ライフサイエンス実験 Space Seed: 宇宙実験サクッと解説:Space Seed編

植物(花)については以下の順番で勉強(読んで)してください。

1 そもそも「生物」とは何か(条件3つ)?「動物」と「植物」の違いは?

2 光合成(水・二酸化炭素・光・葉緑体)

3 植物の分類:種子植物→被子植物→単子葉類→チューリップという世界認識

4 花のつくり(花の4要素・両性花と単性花・花びらの枚数)

5 受粉(種のでき方)

6   種子の作り

7 発芽と成長

8 根・茎のつくり

9 葉のつくりとつき方

10  蒸散

11 季節と植物

12 代表的な花

 

種子のつくり(無はい乳種子と有はい乳種子)

ライフサイエンス実験 Space Seed: 宇宙実験サクッと解説:Space Seed編

植物の一生のサイクル

種子があり→発芽して→成長し→花を咲かせて→受粉して実や種になる→枯れる

つまり「種子の作り」は植物のライフサイクルのスタート地点という事になります。

種子のつくりは基本的にはどれもよく似ていますが、発芽に必要な養分を蓄える場所

の違いで、「無はい乳種子」「有はい乳種子」に分けられます(はい乳の有無が違いです)。

●「はい乳」:「有はい乳種子」が(発芽に必要な)養分を蓄える所

「種皮」:固くて種の内部を守る

●「はい」:発芽して、根・茎・葉になる。種皮以外の部分(有はい乳種子の場合、種皮とはい乳以外の部分)

「有はい乳種子」(ほぼ単子葉類)

「有はい乳種子」はほとんどが単子葉類です。

「有はい乳種子」:発芽に必要な養分を「はい乳」に蓄える

         「はい乳」「種皮」「はい」からできている

         「2つに分かれない」「幼芽・幼根などがはっきり区別できない」

「有はい乳種子」(カキの種)

●単子葉類はすべて有はい乳種子(「語呂合わせ」:いとうすすむエッチね+ゆり)+カキ、ゴマ、オシロイバナ)

 イネ、トウモロコシ、ススキ、ムギ、エノコログサ(猫じゃらし)、ツユクサ、チューリップ、ネギ、ユリ

 

「無はい乳種子」

双子葉類はほぼ全て無はい乳種子です(例外:カキ、ゴマ、オシロイバナ)

無はい乳種子:「発芽」に必要な養分を子葉に蓄える

       「種皮」と「はい」からできている

        「幼芽・幼根などがはっきり区別できる」「2つに分かれるものが多い」

「無はい乳種子」(インゲンマメ)

「無はい乳種子」は発芽に必要な養分は「子葉」にたくわえます

ポイント!子葉の数と種子の種類

●単子葉類:全て有はい乳種子(「語呂合わせ」:いとうすすむエッチね)+カキ、ゴマ、オシロイバナ

●双子葉類:ほとんどが無はい乳種子(例外は上の右3つ)

(子葉が多数:すべて有はい乳種子(スギとかマツ)

【「単子葉類の植物の語呂合わせ」:いとうすすむエッチね】

「い」→イネ

「とう」→トウモロコシ

「すす」→ススキ

「む」→ムギ

「え」→エノコログサ

「っ」→ツユクサ

「ち」→チューリップ

「ね」→ネギ

画像出典:https://yuzupa.com/syokubutsu/

 

まとめ

以上、

 

種子のつくり(無はい乳種子と有はい乳種子)―「中学受験+塾なし」の勉強法

 

でした。

●「はい乳」:「有はい乳種子」が(発芽に必要な)養分を蓄える所

「有はい乳種子」:「はい乳」「種皮」「はい」からできている

         「2つに分かれない」「幼芽・幼根などがはっきり区別できない」

無はい乳種子:「種皮」と「はい」からできている

        「幼芽・幼根などがはっきり区別できる」「2つに分かれるものが多い」

 

●単子葉類はすべて有はい乳種子(「語呂合わせ」:いとうすすむエッチね)+カキ、ゴマ、オシロイバナ)

      イネ、トウモロコシ、ススキ、ムギ、エノコログサ、ツユクサ、チューリップ、ネギ

 

植物(花)については以下の順番で勉強(読んで)してください。

1 そもそも「生物」とは何か(条件3つ)?「動物」と「植物」の違いは?

2 光合成(水・二酸化炭素・光・葉緑体)

3 植物の分類:種子植物→被子植物→単子葉類→チューリップという世界認識

4 花のつくり(花の4要素・両性花と単性花・花びらの枚数)

5 受粉(種のでき方)

6   種子の作り

7 発芽と成長

8 根・茎のつくり

9 葉のつくりとつき方

10  蒸散

11 季節と植物

12 代表的な花