックへの備えが進められています。
-
問われるポイント:
-
ワクチン開発におけるmRNAワクチンなどの最新技術。
-
感染症対策における公衆衛生の重要性(手洗い、換気、予防接種)。
-
世界保健機関(WHO)などの国際機関の役割。
-
8. 🗳️ 政治・外交:日本の国際的な立場
-
状況: G7、国連安全保障理事会(安保理)などでの日本の役割や、ウクライナ・中東問題への対応が重要です。
-
問われるポイント:
-
国連の主要機関(安保理、総会、ICJなど)とその機能。
-
憲法第9条と、日本の専守防衛の理念。
-
外交における**ODA(政府開発援助)**や、多国間協力の重要性。
-
9. ⚾ 国際的なスポーツイベントと社会貢献
-
状況: 2024年のパリオリンピック・パラリンピックの結果や、スポーツ選手の社会貢献活動などが注目されます。
-
問われるポイント:
-
パラリンピックを通じた共生社会やバリアフリーの実現。
-
メダルの色と日本の順位、著名な日本人選手と彼らの競技の歴史。
-
スポーツSDGs(スポーツを通じて持続可能な社会を目指す活動)。
-
10. 🌊 海洋プラスチックごみ問題とリサイクル
-
状況: 海洋生態系への影響が懸念されるプラスチックごみの削減が国際的に進められています。
-
問われるポイント:
-
マイクロプラスチックが食物連鎖に与える影響。
-
3R(リデュース・リユース・リサイクル)の具体的な取り組み。
-
レジ袋有料化やプラスチック新法など、日本政府による具体的な規制や対策。
-
2026年・中学受験社会の時事問題・キーワード
| キーワード | 説明 |
| アルテミス計画 | アメリカ航空宇宙局(NASA)を中心として推進されている有人月探査計画。アポロ計画以降、再び人類を月面に送り込む計画。 |
| クルードラゴン | アメリカの民間企業が開発した有人宇宙船。日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんが搭乗した。 |
| メタバース | インターネット上に構築された3次元の仮想空間。アバターを通じて交流したり、仕事や遊びを行ったりできるデジタル世界のことを指す。 |
| ヤングケアラー | 家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うような家族の介護や家事などを行っている子どもや若者のこと。 |
| マイクロプラスチック | 直径5mm以下の微細なプラスチック粒子を指す。自然環境で簡単に分解されず、その間に環境に影響が懸念される。 |
| デフリンピック | 聴覚障がい者のための世界規模の総合スポーツ競技大会である。2025年は日本で開催される。 |
| 一帯一路(いったいいちろ) | 中国の習近平国家主席が提唱した、アジア、ヨーロッパ、アフリカを結ぶ巨大な経済圏構想。 |
| 暫定税率 | 特定の税金に一時的に上乗せされる税率で、主にガソリン税に適用されている。物価高対策として、廃止も今後検討されている。 |
| QUAD(クアッド) | 日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国でつくる、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力の枠組み。 |
| 防災庁 | 災害対策の総合的な司令塔機関であり、防災政策を強化・発展させることを目的として、2026年度に設置される予定の役所。 |
| 宿泊税 | 宿泊施設に宿泊する際に支払う地方税であり、観光振興や地域のインフラ整備に使われることが多い。福岡市など複数の地方自治体で導入されている。 |
| 健康寿命 |
日常生活に制限なく、自立して健康に過ごせる期間を指す。平均寿命とは異なり、単に生存している年数ではなく、健康的な状態で生活できる期間を重視している。
|
(2025年・2024年・2023年・2022年の中学受験用の時事問題の記事はこちら)