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理科(特に生物)は「分類の教科」といってもいいでしょう。多すぎて覚えられない?
確かに覚える事はたくさんありますが、「大事な事を繰り返す」事で短期記憶が長期記憶
になっていきますので、繰り返しやりましょう。
この記事では、「個々の花」の特徴(試験に出題される所)を中心にまとめますので、
一概に【分類】ではありません。
画像出典:https://yuzupa.com/syokubutsu/
イネ:単子葉類・夏に開花し秋に実が成長し穂がたれる
画像出典『塾技100理科』p122
【「単子葉類の植物の語呂合わせ」:いとうすすむエッチね+ユリ】
イネ・トウモロコシ・ススキ・ムギ・エノコログサ・ツユクサ・チューリップ・ネギ・ユリ
「単子葉類」は植物の分類時にとても便利なので必ず暗記してください。
●イネは夏頃に花が咲き、秋には実が成長して穂がたれます●
(「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」:「立派な人ほど謙虚な姿勢である」
ということわざがありますが、これは秋の情景でもあるわけですね。)
●イネは花弁やがくのかわりに「えい」を持つ「不完全花」です(開花直後に自家受粉)
●イネの種子は空気(酸素)が少ない水の中でも発芽可能:イネの酵素が酸素が少ない所でも働くため
→(水の中でも発芽するが)育ちが悪いので苗代(なわしろ)で育苗してから田植えをする
ススキ:単子葉類(イネ科)・夏から秋に花、秋に実、地下の茎と根で冬越し
●ススキは秋の花の代表:夏から秋に花が咲き、秋に実ができる
【「単子葉類の植物の語呂合わせ」:いとうすすむエッチね+ユリ】
イネ・トウモロコシ・ススキ・ムギ・エノコログサ・ツユクサ・チューリップ・ネギ・ユリ
「単子葉類」は植物の分類時にとても便利なので必ず暗記してください。
画像出典『塾技100理科』p122
●ススキも(イネと同じく)花弁やがくのかわりに「えい」を持つ「不完全花」
●ススキは地下の茎と根で冬越しします:地上部文は冬には枯れます
画像出典『塾技100理科』p122
ヒマワリ:キク科・春に発芽し夏に花・秋に(多くの)種子
画像出典『塾技100理科』p122
●ヒマワリは夏の花の代表ですね:春に発芽し夏に花・秋に(多くの)種子
●ヒマワリは約1500個の花が集まって1つの大きな花になっています
●外側の黄色い花弁が舌状花(ぜつじょうか)でその花にはおしべがありません。
内側の濃い色のぶぶんは筒状になっていて、筒状花(とうじょうか)といい、ここ
の花はおしべめしべと揃っています。
http://scootist.blog98.fc2.com/blog-entry-805.html
●ヒマワリは外側の舌状花が先に咲きます
キク科の花:タンポポ・ヒマワリ・コスモス・アザミ
タンポポ:舌状花のみ
ヒマワリ:舌状花と筒状花
コスモス:舌状花と筒状花
アザミ:筒状花のみ
*舌状花は虫を引き寄せるためで筒状花で種子を作ります
コスモスとアザミ
ホウセンカ:夏の花・ツリフネソウ科・離弁花(花弁4枚)
ホウセンカといえば中島みゆきの歌ですね~~~
●ホウセンカは夏の花です
●ホウセンカは花弁4枚の離弁花です
●ホウセンカは種子を遠くに運ぶために実が熟すとはじけて中から種子が飛び出します
画像出典『塾技100理科』p122
中島みゆきの「ほうせんか」にも、
「ほうせんか 私の心 砕けて砕けて紅くなれ
ほうせんか 空まであがれ あの人にしがみつけ」
ええね~~~~。
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