花のつくり(花の4要素・両性花と単性花・花びらの枚数)―「中学受験+塾なし」の勉強法

約30万種あるといわれる「植物」のほとんどは「花」があります。

この記事では、その「花」についてまとめています。

1 そもそも「生物」とは何か(条件3つ)?「動物」と「植物」の違いは?

2 光合成(水・二酸化炭素・光・葉緑体)

3 植物の分類:種子植物→被子植物→単子葉類→チューリップという世界認識

4 花のつくり(花の4要素・両性花と単性花・花びらの枚数)

5 受粉(種のでき方)

6   種子の作り

7 発芽と成長

8 根・茎のつくり

9 葉のつくりとつき方

10  蒸散

11 季節と植物

12 代表的な花

 

花の4要素:がく・花びら・おしべ・めしべ

花のつくり~花ってなんのために咲(さ)くの?~|自然と共生する世界 ...

花の4要素:(外側から)がく→花びら→おしべ→めしべ

4要素が揃っている花を「完全花」、一つでも欠けているものを「不完全花」という。

がく:花びら(花弁)とともに、めしべ・おしべを守る

花びら(花弁):枚数は変わる。花弁がくっついているのを合弁花、離れているのを離弁花

おしべ:先っぽに「やく」(花粉がつまっている)がある

めしべ:先に「柱頭」(花粉がつく)がある。受粉後子房は実に、胚珠は種子になる

画像出典:google

子房があるかないか→被子植物(子房ある)、裸子植物(子房なし)

上記記事で書きましたが、「被子植物」は胚珠が子房に包まれていて、

「裸子植物」は子房がなく、胚珠がむき出しです。

画像出典:https://bunpon.com/?p=2557

 

両性花と単性花

中学受験:無数にある植物の分類が覚えられない…マップ暗記が効果的 ...

画像出典:https://yuzupa.com/syokubutsu/

両性花:1つの花にめしべとおしべ両方がある

単性花:めしべとおしべが別々の花にある(すべて不完全花)

めしべは通常花一つに1本ですが、裸子植物(単性花)には

めしべが多数あります。

単性花の方が数が少ないので「例外」的ですから、そちらを

覚えた方が良いでしょう(「例外」を覚えるのが暗記の基本)。

 

代表的な単性花

単性花:めしべとおしべが別々の花にある(すべて不完全花)

(裸子植物は約800種、被子植物は約20万種なので、「裸子植物」はいわば例外です)

裸子植物はすべて単性花(+風媒花)

(裸子植物語呂合わせ:「粗末(そまつ)なイスらしい」

(ソ・ソテツ、マツ・松、い・イチョウ、す・スギ、らし・裸子植物)

(以下は「被子植物」で単性花)

ウリ科(ヘチマ、カボチャ、キュウリ、ゴーヤ)デブな実が特徴です。

・トウモロコシ(被子植物+単子葉類+イネ科)

「裸子植物」と「被子植物」についてまだ分からないという方は、

「植物の分類」を先に読んでください。

 

花びらの枚数とおしべの本数

基本

双子葉類:花びら5枚、おしべ5本(マメ科は10本)

単子葉類:花びら3枚(イネ科は0枚)、おしべ3本、又は6本

例外

アブラナ科:花びら4枚、おしべ6本

バラ科:おしべ多数

植物の世界2種子植物 | ラスカルのブログ

 

 

植物(花)については以下の順番で勉強(読んで)してください。

1 そもそも「生物」とは何か(条件3つ)?「動物」と「植物」の違いは?

2 光合成(水・二酸化炭素・光・葉緑体)

3 植物の分類:種子植物→被子植物→単子葉類→チューリップという世界認識

4 花のつくり(花の4要素・両性花と単性花・花びらの枚数)

5 受粉(種のでき方)

6   種子の作り

7 発芽と成長

8 根・茎のつくり

9 葉のつくりとつき方

10  蒸散

11 季節と植物

12 代表的な花