「天気関係」については以下の順番で読むと分かりやすいかもしれません。
1 風は高気圧から低気圧へ・気圧とは?・海風と陸風の仕組み:天気①
3 雲はなぜできる?そもそも「雲」って何?雲の種類(乱層雲+積乱雲!)天気③
7 エルニーニョ現象・フェーン現象・観天望気(天気のことわざ):天気⑦
8 気温と湿度(夏日・真夏日・猛暑日・熱帯夜・百葉箱・地温):天気⑧
9 気温と湿度2:飽和水蒸気量・湿度の計り方(乾湿計):天気⑨
気温と湿度の基本
(晴れた日は気温と湿度の関係は「反対」)
気温が上がると湿度が下がり、気温が下がると湿度が上がる。
また、晴れの日は気温と湿度が変化しやすく、雨の日は気温
も湿度も変化しにくい。
画像出典『塾技100理科』p158
夏日・真夏日・猛暑日・熱帯夜
夏日⇒最高気温が25度以上の日
真夏日⇒最高気温が30度以上の日
猛暑日⇒最高気温が35度以上の日
熱帯夜:夜間(夕方から翌朝まで)の最低気温が25℃以上の日
「夏日・真夏日・猛暑日・熱帯夜」の違いはよく中学受験の
理科の問題で出題されます。
気温の測定法:百葉箱
気温:(決まった条件の下ではかった)空気の温度
条件によって空気の温度は変わるので、以下の条件
で計った空気の温度の事を「気温」といいます。
(気温の測定法の条件)
1 地面から1.2m~1.5mの高さ
2 直射日光の当たらない風通しの良い場所
*「百葉箱」などを使う
真夏の炎天下、アスファルトの上で計っても、
それは「気温」ではないという事ですね。
なお、地表面や地中の温度のことは「地温」と言います。
上記の条件にそって「気温」を計る際には、
「百葉箱」(ひゃくようばこ)
(の中)等が使われます。
画像出典『塾技100理科』p158
百葉箱のポイント5つ
1 白色:日光を反射する
2 よろい戸:風通しをよくする
3 (温度計まで)高さ1.2m~1.5m:地温と区別
4 芝生(しばふ):地面の反射をふせぐ
5 北向き:直射日光が入らないようにする
百葉箱では、気圧・気温・湿度の3要素が計れます。
「アメダス」(地域気象観測システム)は、気温・降水量・風向き・
画像出典『塾技100理科』p158
風速・日照時間などを計れますが、湿度は計れません。降水量を測るのが
アメダスの主な目的です。
(アメダスは、地域気象観測システム(AMeDAS: Automated Meteorological
Data Acquisition System)の略で、全国約1300カ所で雨量を自動的に観測し、
このうち約840カ所(約21キロメートル四方に1カ所)では気温、風向・風速、
日照時間などの自動観測も行っています。)
地温
地表面や地中の温度のことは「地温」と言いますが、地温の測り方は、
地面を少し掘り温度計の球部を測りたい位置に入れ上から土をかけ直射
日光が当たらないようにおおいをします。
http://ckt-hanbai.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/Sp-youtenseiri-rika5.pdf
太陽の南中時刻と、最高地温(地温が最も高くなる)、最高気温
の時間は、
●南中時刻→最高地温→最高気温●
となります。
理由は、太陽の熱は、まず地面を暖め(地温)、その熱が、
次に空気を暖める(気温)という順番だからです。
画像出典『塾技100理科』p158
南中時刻は12時頃(最高高度)
最高気温は14時頃
最高地温はその間なので13時頃
という事になります。
太陽がまず地面を暖め(地温)、その熱が空気を暖める(気温)という事ですね。
(「南中」=太陽が真南に来ること。まだの方はこちらの記事を読んでください)
「天気関係」については以下の順番で読むと分かりやすいかもしれません。
1 風は高気圧から低気圧へ・気圧とは?・海風と陸風の仕組み:天気①
3 雲はなぜできる?そもそも「雲」って何?雲の種類(乱層雲+積乱雲!)天気③
7 エルニーニョ現象・フェーン現象・観天望気(天気のことわざ):天気⑦
8 気温と湿度(夏日・真夏日・猛暑日・熱帯夜・百葉箱・地温):天気⑧
9 気温と湿度2:飽和水蒸気量・湿度の計り方(乾湿計):天気⑨